« BLOGを書いてバックステージ・パス | トップページ | Apple Expoに出展しませんか? »

2005.07.13

どうなる!?日本の公衆無線LAN【訂正版】

*NTT東日本の「Mフレッツ」とNTTdocomoの「Mzone」を混同していました。それにあわせて書き直してあります*


私は公衆無線LANサービスのヘビーユーザーで、HOTSPOTやJR東日本の試験サービス、M-zone、Yahoo! BBモバイルなど入れるサービスは一通り入っている。
外出時のメールチェックは、ほとんど公衆無線LANホットスポットで行なっている。

一時は使っていたAir H"も、


  • 無線LANホットスポットの利用率があがった
  • Bluetooth接続型AirH"端末が出ない

を理由に解約してしまった(最近、またちょっと使いたくなっているが、前回、解約がきわめて面倒だったので、それを考えるとなかなか契約できない)

最近、便利なauのGPS付き携帯電話、「W21CAII」を購入したので、メールをチェックしたくなると、これを開いてGPS情報を元にした周辺検索機能で、近くのホットスポットを検索している。

見ず知らずの土地でも、ホットスポットの一覧が現れ、しかも、そこまでどう歩いていったらいいかナビゲーションしてくれるので、便利でたまらない(EZナビウォークはBREWという携帯プラットフォームのカンファレンスのアプリケーションコンテストで、毎年、賞を受賞していたほど海外でも評価が高く、海外の携帯業界の人々が一番うらやましがるサービスの1つでもあった。ちなみに、まもなく、米国でもサービスが開始する。)

思いつく公衆無線LANサービスは、ほとんどサービス開始当初から入会している。HOTSPOTは実験サービス時代からの会員だし(これを一番使っている)、Yahoo! BBモバイルも入っている(2番目)、JR東日本と日本テレコムによる駅の公衆無線LANサービスにも実験時代から入っており、成田エクスプレスが東京駅で連結する時間を使ってメールをチェックしていた(現在、このポイントは使えない模様)。

MzoneもMacで使えるようになってから、FOMA(携帯電話)のiモードメニューから申し込んで入会した。

それだけに、月額利用料が設定されておらず、使う度に1日500円払わなければならない「Biz Portal」はあまり好きになれなかった。

 最近、六本木ヒルズのツタヤで、BizPortalを使った体験談と不平をmixiに書き込んだら、カイ@BBさんという方に、「無線LAN倶楽部」に入れば、BizPortalが無料で使えることを教えてもらい、次の機会に入ろうと決意していた。
関連記事@mixi:マイミク=mixi上の友達の方しか読めません。スミマセン)。

そんな折、青天の霹靂ともいえるこのニュースを目にした:
NTTグループ、公衆無線LANサービスのインフラを統合(CNet Japan)

しかも、この発表により入ろうとしていた「無線LAN倶楽部」はなくなるという...

これまで「本当にこのままで大丈夫?」と思いながら使っていた公衆無線LANサービスに今、大きな変化が起きようとしている。

個人的に今、もっとも応援しているのは、もちろんlivedoorの無線LANサービス、「livedoor Wireless D-cubic」だ。

利用料金といい、IEEE 802.11gを使っている点といい、カバーするエリアの広さといい申し分ない。

7月はじめからという印象があった試験サービスの受付が、ひっそり7月末に修正された。待ちきれない気持ちはあるが、失敗しないようにじっくりと計画を進めてほしい。もし、公約を本当に実現できたら、それは素晴らしいことだから。

かつて、MIS(Mobile Internet Service)という会社が提案していた街角インターネットというサービスの実現を夢見ていただけに、その夢を重ねてみてしまう(それだけに慎重にサービスを始めて欲しい。もっとも、MISもかなり慎重ではあったのだが...)。

ものすごくインパクトも競争力もあるサービスなだけに、いよいよ他社も現状のままではいられなくなったのだろう。
確かにNTTグループの会社が、新サービスを発表する度に、それを歓迎する一方で、「また別の会社の別のサービスか」とあきれていた一面もある。おまけに最初の頃は、相互ローミングがないので、すべてのサービスに入会しなければならなかった(最近はローミングが進んでいるので、大手ISPのアカウントを持っていれば従量制で使える無線LANサービスも多い)。
 それが今回、ようやく1つに統合される。
 これは同じアカウントで使えるエリアが拡大することであり、歓迎すべき動きだ(でも、個人的には「ついでにBizPortal」も使えるのかが気になってしまう)。

こうなってくるとYahoo! BBも動かざるを得ない。
War Drivingをしていると「Y!BB User」というアクセスポイントをよく見かけるので、Yahoo!は、もしかしたら大胆にも、こうした個人宅のアクセスポイントを、公衆無線LANとして開放するんじゃないか、と睨んでいるのだが...

むちゃくちゃな計画にも見えるが、実は以前、これと似たことを草の根+オープンソースでやろうとする試みがあった。SPUTNIKという計画だが、ビジネスモデルに問題があり中止してしまった

Yahoo!が、個人ユーザーに、家庭のアクセスポイントを公衆APとして公開する代わりに月額利用料を安くするといったサービスを展開し、Y!BB以外のユーザーから無線LAN利用料を徴収すれば、一気にアクセスポイントを最多の公衆無線LANサービスができあがるような気がする

 livedoorがとりあえず山手線の内側をカバーし、NTT系がそれ以外の繁華街/ビジネスエリア、Y!BB mobileが住宅エリアをカバーしてくれると、私の無線LAN事情は一気に快適になるのだが...

