リムーバブルHDD時代再来か!?
昨日の一連のiVDR関連の発表に続いて、Iomegaも久々にリムーバブルHDDの新製品、「REV」を発表した。
以下、いずれもPC WATCHの記事:
今や世の中すっかり、なんでもかんでもHDDだ。
携帯型音楽プレーヤーもHDDだし、ビデオ録画も(1次録画は)HDD、デジタルカメラのストレージもHDD...
しかし、その一方で、リーダー/ライター+交換式のメディアという製品構成のいわゆるリームーバブルHDDは、いつのまにかすっかりとなりを潜めてしまった(MicroDriveはリームバブルHDDといえなくもないが、メディアが高いので、普通持っていたとしても1〜2枚だろう)。 SyQuestとIOMEGAがしのぎを削っていて闘っていた時代が懐かしい。
そこへきて昨日からiVDRとREVが相次いで発表された。リムーバブルHDD衰退はハードディスク大容量化で、「容量/価格」的にバックアップメディアとしての魅力を失ったことも一因だと思う。
そう考えるとiVDRは20GB/25000円で必ずしも有利とは言えなさそうだが、著作権保護関連のしくみを取り入れて、AV機器との連携も視野にいれているのがおもしろく(実際、昨秋のCEATECなどでも、AV機器とあわせた展示が主だった)、今後のAV製品との連携次第では魅力的になりそうだ。
一方の「REV」は35GB/8000円(59.99ドル)前後と昔ながらのパソコン用リムーバブルHDD的な魅力がある。
今後のリムーバブルHDDの生き残り手段としてどちらの道が正しいのか。見えざる(消費者の)手がどちらを選ぶのか興味はつきない。
ここいらへん、ぜひSeagate Technology、SyQuest Technologyそして(ORBの)Castlewood Technologyを創設したSyed Iftikar氏の意見も聞いてみたいところだ。SCSI時代に俺と一緒にリムーバブルHDD(ドライブ)を買い続けたKiyologのkiyorin氏でもいいけれど ;-)
4月 13, 2004 パソコン・インターネット | Permalink
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コメント
REVは安価なメディアが魅力ですが、PC用データバックアップ用途がメインのようですね。ハイビジョン番組を録画するのは、著作権保護機能のあるiVDRでないと無理でしょう。2.5インチの安いiVDRメディアが出てくれば、PCと家電の両方で使い回しができるので、(少なくとも日本では)こちらが優勢になりそうな気がします。Rec-POTのiVDR対応もあるかもしれませんしねー(私もすごく気になってきました)。
AV家電がみんなiVDR miniスロットしか備えていなかったりするとどうなるかわかりませんけど。
いずれにせよ、久々にストレージでそそられています。
投稿: Tats_y | 2004.04.14 14:29
リムーバブルは今でもうちでは健在だよ。
さすがにHD系はSyJetしかもう使ってないけど
(新品メディアもないし、1.5GBメディアが3枚だけ)。
リムーバブルHD系は、AV機器や小型情報家電向けには、
まだまだ未来があると思うんだけど、価格と容量と性能
と信頼性のバランスが今後どうなるかだな。
SONYのPSP搭載の光磁気系ドライブも気になるし。
投稿: Kiyotaka | 2004.04.14 16:23
お二人ともご無沙汰です。
Tats_yさん、例の打ち合わせはNABの後になっちゃいましたね。すみません。それまでにいろいろまとめておきます。
kiyotaka
SyJet懐かし過ぎ...
俺はGB単位のメディアは持っておらず、
段ボールを埋めているのは、SyQuestもSyQuest互換で容量倍のフランスの会社のメディア(名前を忘れた)も128/230MB MOそしてQICのテープかな。
今、ちょっと思ったんだけれど、この段ボールいっぱいのバックアップ情報って、今ならiPodにコピーしてポケットの中に入れて持ち歩けるのかも...
HDDの進化恐るべし
投稿: nobi | 2004.04.14 17:14
SyQuestならメディアだけはまだ数枚ある。
HD系ではないが、Tahichiもドライブ、メディアともあるよ(Libの払い下げ?)。
あとDDSもドライブ、メディアともあるなぁ。これはSGIのIndigo2&O2のバックアップ用。
投稿: Kiyotaka | 2004.04.14 22:23