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2007.08.30

地球×アート×IT

20070830_2145
なんだか、最近、イベント案内ブログと化しているnobilog2、またしてもイベント情報です。
(実は明晩(8/31)も大きなイベントをしかけているのですが...後日、報告します)


地球とアート、そしてITを感じさせるイベントーー実は今月はそんなイベントがたくさんあります。
まずは

Earth Coding Meeting - 地球を実装せよ 」


Earth Coding - 地球を実装せよ
日時:9月1日(土)14:30-17:00 (展示は17日まで)
会場:日本科学未来館 1F シンボルゾーン 
参加費:入館料のみ(シンポジウムは無料)

何度かこのブログでも紹介している「TypeTrace」のアーティスト、遠藤拓己さんや伊藤穰一(Joi)さんも参加する注目イベント。私も予定を変更して急きょ、見に行くことにしました。
(できれば早めに家を出て、今度こそ、Panasonic Centerの話題のスポット:「RiSuPia」に行って、hiratomoさんの仕事ぶりを見てこようと思っています ;-)

イベントの「Earth Coding」ですが、14:30-15:55の第1部【Earth Codingプロジェクト・ショーケース】は遠藤さんらが参加するシンポジウム。
16:15-17:00の第2部は伊藤穰一さんやソニーCSLの北野さんらが参加する【特別対談 情報技術は地球を実装できるか? 】、どちらもおもしろそうです。

遠藤さんのTypeTraceは、今年のFooCampにて(まもなくレポート記事が某所に掲載される予定です)、デモをしてきたところ反響が大きく、「このアーティストに声をからめた作品も作って欲しい」と言われました。が、実は遠藤さんは声を使った作品もつくっているんですよね。
 初台のICCにも「Project Phonethica Installation "Rondo"」という作品が展示されていましたが、今回の「EarthCoding」では、その「Phonetica」のシリーズで「Phonethica:VoiceCosmos+Rondo-D」という作品が展示されるみたいです。

ところで、9月の地球×アート×ITなイベントは、これだけではありません。

2つ目は、9月15日の正午から24時間にわたって開催される「Worldwide Continuous Event」の

Mozilla24

が開催します。

こちらもなかなかおもしろそうです。

実は「Mozilla24」については、CNet Japanさんで開催前の関係者のインタビュー記事を書かせてもらっています。

第1回第2回は、Mozilla Japan代表理事の瀧田佐登子氏と奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 教授 兼 Mozilla Japan 理事の砂原秀樹の対談をお届けしました。
第3回第4回は、米国Mozilla Foundation 理事 兼 有限責任中間法人Mozilla Japan理事である伊藤穰一(Joi)さん。
 このインタビューをしていた頃から、具体的なプログラムも決まり始めて、私の方も盛り上がってきました。
 さらに、第5回の大川さんのお話を伺って、このイベントがその先に向かってもいろいろといい影響を与えてくれそうな気がしていました。

 ここ数年のIT系イベントって、ビジネスセミナー系に偏りつつあって、ややマンネリ化が始まっていたような気がします。
 たしかにそういうイベントも勉強になって「これから取材してみたい、新しい会社とかサービス」を知ることはできるんだけれど、インスピレーションやモチベーションをもらえることは少ない気がします。
 名刺交換はいっぱいするけれど、1年後くらいに、どこかのパーティーで「そういえばこの名刺どこかで見たことがある」という人にはあえても、何か一緒に新しいアクションを起こしていけそうなパートナーを見つけられることは少ない。
 今回の「Mozilla24」は、その当たりがこれまでのイベントと違う気がしています。
 ITの話もあれば、教育の話もある。Mozillaの話もあれば、Creative Commonsの話もある。
 お勉強モードのまじめなセッションもあれば、家族で楽しめるセッションもある。
 そして何よりもアート、音楽がある。
 しかも、音楽方面では、ソニー最大のカリスマの1人(と私が勝手に信じている)丸山茂雄さんが率いる247musicが全面的に参加。
 「iPodとかもアリだし、好きだけどさ、(股間をさして)ココに響かないじゃん。やっぱり、ライブだよ。」という丸山さんのmf247のアーティスト達をWebブラウザ経由ではなくライブで見れるという点でもかなり期待しています。
 もちろん、日頃お世話になっているWebブラウザのFirefoxの開発者の舞台裏にいる人達にもライブであえるわけです。
 しかも、これが日本だけの閉じられたイベントではなく、大川さんのチームが用意するインフラによって、アメリカやヨーロッパやアジア、そしてもしかしたらアフリカとも(インタビュー第6回で触れているはず。削られていなければ)つながるというあたりで、このブログ記事のタイトルである「地球×アート×IT」にもつながってきます。


