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2004.10.24

タクシー会社、競争前夜!?

タクシーに望むことは多々ある。

朝飛び乗ったタクシーがタバコ臭くて、衣服にまでタバコの匂いが染みついちゃったりすると、その日、1日が暗くなる。
逆にタクシーの中で、朝の一服をしたい人もいるだろうし、禁煙/喫煙のタクシーをうまく選んで捕まえることができればいい。

一時は「革新的!?」と思ったけれど、最近はすっかり見かけない近距離タクシー。
傘を忘れた雨の日、近くの駅から自宅までちょっと飛び乗るのにバス代+100円くらいの近距離タクシーはなかなかうれしい存在だったけれど、いつも見かけるのはタクシースタンドの後ろの方、順番を譲り続けて待つべきだとしたらそれはそれであまり意味がない...

最近よく見かけるJALやANAのマイレージ加算サービス、もう少し頻繁に同じタクシー会社に乗ることができれば、JALクレジットカード、ANAクレジットカードをつくることも考えるんだけれど...

数週間ほど前だろうか、六本木ヒルズに行ったとき、アカデミーヒルズの入り口のあたりに「未来のタクシーシンポジウム」とか、なんかそんなボードを抱えた人たちを見かけた。

年に数回、「あ、タクシー会社もがんばっているんだな」と思わせる新種のサービスが話題になるし、タクシー会社もタクシー会社なりにがんばっているんだろうなとは思うのだけれど...

どのサービスも結局はそれほど日の目を浴びないまま廃れていってしまう。

その最大の原因は、タクシーってほとんどの場合は流しかタクシー乗り場で捕まえていて、なかなか自分が望んだ会社のタクシーに乗れないことだろう。

でも、今年になって、そんな状況を変えてくれるかもしれないと思える革新的サービスが登場した。

国際自動車(株)がこの春に始めた「km my taxi」だ。

同社は全タクシーにGPSを搭載し、位置情報を把握することで、お迎え時間を従来の5分の1ほどに短縮したという。
このカタログを見た時には「なるほど、その手があったか!」と目からうろこが落ちた。

やってくるかどうかもわからない流しのタクシーを通りに身を乗り出して待ち続けるよりも、待ち時間が少ないなら、スターバックスか何かでラテをすすりながら待つ方が優雅だ。
その革新性に感動し、サービス開始直後にはmy taxiカードをつくり、それ以来blogに書かなければと思い続けて早半年。
でも、実際にこのサービスを使ってみて感銘を受けたことはない。
逆に「なんで、こうじゃないんだ」と歯がゆい思いをすることの方が多いくらいだ。

待ち時間の方は平均して7〜8分。これが早いのか、遅いのかはわからないが、大抵、迎えを頼むと、実際に迎えが来るまでに2〜3台は流しのタクシーを見過ごすことになる。それでも、kmのタクシーに乗ることで(kmでしか使えなくてもいいから)マイルみたいなものが貯まるのなら待つ価値があるが、とくにそういうこともない。
そもそも、電話の方も結構もたもたしていることが多く、こちらのID番号を伝えるのは一瞬だけれど、「只今、近くの車を探しています」と言われてからの待ちが長く、まだまだ合理化の余地はある、と見た。
だから、夕立などが降ってきたら、やはり流しのタクシーを捕まえてしまう。

また、自宅や会社などよく利用する場所のGPSコードを4ヶ所ほどカードに印刷してもらえるのだが、印刷してもらえるのはコードだけで、いまだにどのコードが自宅で、どれが会社、どれが実家なのか把握できていない。

それに運転手の教育も中途半端で、サービス開始直後の夏はともかく、今になっても「あ〜、このコードね。私、初めてなんですよ。とりあえず○○を左に曲がればいいんですよね?」とまったく番号を有効活用してくれない運転手がかなり多い。

GPSの精度にも少し問題があるのかもしれない。一度、早朝、成田エクスプレスに乗る渋谷駅新南口への迎えを頼んだが、なかなか迎えが来ない。実はうちは三角州みたいなところの真ん中にあるのだけれど、迎車はGPS登録してあるはずの入り口側ではなく、裏手で待っていたーーおまけに迎車を前日から予約した場合はエキストラの料金がかかるのも問題だ。

とはいえ、アメリカン航空にしてもそうだけれど、それまでの成功の上に座りこまず、常に革新を続ける企業は好きなので、これまでも流しを捕まえるときには、2〜3台やり過ごしてkm taxiに乗るようにしていた(新しい挑戦は失敗にせよ、成功にせよ応援していきたい)。

でも、サンタモニカからの帰り、編集部から中央無線のタクシーに乗って同社でも同様の無線配車システムを導入したと知った(2004年4月から導入って書いてあるけれど本当だろうか?とりあえずこの案内を見たのは今回が初めてだ)。タクシーにGPSナビゲーションとかが備え付けられていた記憶もないし(あったのかな?)

いずれにせよ競争が出てきたのはいいこと。今後はこのGPS無線配車が当たり前になって、まずは待ち時間5分、3分(弱小会社は連合を組んでもいいだろう)と縮めていくことから始めて、やがては高すぎる東京のタクシー料金を値下げしたり、マイレージサービスを展開したりと次なる革新へと発展させて欲しい。

そう、京都とかに行くと思うけれど、実は日本でも東京以外だとタクシー会社同士がもっと公正に競争をしていていいサービスを提供していたりするところがあるんだよね...

10月 24, 2004 タクシー |

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コメント

タクシーはこれからどんどん進化して行く可能性を持った交通機関だと思います。
kmのmy taxiはハイヤーで所有台数を多く持っていた国際自動車がバブルによってハイヤー利用が少なくなり、ダンピングしても稼働率が55%を切った事から苦肉の策でスタートしたらしい…。
現在は功を奏している様ですが、ソフトであるスキルを持った運転手が不足しているという事実…。
配車側でも顧客に合わせて運転手を割り当てている様ですが、要望にはなかなか添えない事も多いのが悩みとか…。
国がロンドンタクシー並の基準を元に資格試験を行い、運転手の地位とレベルを上げるのもいいが、各タクシー会社が独自のサービスと運転手の教育を徹底させる事により、ニーズに応えられるサービス業として確立させれば良いと思う。
しかしながら多くのタクシー会社のトップは流しの感覚があるから新しい事に対しておっくうである。^^;
あるていどのガイダンスは国で整備してあげた方が良いのかもなぁ…。
ま、されていない今だからこそ新規参入やサービスの差別化によりシェア獲得も可能なのだけどね♪^^

投稿: よー | 2004.10.25 04:54

おー、km my taxiの裏にはそんな背景があったんですね...
とにかく、このGPS配車でようやくタクシー会社ごとの特色を出す意味がでてきたと思うので、これをきっかけに各タクシー会社には大いにイノベートしてもらいたいところです

投稿: nobi(林 信行) | 2004.10.25 13:47

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