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2008.03.21

夢を描く力

帰国後も風邪を治す間がなく悪化している。昨日は丸一日、一歩も家からで図静養したが、まだ本調子ではない(体力つけないと、本当にマズイ)。

火曜日のセミナーはなんとか乗り切れたけれど、よく考えたら来週も講演が...

『ユーザーインタフェース(UI)新潮流』
〜携帯・スマートフォン・カーナビ・PND市場へのインパクト〜

なんとか、それまでには声を取り戻そう!

Computer History Museum
[ENIAC]


さて、そんな中、突然だがイベントのお知らせ(ただし、先約があり私は参加できず)。

最近、オライリー社から発売された『CORE MEMORY - ヴィンテージコンピュータの美』という本の出版記念トーク。開催は今夜!

■「ヴィンテージコンピュータの美を語る」
『CORE MEMORY - ヴィンテージコンピュータの美』出版記念 トーク
マーク・リチャーズ(写真家) × ジョン・ア ル ダーマン(編集者)
通訳:鴨澤 眞夫(翻訳家)

●2008年3月21日(金)18:30開 場  19:00開演
会場:ジュンク堂書店 新宿店8F喫茶 
入場料:1,000円(1ドリンク付き) 定員40名
●お申込:ジュンク堂書店新宿店7Fカウンター 
お電話(03-5363-1300)でもご予約を承ります。

この「CORE MEMORY」、ヴィンテージというより、前パソコン時代のコンピューターを中心としたコンピューターの写真集。初期の特撮版バットマンに登場しそうな大型コンピューターの中に潜む「美」を驚くほどきれいな写真で描き出している。

Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美
Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美John Alderman Mark Richards 鴨澤 眞夫


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実は先週、古川さんがアップル増井さん宅を訪問するときにプレゼントしているのを目撃した(ということは古川さん自身もこの本を気に入って持っているはず!?)。

この写真集を見た後、IPA未踏ツアーで、「The Computer History Museum」を訪問する機会があったので、大感激をした。そして自分でも、この写真集に挑戦とばかりに何枚か写真を撮ってきた。


ほとんどの、コンピューターはグレーでボタンだらけなんだけれど、その中に、たまにこんなコンピューターがあると、「これは'70年代のiMac?」とか思ってしまう。

Computer History Museum

Museumに飾ってあったコンピューターの中でも、とびきり好きなのが、
高級デパートのNieman Marcusがつくったというこちらの「The Kitchen Computer」。

Computer History Museum
Computer History Museum
Computer History Museum

1969年につくられたもので、価格は1万600ドル。レシピを記録したり、表示したりするコンピュータということだけれど、スイッチと2進数表示のライトしかない。
これでどうやってレシピを管理するのか、ちょっと疑問に思うところもあるけれど、それでも、とにかく新しいライフスタイルを誰よりも早く提案しようとした姿勢を高く評価したい。

実は私がこのコンピューターを見て思い出したのが、telefunken社のピクニック用ラジオだ。

雑誌「Pen」の特集執筆に備えて、and upを久しぶりに訪れたところ、パっと目に飛び込んできたのがtelefunken社のピンク色の手提げのついたなんともかわいらしい真空管ラジオだった。

石井店長に聞くと、どうやらピクニック用につくられたものだといわれて感銘を受けた。


photo.jpg


改めて「and up」に置かれたアンティークラジオの数々を見渡してみると、
その1つ1つが、アナログライフスタイルあるいは「音楽のある生活」に対する提案であることに気がついた。

暖炉のようにリビングの中央に置いて、みんなで囲んで楽しめる大型ラジオ。
リビングの隅から、主張控えめでクリアな音を届けるラジオ。
家具との一体化を目指したようなB&O社のラジオ。
ピクニック用のラジオ、LPの収納スペースがあるレコードプレーヤー。