 しかし、今月の伊藤穰一さんは忙しそうだ。おそらく今年も審査員としてArs Electronica(5−11日)にも参加するだろうし、月末には、「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2007」も控えています。

THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2007

Joi_presentation


去年のイベントの模様は、nobilog2のレポート「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2006」やインプレスR&D刊の「WEB2.0の未来 ザ・シェアリングエコノミー WEB2.0への道 3」で読んでもらうことができます。

 IT業界にいるからといって、ただ技術ばかり、あるいはビジネスモデルばかりを考えていても長続きがしない。本格的な革新を生み出すことができない。
 今がいったいどういう時代で、世界は、市場は、人々はどういう方向に動いているのか、そのコンテクストを一緒に考える、このイベントは個人的にかなりオススメです。
 ちょっとアート色は少ないけれど、地球×ITにはなることでしょう!

9月はそれ以外にもオススメのイベントが目白押しだけれど、1度にあまりにたくさん紹介しても埋もれてしまうだけなので、これからはこまめに更新するようにします。


8月 30, 2007 opinion | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.08.21

WITHOUT THOUGHT Vol.8、今日から

Wt8

先月書いたブログエントリーに元ダイアモンド社の友達からコメントをいただいた。
今年のWITHOUT THOUGHTは8月...日...
昨日、そのことをハタと思い出して、あわてて検索をしてみると、なんと今日からだったことを発見!

WITHOUT THOUGHT VOl. 8


WITHOUT THOUGHTとは...「さまざまな企業から参加するインハウスデザイナーの代表チームに、プロダクトデザイナーの深澤直人氏を代表監督(デザインディレクター)に迎え、独自のワークショップを開催。その豊かな果実を世界に届けるプロジェクト」(上のリンク先のホームページより)
今回のデザインテーマは「拭く/wipe」

会 場:ギャラリー ル・ベイン
   東京都港区西麻布3-16-28 TEL:03-3479-3843
   URL: http://www.le-bain.com 
   入場無料


会 期:
   2007年8月21日(火)~9月7日(金)
   11:00-19:00
   初日13:00会場 最終日17:00終了


参加デザイナー:
千田夏海(NECデザイン)、岡田圭司(オリンパス イメージング)、幸森史(コクヨ)、石川隆祥・加藤英樹(セイコーエプソン)、草薙晴彦・檀上泰士・黒澤成希(大伸社)、吉岡佑二(東陶機器)、竹下尚一・田勢信崇(日産自動車)、能田弘行・伴真秀(日立製作所)、滝澤友洋・吉田良江(富士通)、小澤麻里子(プラマイゼロ)、清水啓太郎(松下電器産業 パナソニックデザイン社)、青木基浩・菊地克巳(松下電工)、檜尾安樹絵(ヤマハ)、梅澤朝樹・飯田雅美(リコー) 長崎 綱雄・橋倉 誠・岡田 望・武内 経至・古賀 麻生・荒井 心平・土田 博之(NAOTO FUKASAWA DESIGN)
プロジェクト&デザインディレクション 深澤直人
主 催:DMN(ダイヤモンド・デザインマネジメント・ネットワーク)
協 力:NAOTO FUKASAWA DESIGN


「WITHOUT THOUGHT」は、「遊び心」の詰まったアイディアとの出会いが楽しい。
「遊び心」と聞くと、「そんなのなんの役に立つんだ」という人も出てきそうだけれど、
実際に商品を使うユーザーは、どうせ使うなら楽しいモノがいい、という発想だ。

スペックシートやベンチマークテストでモノを語る時代が、すでに終わっていることは、
iPodやiPhoneといった実例をあげるまでもなく、敏感な人ならすでに肌で感じとっているはずだ。

こうした考え方についてはデザイン話ではないけれど、今年はじめのSouth by Southwest 2007で、
伊藤穣一(Joi)さんが非常にいいことを言っていた。
「アメリカだとまず『ビジネスはどうなんだ』といったくだらない質問が出てくるが、日本だとまず子供たちが楽しんで、それにビジネスがついてくる。何でも楽しい方がいいに決まっているじゃないか。」
さすがJoiさん。インタビューとかで話していると、ついつい日本の悪いところを指摘する話題で盛り上がってしまうことも多いが、その一方で日本の「いいところ」、「見習うべきところ」もちゃんと見抜いて、世界に広めようとしている。Joiさんといえば、最近、Mozilla24絡みで刺激的なインタビューをすることができたので、そのときの裏話もいずれ個々に書きたい。
ちなみに上の発言は、こちらの動画の2:35あたりから...

