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2007.01.25

TypeTrace、パリからプラハへ

以前、CNet Japanでも紹介させてもらった遠藤拓己さんのアート作品、「TypeTrace」が、土曜日までエッフェル塔のすぐ近くフランス国立シャイヨー劇場(Theatre National de Chaoillot)で展示されています(オープン時間は19時から20時30分までの短い時間なので注意)。

CNet Japan:「オープンソース」×「アート」=?--DIVVY/dualプロジェクトより

遠藤さんが展示の様子をFlickrで公開していました。

[上のスライドショーは、nobilog2の現在のレイアウトにあわせて横幅を短くしています。すみません。クリックして遠藤さんのFlickrをご覧ください]

3月末から4月にかけてはプラハの美術館での展示が、そして2007年11月には再びパリでの展示が決まったそうです。

「TypeTrace」は思考の痕跡を残すテキスト入力/再生ソフト。
普通、パソコンで打ち込んだ文字は、誰が打ち込んでも、どんなに思いを込めても無表情の同じ形。
メニューでフォントの種類やサイズを変えることはできても、それは跡づけの装飾に過ぎず、タイプしていた時の感情を伝えるものではない。
 そういう意味では、手書きの文字の方が、よっぽど背景の物語が伝わってくる。

TypeTraceは、この文を書くときの思考の痕跡を残そうと試みた作品で、タイプにかかる時間に応じて文字がどんどん大きくなっていく。
熟考してからタイプした単語は、そこだけ

こんな感じ

で、文字が大きくなり、ささっと書き終えてしまった部分はそのままの大きさになる。

TypeTraceでもう一つおもしろいのは、タイプしている様子をそのまま記録して、QuickTimeムービーのように再生できること。

文章を書いている途中で、文章を消して打ち直したり、誤変換したりといった様子もすべて「再生」される。

実はちょっとした縁で遠藤さんに「TypeTrace」を使わせてもらったので、これを使って遠藤さんにメールを書いてみたが、その体験であらためてこのソフトのすごさがわかった。

メールを書いている人と、読んでいる人が同じ長さの時間を共有する。
ここで生まれるintimateな感触は、これまでの効率優先のソフトにはなかったものだ。

他の人が書いている文章を再生してみるのもおもしろい。
「あ、次はきっとこんな文章を書くんだろうな...あれ、違う? あ、消している、消している。やっぱり、そうだ。ほらほら。うんうん、わかる」とタイプしている様子をリアルタイムで再生しながら、書き手の感情に移入して、書く人と同じ側を向きながら文章を読むことができる。

このソフト、ぜひとも皆に体験させたい。Typetrace004


1月 25, 2007 アート |

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クリスマス〜正月空けまで作業していたお仕事の作品が、形になりました。 アーティストの遠藤拓己さんの「TypeTrace」という作品です。 現在パリのエッフェル塔のすぐ近く、フランス国立シャイヨー劇場(Theatre National de Chaoillot)という建物で展示されています。 前回は他の誰かがタイプしたエディター画面をプロジェクションして、 その時間軸含め再現するというソフトウェアがメインの作品だったんですが、 今回は実際にキーボードの動きでも再現されるようになりまし... [続きを読む]

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