今や音楽ライフスタイルと言えばiPod一色になりつつあるが、
そもそも音楽はどうやって聴かなければいけないなんていうルールはなく、
メーカーが、そしてユーザーが自由な発想で決めることができるものだ。
たまたま、今は、アップルが一番想像力が豊かで、多くの人に夢を与える音楽ライフスタイルを提示しているだけに過ぎない。

これと同様に、コンピューターだって、どんな形でなければならない、という決まりもなければ、
どんな使い方をしなければならない、なんていう決まりもない。
Windowsだ、Mac OSだ、生産性ツールだ、メディアプレイヤーだというのは、
たかだか、30年ほどの歴史の中で、なんとなく人気が強かった使われ方の一例に過ぎない。
なのに、多くのメーカーが、この一例ばかりにとらわれ過ぎて、自由な発想でコンピューターをつくれなくなっている。
これこそが、最近のコンピューターがつまらない最大の原因ではないだろうか。

そう考えると8ビットの時代のパソコンはおもしろかった。
玩具メーカーがつくっているパソコンもあったし、
楽器/オーディオ機器メーカーがつくっているパソコンもあった。
形にも、色にも、OSにも、性能にも、付属アプリケーションにも大きなバリエーションがあった。

このように、明日のライフスタイル、明日の夢を描く力が、
最近のモノヅクリには少し欠けているんじゃないかと思う。

何もなかった時代と違って、既にモノが溢れ過ぎているから自由な発想がしにくい、
というのは理解できるけれど、あまり周りのものを意識せずに
我が道を進む力がこれからは重要なんじゃないだろうか。

実はそういう発想のものづくりをするためにも、
同じ仕事のルーチンの中に閉じこもっていないで、
もっと企画者やエンジニアも「Life」を楽しまないといけないとも思う。
消費者は楽しいモノ、夢のあるモノを求めているはず。
蛍光灯の下に1日座っていては、そうしたものは生み出せない。

Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美
Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美John Alderman Mark Richards 鴨澤 眞夫


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3月 21, 2008 opinion | | コメント (2) | トラックバック (3)

2008.03.17

未踏ツアーのプレゼンがYouTubeに

土曜日、無事に帰国したものの、そのまま風邪でダウン。
明日の講演までに、なんとしても声を取り戻さなければと格闘している林です。
ascii.jpでの未踏ツアーのレポートは本日掲載される4日目のレポートで、
あるいは明日、開催される「未踏ツアー報告会」のレポートでおしまいの予定だ。

しかし、このツアーについては、
その後もいくつかの媒体で、レポートする予定だ。
記事が掲載されるごとに、どこの媒体か明かして行こう。

mitoh @ google

もっとも、記事掲載が待ちきれないという人には、
古川さんのブログを参照して欲しい。

古川享ブログ
私なんかが、いろいろなしがらみで書けないツアーの秘密部分も、そのままスパっと気持ちよく書いてくれている。

ちなみにツアー参加者では他にマッシュマトリクスの富田慎一氏がブログレポートを行っている:
snippets from shinichitomita’s journal

さて、未踏ツアーの最終日(正確には最終日前日)は、選ばれた4社がグーグル社でのプレゼンテーションを行ったが、その様子がYouTubeにあがっていたので紹介しよう。

最初に挨拶を行っているのはグーグルの日本人社員の方。

 本当はこれとの比較用に2日目のVCを前に、皆が緊張してカチカチになっていたプレゼンテーションの様子も掲載したいところ。

 この2日目と比べてあまり進歩のないプレゼンテーションもあるが、驚くほどの進化を遂げたプレゼンテーターもいる(今回、失敗を繰り返さず、大きな前進を果たしたヒーローはなんといってもAltPaperの鎌田長明さんだろう)。
 アメリカの大学に行っていた経験がある人は、この光景をみて懐かしいと思うかもしれない。多くの大学で必須のCommunicationの授業で、毎回、こういったプレゼンテーションをさせられていたからだ。おそらく自分が壇上に立ったら彼らほど立派にプレゼンテーションはできないかもしれないが、彼らのプレゼンテーションを聞いていると授業で聞いていた注意事項を思い出す。

最初に結論を持ってくること(それをやらないことは、プログレスバーを表示せずに時間のかかる処理をしてしまうようなものだ)。アイコンタクトを取ること、自信を持って話すこと、などなど...