 脱線ついでに、最近、ソニーから「Rolly」とかいう新しい商品が発売されるとかで、ティーザー広告を含めて話題になっている。一部メディアではiPod対抗製品とか書かれているが、もしそうだったらちょっとガッカリだ。
 もはやただの携帯型音楽プレーヤーはiPodと、それに追随する「その他大勢」で製品としてのカタチが膠着し始めてしまっている(おそらく、この膠着状態を破るのは次のiPodだろう)。
 ソニーとは、そんなiPodとの消耗戦を続けるのではなく、むしろiPodの手の届かないところにある新しい楽しみ、新しいライフスタイル、といった提案をして欲しいところ。
 話題の「Rolly」が、そんな製品ならうれしいのだが...
 ティーザーも出ていると言うことは製品も完成しているのだろうけど、期待しよう。

 実際、ソニーはそういう提案ができる数少ない日本企業の1つだと思うし...本当はWIthout Thoughtなんかにも参加しているとおもしろそうなんだけれど...

Rolly
 (ティーザーを見たところ「ただ聞く」というのとは違うスタイルを強調しているし、「もしかしたら有望?」ってちょっとだけ期待している。また、Engadgetによれば製品は「卵形」だという。もし、本当にそうなら、それはカタチからして「携帯性」と決別しているわけであって、そのあたりも新しそうだ)。


 さて、今回のWithout Thoughtのデザインテーマの「WIPE」だけれど、実は最近、たまたま、私自身も拭くことへの関心が高まっていた。

 私のiPhoneは、これまでかなり大勢の人に見せてきた。
 そして、iPhoneの液晶は指紋がつきやすいので、見せる度に拭き続けてきたからだ。
 拭くのに使っているのは、パワーサポート社を訪問したときにいただいた真っ黒の業務用っぽいクロス、これがなかなかいい。あと、サンフランシスコでサンヨーが開催したイベントでもらったXactiのクロスもソフトだけれどかなりいい。
 ただ、どちらも携帯がしづらかったり、すぐにしわくちゃになっちゃったりと、相変わらずの問題もある。
 今回のWITHOUT THOUGHTで「拭く」という行為に対して、どのような提案があるのか、かなり気になるところだ。

 今日は、ちょうど夕方から六本木ヒルズでミーティングがあるので、その前後にでもちょっと寄ってみようと思っている。

 そうそう、今回こそは、ついでに会場にあるori HIGASHIYAにも寄ってみよう。
 HIGASHIYAは、中目黒にあるお気に入りスペースの1つ。
 WITHOUT THOUGHT会場の「ル・ベイン」にはその支店「ori HIGASHIYA」がある。
 いつも行きたいと思っていたが、時間がなかったりで、いつも行きそびれていた。


デザインのイベントといえばもう1つ、9月4日から新丸ビルの「丸の内ハウス」で「60VISION」の新作の展示会が行われる。
これについては、今、書いても忘れちゃいそうだから、もう少し迫ってきてから改めて書くかな。

「60VISION」といえば、深沢さんとも交友が深いナガオカケンメイさんのプロジェクト。
実はケンメイさんのD & DEPARTMENTはご近所さんで、先日、札幌でお会いしたときに「ぜひ、D&DEPARTMENTに公衆無線LANを入れてください!」と頼んだら「あ、じゃあ。ぜひどうしたらいいか教えてください」という話になってそのままになっていた...
近日中に訪問しないと...
でも、今は60VISIONの展示会や「D & DEPARTMENT/Sapporo」で忙しいのかもしれない...
3KGが中心になって進めているD&DEPARTMENT/Sapporoについては、今週末、また「Apple Store Sapporo」でイベントが行われるようだ。以下、3KGさんから送られてきたメールから抜粋:

来る8月25日(土)17:00より、Apple Store Sapporoにて第2回目のイベントを開催します。D&D代表ナガオカケンメイさんを再び東京からお迎えして、具体的になってきた札幌店の情報をいち早くお伝えします。デザインの視点から観光を見つめ直すプロジェクト「D&TRAVEL」の続報も併せてお伝えする予定です。北海道在住の方、是非ご参加下さい。

http://www.apple.com/jp/retail/sapporo/week/20070819.html

8月 21, 2007 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.08.20

郵便局への提案

10月に民営化されるという郵便局だが、ひとつ提案がある:「郵便物の回収」だ。
実はこのことはこれまでにも何度か、いろいろなところで記事にした。
(と、思っていたが、今、発見できたのはboiledeggs.comのこの記事だけだった:
日本人のユーザーエクスペリエンス

よく映画などで見かけるアメリカの郵便受け。この矢印の先の旗みたいな部分にはなんの意味があるかわかるだろうか?

Mailbox

実はアメリカでは、ここに切手を貼った郵便物を挟んでおくと
配達に来た郵便局の人が、ついでに郵便を回収していってくれるのだ。

アパート、マンションといった集合住宅でも、郵便受けがある場所には、
必ず郵便を出すためのポストも用意されている。

もちろん、町中にも郵便ポストがある(なんと、最近ではLucas Filmと組んでつくられたR2D2型のポストも全米200都市に400本あるそうだ。先日、サンフランシスコで時間切れで写真を撮りに行けなかったのが悔やまれてならない)。
こうした町中ポストは、オフィスで働いていた人が、ランチで出たついでにプライベートの郵便物を出したりとか、そういった使われ方をしていると思う。
住宅街にもあるが、1日に朝夕の2回くらい回収があるのが強みだ。
これに対して自宅の郵便受けのポストは配達時に1日に1回回収があるだけだ。

だが、この自宅からの郵便回収には、ポストまで行かないで済むという以上に重要な意味がある!

それは間違って配達された郵便物の回収だ。

あなたの家に、間違って他の人宛の郵便物が届いたとしたら、あなたはどうするだろう?
1.黙って無視
2.郵便局に届ける

DMの類なら「1」でもOKな気がするが、なんだか大事そうな書類が入っていそうな封筒だと、ほとんどの人が「2」と答えるんじゃなかろうか。
ところが、アメリカの郵便受けのような回収のしくみがないと、受け取った人は、わざわざ配達員のミスのために郵便局に出向くことになる。

日本にこういうシステムがないのは、日本人がきまじめで、仕事が正確で、間違った配達などありえない、という前提に基づいているのかも知れない。

実際、私も「アメリカ人は仕事いい加減だからこういうものが必要」、なんて考えている部分もあった。

しかし、昨年まで6年近く住んでいたマンションに引っ越して状況が変わった。

前のマンションは郵便局の本局から数十メートルのところだったが、郵便の誤配達がやたらと多かった。
私は2丁目なのに、3丁目に住んでいる「林さん」宛の郵便物が毎週のように届くのだ。
かなり大事そうなものも混じっている。

事態を解決したいこともあり(そしてそちらの方が近いこともあり)誤配達された郵便を郵便局に届けるのだが、届けた郵便物が再び私のマンションに舞い戻ったことも数回あった。

その後、4〜5回行って事情を説明してもラチがあかず。
(今の時代、ちょっと怖いと思いつつ)郵便受けに家族全員の名前を書き出しても効果なし。
1〜2度は、「同じ件でこちらに来るのはこれが初めでではない。責任者の人を呼んで欲しい」とかけあったこともあった。

そうすると、自称「責任者」の人が出てきて、ペコペコ謝る。
こちらは別に謝ってもらいたいわけではなく問題を解決したいだけなんだけれど、
日本だとよくありがちなパターンだ。

クレーマー対策でとにかく下手、下手で謝り倒して、話を煙に巻き相手の機嫌を損ねないように、
なんの解決策とか改善案の提示もない(こちらの方がむしろ私の機嫌を損なうのだが)。

「いや、謝って欲しいのではなく。問題の原因をつきとめて解決して欲しいのですが、どうして同じ間違いが頻発するのか原因はわかりますか?」と聞いても、
「とにかく2度と起きないようにしますので」の一点張り。

