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2004.04.11

99歳が織りなす西陣織は6000p

今日、ポイントが高かったもう1つのテレビ番組は「木村佳乃が時空探検!京都の美と匠 99歳の色彩魔術師

驚くポイントはいくつかあった。
スポンサーの非破壊検査(株)が、そこそこよくできたCMを(しかも、あれだけバリエーション豊富に)持っていたのもその1つ。まあ、これは本編と関係がないのでこのくらいでおいておくとして...

やはりなんといっても驚いたのは、表題にもある99歳でありながら驚くほど美しい西陣織を編み出す山口安次郎さん、その人。

99歳とはとても思えないほどの元気さで、朝は畑を耕し(ここいらへんちょっとTVを離れていたので怪しい)、機を織り、そして夜には500gの肉を食す。しかし、そこから紡ぎ出される西陣織がただ美しいだけでなく裏側から見た時にも無駄な糸がないので、軽くて機能性にも優れている、という。

 世界各国に自分の作品を提供し、これから何十年、何百年かけて自分の作品がそれぞれの地の気候とかでどのように変化していくかを楽しみたい、自分は300歳まで行きたいと言う力強さにもちょっと感動。

 このあたり、絵に環境が及ぼす変化も作品の一部と考えて、わざと絵を傷つけたり、屋根のない雨ざらしのアトリエで作品を描いたムンクにも通じる心境か?

番組の中で、山口さんの西陣織を、テレビの走査線と比較したのもおもしろかった。テレビは525i(走査線525本)だけれど、山口さんの作品は走査線4000〜6000本以上、これってハイビジョンよりもきめが細かいっていうこと!?

番組は山口さん以外にも、京都とサイエンスをキーワードに、陰陽師の天体観測からエジソンのフィラメントまで、いろいろな事柄を紹介していたが、いずれにせよ、こちらも再放送の折りには、ぜひとも録画したい番組だった

4月 11, 2004 文化・芸術 |

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コメント

現行のテレビ(525i)やハイビジョン(1080i)は飛び越し操作(interlace)ですよね。これに対して西陣織の6000本というのは飛び越しではない Progressive な走査線の本数ということで、6000p と言ってもいいかもしれません。

投稿: ken1 | 2004.04.11 19:20

おっしゃる通りですね
走査という言葉に惑わされて
つい「i」にしてしまいましたが「p」ですね
恥ずかしいのでタイトルもそれにならって直してしまいました。

しかし、そう考えるとハイビジョンもまだまだなのかもしれませんね(笑)

投稿: nobi | 2004.04.11 21:21

私もこの番組をちらりと観ました。100年、200年それ以上の単位で物事をみるという感覚がすでに何かを超越していますね。法隆寺の修理などを手がけた宮大工の大棟梁、西岡常一氏を彷彿とさせます。

投稿: izumi | 2004.04.14 02:49

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