日本の大学でこうした特訓をどの程度受けるかはよく知らないが、
これからグローバル市場で活躍して行く起業家を育てるなら、こうした授業は必須。
ぜひとも、日本の大学でも少しずつとりいれていってもらえたらと思う。

そして、今回、未踏に参加した人達には、ぜひともYouTubeなどを使って、
他のアメリカ人達のプレゼンをよく見て学んで欲しい。

2日目のErnst & Youngの方々の特訓で、プレゼンテーションの基本の論理は学んだはず。
ただし、論理だけ頭に叩き込んで、うまくなるというのはなかなか大変だ。
一番いい勉強方法は、うまい人のプレゼンを何度も何度も見ることだろう。

個人的にはGoogle TechTalkもいいが、TEDTalksExplanation in Plain Englishシリーズもかなりお勧めだ。


また、今回の未踏ツアーは、日本人の日本人による日本人のためのイベントだったが、今回のツアーに参加した人達には、ぜひ次は本場シリコンバレーのベンチャー起業家達が参加するイベントに体当たりで参加してみて欲しい。

ちょうど、いい具合に私が昨年参加したFoo Campのレポートがインターネットマガジンに掲載されたので、こちらで雰囲気を掴んでもらうといいかもしれない:

Foo Camp―GoogleやWikipedia創業者も参加するオライリー主催プライベートイベントの全貌【前編】

さて、今回の未踏ツアーを通して、何人かの人とメールを通してやりとりがあった。
これから書く未踏レポートでも書かなさそうな話題なので、以下で取り上げよう。

Apple

アップル社やDANGER社を訪問したとき、そしてグーグル社でたまたま再開した知り合いと話していて話題に上ったのが、仕事と生活の話。要するにワークライフバランスの話だ。

 シリコンバレーでは、みんなどんなに忙しくても、家族で一緒に夕食を食べることが大前提となっている。インターネットが発達してしまったせいで、夕食の後、自宅の書斎で仕事のつづきをしたり、テレカンを行ったりすることも増えてきたようだが、それでも、仕事とプライベートをきっちり両立することが求められている。人間としての威厳やら尊厳がある程度、守られているわけだ。

 実はシリコンバレー在住の友人がバレーでもう1つ見逃してはならないのが、ワーキングマザーを受け入れてくれる体制がしっかりしていることを指摘していた。しかし、こうした環境が整いやすいのも人間としての尊厳がリスペクトされ、「ワーク・ライフ・バランス」のやじろべえの腕がワーク側だけでなく、ライフ側にもしっかり伸びている。
 そうした背景があるからこそワーキングマザーの起用についても、ちゃんとした大抵が整うではないか。
 逆に日本は「会社のためにちょっとだけ我慢して」という切り札を使うことが常習化してしまって、ワーク・ライフ・バランスが、ワークだけに伸びているひずんだ状態にいても、今更、どうにも修復できないところにまでつき進んでしまったのではないか。1つ1つの改悪は半歩ほどの改悪でも、それを積み重ねれば取り返しのつかない状況を生み出しかねない。どこかで抜本的な軌道修正をしなければならない。でも、誰もそのリスクを負おうとしない。

 未踏ツアーの1週間は、風邪の熱と原稿書きにうなされながら、そんなこともちょっと考えさせられた1週間だった。

3月 17, 2008 | | コメント (0) | トラックバック (2)