「怒っていることもあるけれど、それ以上に私宛の郵便物が先方に届いていないか不安で、事態を解決して欲しい」といっても、
「とにかく2度と起きないようにしますので」でぜんぜん話が本質の部分にたどり着かず、事態が解決しそうな気がしてこない。

実際、予感的中で1ヶ月ほどは間違えがなくなったけれど、その後、再び再発である。

なんか、日々、ニュースで見ている日本のさまざまなニュースの縮図を見ているようでやるせない気がしてきた。
少なくともアメリカに留学中くらいまでは「先進国」だと思いこんでいた日本の実態にガッカリするばかりだ。


さて、その後、今年のはじめに実家の近くのマンションに引っ越したはいいが、引っ越してきてから大家さんに、「実は前に同じ部屋にいた人も林さんだった」と聞いた。
「それって、もしかして...」と不安に思っていたが、予感的中の日々だ。

郵便配達員のミスがある度に、「もしかして、これってわざわざ郵便局に持って行かなければならないの?」とい日々を送っている。
(もしかしたら、電話かけて呼び出せば来るのかな?実はその方が効果がある?と書いていて思いついた)。


前のマンションにいた当時は「小泉内閣が郵政民営化」を推し進めようとして、(本局の近くだったので)それに反対する人たちの声が聞こえてくることもあったがけれど、その声もむなしくしか聞こえなかった。
 しかし、今や民営化は2ヶ月後の現実。これから郵便局が生き残っていくためには自浄努力も改善努力も必須になる。
そんな郵便局に冒頭の提案だ。

 もし、郵便配達時の郵便回収をするようになれば「ゆうびん」は、しばらくもっとも身近な郵送手段の座を保てるだろう。
 何しろ宅急便などの他のサービスのように、わざわざ電話をかける必要もなく、朝、出がけにポンっと郵便受けの上に送りたい手紙を置いておけばそれでいいのだから。

 過疎地でどうするのか、職員数は足りているのかなど、いろいろ議論の余地もあるかも知れないけれど、今のサービスとしての信頼度の低さ(私だけ!?)から考えても、ユーザーの利便性を考えても、他社に対する強みを築く上でも、make senseすると思うのだが、どうだろう?

8月 20, 2007 opinion | | コメント (2) | トラックバック (1)

2007.08.15

WAR IS OVER (IF YOU WANT IT)

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** UPDATEして数行加筆しました(「*」印の箇所)/最終更新:23:27

終戦記念日を意識してのことなのか、どうかはわからないがiTunes Storeで、ジョン・レノンの楽曲の発売が始まった。
名曲「Love」のほか、「Remember」、「God」、(Paul McCartney批判で話題になった)「I Found Out」、「Isolation」といった名曲が詰まったアルバム「John Lennon」から、プロデューサーのフィルスペクターがマスターテープを持って失踪したという曰く付きの名盤「Rock 'n' Roll」、ジョンが再びヒット曲を生み出してやろうと望んだ意欲作の「Double Fantasy」、そして製作途中に凶弾に倒れ遺作となった「Milk and Honey」(デモ録音のまま収録された「Grow Old With Me」が痛々しくも美しい)といった名盤がすべて購入できます。

 もちろん、終戦記念日の今日にピッタリの1曲「Happy Xmas (War Is Over)」も売っている(しかも、ビデオも!左はビデオへのリンク)。

まだBeatlesの曲は売っていないiTunes Storeですが、気がつくとJohn LennonもPaul McCartneyもGeorge HarrisonもiTunes Storeに勢ぞろい(Georgeは、Traveling Wilburysの曲が売られている)

終戦記念日の今日、私は遅れに遅れている原稿の執筆に追われているが、こういう日に限ってNHKで「日本のこれから」がやっていて、ついつい見ながらの執筆になってしまう。

憲法9条をどうするか、自衛隊をどうするか。
このブログでは、重くなりがちなこういった政治的な話題は避けているところがあったが、こんな日なので、あえて個人的な意見を書こうと思う。

この番組の出演者に限らず改憲派の意見も、反対派の意見も、自衛隊軍備増強すべきだという人の意見も、廃止すべきだという人の意見も、どちらの言い分もわかるにはわかる。

むしろ、疑問を感じるのは、「相手の意見は絶対的に間違っている」的な自信を持って発言する人達に対してだ。実際にはどちらの言い分にも正しいところがあり、だからこそいくら討論しても結論ができない問題なのだと思う。