 いずれにせよ、今年は日本の公衆無線LANサービスが大きく変わる年であることは間違いない。

 「日本をはじめとするアジア諸国は、人口が密集しているため、ADSLや面エリアをカバーするような無線LANサービスの展開では有利」ーーMISの方々がそう言っていたのを思い出す。

 米国だと同じように人口密集地帯のマンハッタンでは、草の根の努力で、かなり広域の公衆無線LANが実現していて、何よりもBryantt Parkなど公園の中でメールチェックできるのが気持ちがいい。日本はこれまで面サービスではなく、NTTコミュニケーションとモスバーガーが生み出した飲食店内型「ホットスポット」が中心だったのがよくもあり、悪くもあった...

 ちなみに米国だとCompaq、T-mobileと共にサービスを開発してきたStarbucksが、定番ホットスポットとなっているのだが、日本のスタバはなぜ、ホットスポットサービスをやらないのか不思議だ。
 東京にもこれだけ店舗があるのだし、始めてくれるとうれしいのだが...(それに海外からの客の中には無線LANを期待して入店してくる人もいるのではなかろうか)。

 最初、iBookがAirMacを搭載したとき、日本ではAir H"などがあったこともあり、半径50mでしか使えないAirMacはモバイルとはいえないといった記事が目立った。
 雑誌記事でAir Macはモバイルと言うよりもケーブルフリーの快適なインターネット接続を目指したものだと啓蒙しつつ、その一方で、MACPOWERの「ニュースの横顔」というコーナーで、実は電柱の上にホットスポットのアクセスポイントを置いたら、東京中をホットスポットにできるのにと書いた記憶がある(当時、ちょうど電柱は光ファイバーの経由地点として注目を集めていた)。今からもう6年前のことだが、あの夢が今、まさに現実になろうとしていると考えると、感慨深いものがある。



蛇足だが、上で紹介した都内で利用できる主な無線LANサービスをまとめなおすと:



ついでに、auの一部の携帯電話で使われているBREWという技術ーーこれ、なかなかおもしろいです。先月、サンディエゴを取材してきて、日経BPの「Tech-On!」で記事を書いたのでよければ読んでみてください:
Tech-On!: BREW 2005 SPECIAL FEATURE

[mixiからこの記事を読みにきた方へ:mixiの日記に戻る]

7月 13, 2005 パソコン・インターネット |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1864/4953622

この記事へのトラックバック一覧です: どうなる!?日本の公衆無線LAN【訂正版】:

» 公衆無線LANをやってみよう トラックバック www.sabo-tage.net
ずっとやってみたかった公衆無線LANサービス。 自分のノートPCを持ってお出かけし、カフェなんかでカチャカチャやっちゃうアレを。 でも過去に一度会社に持って行った時、その重さに家 [続きを読む]

受信: 2005/09/10 14:30:04

» TBS ネット戦略加速 トラックバック ネット社会、その光と闇を追うー
◆電通・アマゾンと新型通販、NTTとはネット配信      [続きを読む]

受信: 2005/10/25 22:31:13

コメント

はじめまして、いつもMacPower等で拝見してます!
MフレッツがMacで使えるようになったと文中にありますが、Mフレッツのページを見てもMacで使えるような気がしません。何か裏技でもあるのでしょうか???

投稿: iwasaky | 2005.07.13 17:16

iwasakiさん、はじめまして
ごめんなさい。私が使っているのはよく考えたらMフレッツじゃなくって、Mzoneでした。
最近、無線LAN系の記事とかを書いていなかったこともあり、この2つのサービスを完全に混同してしまっていました。
同じNTTグループ系である上にモバイルの「M」で始まっていて紛らわしい。
Mzone、Mフレッツはどちらも(おそらくサポートが面倒なので)Macサポートを表明していませんが、少なくともMzoneの方は、試したらつながったのでそのままFOMAで入会申し込みをして入っちゃいました。

ようやく今になって思い出してきましたが、Mフレッツの方はIEEE 802.11xという認証方式をしているため、Macで使えませんでした。ただ、Mac OS XもTigerからは(今、出がけなので詳しく調べていませんがPantherからだったかもしれません)IEEE 802.11xをサポートしているので、もしかしたら使えるかもしれません。

せっかくの機会なので調べてみます。
誤解する人が出ないように記事修正しておきます。
ありがとうございました。

投稿: nobi | 2005.07.13 18:01

公衆無線LANのアグリゲーションサービスってどうなんでしょうかね。

▼ワイヤレスゲート
http://www.tripletgate.com/wirelessgate/

価格.comがはじめたのはこのOEMだそうです。
従量制は利用時間の単位をもう少し短く切ってもらいたいところですが。

投稿: ミヤワキ | 2005.07.13 23:14

なるほどMzoneの方でしたか!紛らわしいですよね似てて……
MフレッツはUSBのハードウェア認証キーを使ってるあたりも曲者な感じですよね。フレッツBユーザーなので使えるようになるといいのですが……

投稿: iwasaky | 2005.07.14 10:54

ミヤワキさん、
そうだ、ソレもありましたね。1カ所に長時間座って作業する場合には、従来型サービスがいいけれど、確かに私もこれにすればいいのかも...
Wirelessgateはlivedoorにも声をかけているんですかね?

iwasakyさん、
そうなんです。スミマセン。Mフレッツそうなると厳しそうですね。

投稿: nobi | 2005.07.14 12:48

コメントを書く