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2005.08.27

Keynoteにショックを受けるハーバードの学生達

Harvard Asia Business Conference in Asia 2005、ブランディングセッションでは、久保雅一氏の日本アニメのブランディングの話しもかなり人気が高かったが、それを上回る人気だったのが外村仁氏のスピーチ。

人的リソースをかなり贅沢に使ったその内容の素晴らしさも去ることながら、学生達が一番ショックを受けていたのがアップル社のプレゼンテーションソフトの「Keynote」。

これまで見たこともないような、トランジション効果に、それまで寝ていた学生達も起き上がって「わ〜」と歓声があがり、拍手の嵐。

 150人くらいの学生の中で、(「Knowledge Navigator」はともかく)「1984」のCMを知っている人が4〜5人しかいなかったのはジェネレーションの差だろうか、びっくりした。(私は大学はアメリカだったけれど「Advertising(広告)」の教科書にちゃんと、もっとも成功した広告戦略の事例で出ていたのに...今は教科書も違うのだろうか)

 もっとも、'90年代、中頃のアップルが見せていた伝説やら、ビジョンやら、広告戦略には、今日のハーバードの学生も感銘を受けていたようで、途中モデレーターから「短くするように」と言われても、生徒達から「止めないでくれ」の声があがるほど。

 ハーバード学生の奥ゆかしさか、Q&Aセッションでは、あまり質問が出なかったけれど、Q&Aが終わると、皆、外村さんのところに集まってきて、出てくる質問が、「あのPowerPointは、どのPowerPoint?」という質問。

 外村さんが「あれはKeynoteというアップルのソフト」と答えると、「どうやらKeynoteって言う名前のPowerPointらしい」という訳の分からない会話が漏れ聞こえてきて「そのPowerPointはMacにしかないの?」と言う質問が飛び出してくる。

 今やハーバードの学生の間では、PowerPointは製品名ではなくクリネックス同様ソフトの種類の名称にまで昇格しているのかも。
 昔、プレゼンテーションソフトと言えば「Aldus Persuasion」がすごくて、海外の学会で「Persuasion」を見た日本の教授やら学生がこぞってMacを(海外で)買って持ち帰り、医科歯科系の世界にMacが広がっていった。

 しかし、1997年にそのPersuasion(当時はAdobe Persuasion)が開発中止になってから早8年、今やすっかり、プレゼンテーションソフト=PowerPointなんですね。

 パワポといえば、びっくりするのがWindowsユーザーの方々と、アイディアとかのやり取りをすると.pptファイル(PowerPoint)で送られてくることが多い。Windows系の定番ソフトで、実は一番、作図をするのが簡単で身近なソフトはPowerPointということなのだろう。

 プレゼンテーションソフトって何気に重要なソフトだと改めて実感した1日でした。

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8月 27, 2005 Mac |

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コメント

しかし、送られて一番困るのがパワポのファイル。重いし、マイ・ラップトップにはOffice関連製品入れてないしで迷惑(笑)←このマシンでは仕事をしません宣言?
それにしてもプレゼンソフトの利用率はかなりのものなんですねぇ。

投稿: yuki | 2005.08.27 19:29

Keynote使ってみたいー!最近Macを買うと、試用版でiWork がついてくるんですよね。トランジションやら、アニメーションをいじっていると、PowerPointのそれよりもスムーズな動作に感動してしまい、ついApple store でポチしそうになります。Macを使い続け、もう14年になろうとしています。職場でwinを使っていますが、いつでも仕事のPCをMac環境に戻せるように、家では仕事をMacでやっています。

投稿: zenzo | 2005.08.28 02:08

> ることが多い。Windows系の定番ソフトで、
> 実は一番、作図をするのが簡単で身近なソフ
> トはPowerPointということなのだろう。

余白や行間、グリッド、書式といった
ドキュメントの体裁を決める要素にしばりがなく、
自由自在にフォーマットを変えられる点は、
個人的に使っていて気持ちがいいです。

投稿: hatchbay | 2005.08.28 15:02

私も今年1月に行われた仕事関係の研究大会で,Keynoteを使って発表したところ,非常にうけました。その時も「PowerPointの使い方が効果的でした」とか言われたので,その都度訂正しましたが,ハーバード大学以上に理解してもらうのが大変でした。
私がKeynoteで好きなのは,もフォントの美しさです。大きいサイズのヒラギノ明朝を多用したくなります。自然と文字数が少なくなり,見やすいスライドになるようです。
トランジションは使いすぎると目立ちますが,肝心の内容を覚えてもらえないという危険性があるので,ここぞというポイント以外は,極力使わないようにしています。

投稿: J's Garage | 2005.08.29 08:59

私は、資料のほとんどをkeynoteで作ってますよ。プリントアウトするようなものはもちろん、ファイルのまま渡すものも、keynoteで作って、PDFに書き出して渡してます。そうすると確実に見られて、レイアウトも崩れませんから。

投稿: ken | 2005.08.31 21:46

こんにちは。
Blogが移転しているようですふぁ、どうしてもこの記事にコメントというか今の大学生をしってもらいたくて書き込みます。
いま、自分は大学生です。
とある千葉の外語大です。
授業では、よくプレゼンテーションを行います.
授業では、よくパワポを使います。
そして、僕はみんなの話を聞いていると
プレゼンテーション=パワポになっているようでたまらないのです。
プレゼンテーションとは、なにかを伝える為に行うもので、
それを効果的にするスライドを作るのがパワポだったりキーノートだと思うんです。
授業でも、プレゼンテーションだーってなった時にまず先生はパソコンを渡します。
そしてパワポを開いてからスライドを作り発表する。
これが普通になっています。
そして、プレゼンの際に必要なものの中に、スライドのコピーがあり時々プレゼン=スライドorパワポと感じます。
記事を書かれたのが2005年だったと思うのですが
それから7年。
事態は深刻だと思います。
だからプレゼンは面白くありません。

投稿: 大学生 | 2011.12.15 18:09

管理人です。こちらのポストと同じものを新ブログにも転載してあります。
大学生さまのコメントも、そちらに転載させてらいました:

http://nobi.com/jp/mac/entry334.html/keyword/ハーバード/

投稿: nobi | 2011.12.16 13:00

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