私はこうした問題では軸足や視点も大事ならば、どのスケールで考えるかも重要だと思う。
子供の頃は、21世紀にもなれば戦争は終わって、人類はもっと高度な問題に取り組んでいると信じていた。
国家間の現在の関係や世界情勢を考えると、改憲や軍備増強もわからないことはないが、これらを訴えている人は、人類は滅亡するまで、この地球からは、これから何十年、何百年経っても戦争がなくなることはないと思っている、あるいはなくす必要はない、と思っているのだろうか。

 中には争いごとが好きな人もいるのかもしれない。しかし、私は軍備増強を訴える人でも、大半の人は、それは「戦争がしたいから」ではなくて、根の部分では「戦争はなくなることが理想」だと考えていると信じたい。

 だとしたら、そうした人々は地球上から戦争をなくすために、どういう計画、戦略あるいは理想像を持っているのだろうか?戦争をなくすために、どういう一歩を踏み出せばいいと思っているのだろう?

 もちろん、理想主義一辺倒に橋って、急に自衛隊もなくし、何もなくしといったことは現実問題としてできないと思う。
 だが、もし、人類の未来を信じているなら、自分の生きている期間だけでなく、その先の未来のことも考えて行動しなければならないのでは?

*UPDATEで追加*
まず、何を目指すべきかのマスタープランをつくった上で、改憲やら自衛隊の再定義に乗り出さないことには、結局、数年周期の一進一退を繰り返すだけになってしまうと思う。
どちらの結論に達しても、問題は山積みだろう。
しかし、人間の知恵とは、揚げ足取りの議論のためではなく、そういうところにこそ使うべきだ。
マスタープランをきちんと用意できれば、その作業がいかに大変でもそれが心のよりどころになる。
*ここまで*

最後に定番過ぎるけど:
You may say I'm a dreamer but I'm not the only one.
I hope someday you'll join us and the world is lived as one.

*番組視聴後の感想*
番組を見ての一番の収穫は、実は理想論を語っているのは平和主義者ばかりではないとはっきりわかったこと。

 「戦争反対」を唱えたり、「平和主義」を訴えたりすると、「理想主義的」、「平和ぼけ」、「非現実的」と見られがちだ。実際、自分自身でも心の奥底ではそちらに傾きながら、「浮ついているかな?」、「理想論ばかり振りかざしすぎかな」、「平和ボケ」かなと不安だった部分がある。

 実際、番組の中でも「平和」と「現実」と、まるで「平和」が「現実」の反対語のようにして扱っていた側面がある。

 でも、番組を見ていくにつれて「改憲」、「軍備増強」、「独立自衛」を訴えている人も、実はそれに負けず劣らずの理想主義者あるいは夢想家だと気がついた。

 銃を持っていれば安全と思っている人、軍備を増強すれば本当に平和が訪れていると思っている人、日本が軍備を増強して核を持てば平和が保てると思っている人、日本がもっと独立すれば正しい道を歩めると(これだけ政治家の不正が多いのに)信じている人ーーこうした考え方が理想論でなくていったいなんだというのだろう。

 つまり、やっぱり答えはない。重要なのは、常に修正にも寛容な平和へのマスタープランを持って、世界に向けて平和を広げるための宣伝活動を始めていくことではないだろうか。番組をみて、改めてそう思うに至った。
*ここまで*

8月 15, 2007 opinion | | コメント (3) | トラックバック (2)

2007.08.08

Mac、2007年夏の陣

07imac_iphoto(Photo courtesy of Apple, Inc.)

アップルが、ようやく新しいMacを発表した。アップルは例年、1月のMACWORLD EXPOで数製品、春ごろに数製品、そして夏のWorldwide Developers Conferenceで数製品、そして秋のApple Expo前後に数製品の新機種発表をしてきたが、今年はiPhoneやApple TVといった「Mac以外」の製品の開発に注力したためか、Mac関連の発表は、MacBookとMacBook Proのアップデート程度にとどまっていた。

その分、日本時間、昨晩深夜の発表は、噴火寸前だった火山が一気に爆発した、というほどの勢いを感じさせる。

プレスリリースを出して紹介している製品は:


  1. iMac
  2. iLife '08
  3. iWork '08
  4. .Mac

の4つだけだが、

実際にはこれ以外にも...