2008.03.15

密度の濃かった一週間

Apple I
途中から風邪をひき体調ぼろぼろ。
それでも朝6時までは原稿を書き、
2時間睡眠で取材をつづけた未踏プロジェクト海外支援ツアーもまもなく終わりを告げる。
私を含めメンバーの多くは今から6時間後の飛行機で日本へと帰る。
初日スタンフォードに集まったときと、今とを見比べると、みんな驚くほど表情が変わっているはずだ。
参加者がこの4日間で経験したことの量は半端ではなく、中にはこの間に急成長を遂げた人もいる。

私が6時まで書いていたのはascii.jpのライブレポートだが、
初日以降、私の体調悪化など諸々の事情が重なって遅れが生じ
現在、2日遅れでの掲載となっている。
とはいえ、毎回、日本にいる人にも役立つ知識をできるかぎり盛り込むように心がけたのでよければチェックしてみて欲しい。

本ブログ執筆中に公開済みの2日目の記事はこちらから読める:
「未踏ソフトウェア」海外進出支援事業(その2)
「失敗を恐れるな」──日本の若き才能、シリコンバレーでベンチャーを学ぶ


既にあまり体力が残っていないので、ブログの方はおもしろかったことだけいくつか書きます。


個人的に一番すごいと思ったのはやっぱり古川さん
私と同じくらいの睡眠量ながら、毎日、どこへでも10人乗りの大型のVANを運転し、
参加者達に何度でも檄を飛ばし、その影で彼らを怒り、かばい、心配し、
講義を受けていても、訪問先に行っても、車を運転していても常にものすごいエネルギーを発散し続けている。
訪問先のどこにいっても、日本人でIT業界の人であれば知らない人はほとんどおらず、
例え見ず知らずだった外国のIT業界の人でも、すぐさま共通の話の糸口を見つけ出し、
「それじゃあ、お前は〜〜は知っているか。その時、〜〜をやっていたのは俺だ。」みたいな感じで、強く自分を印象づけ、しかも一気に仲良くなってしまう。
そして何よりも人としての大きさややさしさ、気遣いが常に全身から溢れ出ている。


おもしろかったのが、イベントのフィナーレを飾ったComputer Museumでのパーティー。

ここはアメリカ人が世界初のコンピューターと唱うENIACをはじめ、
歴史上の有名コンピューターが数多く陳列されている場所
もちろん、XEROX PARCのALTOやアップル I、Lisaなども並んでいる。

Sam Furukawa on ENIAC
(エニアックに写る古川さん)

ここで案内をしてくれたボランティアスタッフも、かなりのコンピューター好きで、話しだすと止まらないタイプ。うんちくが多過ぎて、一番、最初のそろばんコーナーからいきなり長期戦で、パソコン時代ははるか先のまま、ぜんぜん先に進まない。

その彼とツアーの後、パーティーで仲良くなって話した。
私と彼が盛り上がれる共通の話題はダグラス・エンゲルバートだった。私は1月のMACWORLD EXPOで、エンゲルバートと久々に少しだけ話した。ミュージアムボランティアの彼は「俺は2月に見た」と自慢仕返してきた。

30分ほど話したところ「コンピューターの歴史を語るのであれば、あそこに座っている人物のことを知らずに語ることはできない」と古川さんのことを指差した。
「もちろん、彼は知っている。元マイクロソフトの人物だ。でも、何かそれ意外でも彼をよく知っているような気がする、おそらく鉄道模型だ....」

ここで私の頭は「!!!」

古川さんが鉄道模型が好きで蒸気機関車も所有(あるいは共同で所有?)していて、自ら写真を撮り、写真集まで出していることは知っているが、やはりその世界でもトップクラスに有名なのだと知ったらうれしくなった。

 そこで、古川さんが、有名な個人投資家と話でもりあがっているところに割って入り彼を紹介した(スミマセン、でも、そのおかげでこちらにいる日本のベンチャー君達が彼らと話す機会を得たので、結果的にはOK?)。

 2人は話しだすとまるで数十年前からのソウルメイトのように、コンピューターの歴史のこと、鉄道のことをいろいろ話し合っていたようだ(なんと、蒸気機関車をビデオ撮影しながら、その横で写真も撮っていると、シャッター音が入ってしまうが、それをどうやって消したらいいか、といったマニアックなことまで話し合っていたようだ)。

Sam Furukawa

どの道に入っても、その世界一を極める古川さん。
そんな人だからこそ、誰とでもすぐに友達になれてしまい、すべての素晴らしい良心が彼の周りに集まってくる?