  1. iMacでも採用のアルミの薄型新Apple Keyboard (JIS)
  2. 上のキーボードとほぼ同じデザインだが、テンキーを省いた(そして4000円高い)新Apple Wireless Keyboard (JIS)
  3. Mac mini
  4. Gigabit Ether対応のAirMac Extremeベーステーション
  5. どんな声が入っているのか気になるGarageBand Jam Pack : Voices
  6. Mac Pro RAID Card(BTOオプション)


しかも、iLife '08と一言で言っても、その中のiPhoto、iMovie、iDVD、GarageBand、iWebが、
iWork '08にも、Pages、Keynoteと新アプリケーションのNumbers(個人的にはNumbersと聞くと、昔、Adrenaline Software社のOpenDoc用製品を思い出してしまう)が含まれているし、iMacにもCore 2 Extreme版も含まれているわけで、その全貌をつかむにはかなりの時間がかかりそうだ。

とりあえず、これからアップル社取材があり、それまで必死に予習をしているところだ。
ITmediaMacTopiaに記事を書く予定だ)。


早くジョブズの講演の様子がビデオで公開されればいいのだが...
[更新:今、Macお宝鑑定団を見たら、既に掲載されていたようです(@9.36am)]

Leopardリリースを秋に控え、微妙なタイミングといえば、微妙なタイミング、と思っていたが、
今回の発表はそのことを忘れさせるくらいのインパクトがあったと思う。

個人的にはiMacはもちろん、iPhotoとiWebにもかなり惹かれた。

今やすっかり、プロ用マシンとしても使えそうなiMacは、どうせなら最高峰のCore 2 Extremeと4GBのメモリ、そして1TBのHDDとWirelessのキーボード・マウスで使ってみたいが、試しにBTOで値段を調べたところ45万3,210円。さすがにそう安くはならないようだ。妥協すべきはCPUか、メモリか、HDDか...

写真アップロード容量の関係で、flickrを使わなくなることはないと思うけれど...
アメリカ在住の友人が、さっそく新しいiPhotoで写真を公開していたけれど、Webブラウザ上で写真の拡大/縮小もできれば、ちょっとCoverflow的なCarousel表示もできる(AJAX!?)。いや〜、すごい!凄過ぎる。友達に写真をアップロード(あるいはメール)で追加してもらう機能もあったりと、パーティー後に使うにもflickr以上の便利さだし、突き抜けた感がある。

AdSenseやGoogle Map、HTML/JavaScriptのエンベッドにも対応したiWebもすごい!
もしかしたらnobilogは近いうちにiWebベースに移行するかも...

Twitterでは、私の友人の間で、我慢してMac miniを買わずにいた人は正解だった、という話題が出ているが、個人的にはそれはAir Mac Extremeだと思う。喉から手が出るほど欲しかったが、対応機種も持っていないので買わずにいたが、これから必須になるGigabit Ether対応なのはうれしい。

8月 8, 2007 Mac | | コメント (0) | トラックバック (2)

2007.08.04

YouTube日本版事業説明会に思う

IMG_2618.JPG
一昨日、YouTube日本版の事業説明会が行われた。会見の基本的な内容については、既にさまざまなWebニュースサイトで報じられている:

(アルファベット順)


  1. ascii.jp:「自主的にチェックして落とす、正しいようで正しくない
  2. Broadband Watch: 「YouTube日本語版の事業説明会。パートナー提携や著作権対策を重視
  3. CNet Japan:「YouTube、日本版の事業戦略を発表--ミクシィや吉本らもパートナーに
  4. ITmedia:「YouTubeが日本戦略加速 成功のカギは「パートナー」

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私が、この説明会を感じたことが2つある。

 1つは、YouTubeの波を利用して、マイナーなメディアとメジャーなメディアの逆転現象が起きたらおもしろい、ということ。

 これらの記事でもわかるように、この日はパートナーによるスピーチもあったが、実は私が一番注目したのが東京MX TV。東京ローカルのUHFチャンネルだ。
 実は同局では以前からBlog TVなど、一部のコンテンツをYouTubeに掲載している。

 先日、そのBlog TVに出ているFumiさんと「YouTubeに掲載されている動画を見て、海外の人は「東京MX」が「BBC」などと並ぶ、メジャーテレビ局だと思っているかも知れない」という話をしていた。

 何せ局の名前が「東京メトロポリタンテレビジョン」だ。なんとも国際的な感じではないか。
 おまけにそこの番組が、日本のIT業界の最先端の情報を伝えている。さすが最先端を行く東京のテレビ、という感じがするではないか。
 YouTubeで東京MXの動画を見ている海外の人々は、東京MXは知っていても、NHKやいわゆる民放キー局は知らない可能性もある。

 そうしたことを考えながら見ていると、事業説明会での東京MX取締役技術局長の田沼純氏の話がおもしろく聞こえてきた。
 田沼氏は「インディーズ・アーティストの作品を映像の契約がクリアになっているものから順次YouTubeにアップしていく」というスライドを掲げていたが、それに加えて「YouTubeにも動画を出してくれるのなら、ぜひ東京MXに出たい」と言って声をかけてくるアーティストも今後、増えてくるかも知れない、と言っていた。
 東京MXに行けば、ちゃんとしたテレビ用の機材で取材してくれるのに加え、そうしてできあがった番組を首都圏だけでなく、世界に向けて発信してくれるわけだ。
 日本語人口(1億2600万人)と英語人口(9億人規模)の違いは今更、比較するまでもないが、YouTubeにしても日本は世界で2番目に利用者が多いかも知れないが、それ以外の国から利用している人の合計はもっと多い。

TOKYO MX TV

 よく海外にはGoogleのAdSenseでものすごい収入を得ているという人の話を聞く。実際、私のブログも、こちらの日本語のブログよりも英語のブログ(nobilog)の方が更新していないにも関わらず売り上げが大きかった。
 しかし、それは別に海外のGoogle AdSenseのワンクリックあたりの売り上げが大きいわけではなく、英語で書いた記事の方が、単純に読む人(毎回読みに来る人や、他のブログからのリンクで読みに来る人、そして検索で読みに来る人)の合計数が圧倒的に多いだけのことだ(ちなみに、その後、AdSenseの配置を最適化したことで、現在ではnobilog2の広告収入の方が上回っている)。

IMG_2521.JPG

事業説明会を見て、もう1つ思ったのは、
もしかしたらJASRACら著作権団体は、ゴネ続けることによって、自らの首を絞めたかも知れない、ということ。

YouTubeは、今後、著作権管理のための指紋技術を開発し利用していく、と言う。
この指紋技術が、今後、洗練されていき実用レベルになったら。つまり、アップロードされた動画や音声の中に、著作権に違反して再利用しているコンテンツを自動的に認識してくれるようなエンジンが完成したとしよう。
 このエンジンは最初のうちはYouTubeでしか使われないが、将来、YouTube以外のWebサイトに違法コンテンツがないかを検索する、海賊版検索エンジンに発展させることだってできるかも知れない。
 そうなったとき、果たして世の中に著作権管理団体が必要なのだろうか、というのが私の考えだ。

 結局のところ、著作権管理団体が必要になったのは、コンテンツ事業者1社1社が、違法コピーのコンテンツを探して回る余力がなかったから。しかし、指紋技術で、この作業の手間が大幅に軽減されれば、そうした管理団体は「中抜き」して、コンテンツ提供会社の側で独自に著作権を管理することも可能になるかも知れない(もちろん、ライブハウスやカラオケ店の違反を検索できるようになるのは、さらに先のことになるかも知れないが...)

 この技術革新の先にあるのは、Creative Commonsでも目指しているコンテンツの中への著作権情報の組み込みだろう。
 一切、引用ができないコンテンツには「All rights reserved」を、プロモーション目的で、どんどん引用して欲しい情報には、そうした著作権情報を、特定の国や地域でしか再生してはいけないコンテンツには、そうした情報を、といった具合になっていけば、コンテンツの流通を活性化しつつ、著作権もこれまで以上に守られる世の中に向かっての大きな前進になるかも知れない。

8月 4, 2007 | | コメント (0) | トラックバック (2)

2007.08.01

2くらべ

友達のMatthewが「2くらべ」というサービスを始めたので、さっそく試しています。

こんな感じで二者択一のアンケートをつくって遊べるWebサービスです。

ブログにも貼れるのがいいね。

ほとんどの質問は軽く答えちゃうけれど、たまに燃えちゃう奴があります。

こちらとか...

8月 1, 2007 | | コメント (0) | トラックバック (1)