今日、Googleでのプレンゼーテーションの返り、スーパークリエイター達が移動バスの中で、日経エレクトロニクスのインタビュー取材を受けていた。聞く気はなしに聞いてしまった(スミマセン)。

あれだけ毎日怒られ続けたし、もしかしたらうんざりしているところもあるのではないかと思ったが、さすがは天才とも呼ばれるスーパークリエイター達、古川さんからのげきを「あきらめもせずにしかりつづけてくれた。他人にあんなことをしてくれる親切な人はいない」とちゃんとわかっていて、なんだか聞いていて涙が出そうになってしまった。

体調も悪く、薬で体をごまかして、ほとんどベッドで寝た記憶もなしというハードな旅立ったが、なんだかとてもいい思い出が残った。

便利さをめちゃくちゃ実感していたiPhoneの電話機能が使えるのもあと6時間ほど。
そろそろINFOBAR2の再充電を始めよう。

そうそう、コンピューター博物館にいって真っ先に思い出したのが古川さんも持っていた、あの話題の写真集。
歴史的コンピューターを表情豊かに撮った写真が、なんとも魅力的なこの本。もし機会があれば、ぜひ見てみて欲しい1冊です:

Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美
Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美John Alderman Mark Richards 鴨澤 眞夫


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3月 15, 2008 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.03.12

失敗に学べ

Stanford University
未踏海外遠征1日目が終わり、ascii.jpに最初のレポート記事をあげた(ほとんど徹夜だー泣)。

IT再生の「のろし」を上げよ!──シリコンバレーに切り込んだ八人の侍

レポートにある通り、1日目はスタンフォード大学にて、
古川享さん外村仁さん、そして日本語も流暢なスタンフォード大学工学部のリチャード・ダッシャー博士の講演を聞いた。

どの講演も本当に素晴らしかった。

みんな、バラバラのことをいっているようで、
実は共通している部分をいっている部分もかなり多い。

こちらの記事でも書いたが、同じことを異なる視点で聞き直すのは非常に重要なことだと思っている。
違う視点の意見を1つ聞くたびに、ボヤけたものの輪郭が少しずつ浮かび上がってくる。

今日の話の中で、1つ重要だったのが「失敗」をどう捉えるか。

外村氏が「失敗」をしてもやり直すチャンスがある、という話をしたが、
その後、ダッシャー氏がそれを補足するように、
「それは失敗を受け入れているのではなく、失敗を分析しているからだ」と語っていた。

Foo Camp

昨年、参加したFoo Campでは印象に残っているセッションがいくつかあるが、
その1つが「失敗自慢」のセッションだった。

 ITニュースサイトを賑わしていた人気のベンチャー、注目ベンチャー達の人々が集まって、
過去のベンチャーでどんな失敗をしたかを語り合い、ホワイトボードに、どういう原因での失敗が多いかの統計がまとめられた。
 その模様の一部はこのブログの右側にあるStickamから再生可能なはずなので、誰かやりかたがわかった方は、ぜひ他の人のためにコメント欄に!(時間がないので他力本願)
 あれは日経アソシエだったか、やはり雑誌の中程に、有名人が失敗談を語るコーナーがある。好きな記事のひとつだ。

 よく考えてみたら、失敗を経験していない人よりも、失敗を経験した人の方が、経験も豊富だし、注意深くなっているし、投資対象としても、信頼がおけそうなものなのに、日本の失敗してしまった悪者が、無情にも殺されるガッチャマンやら仮面ライダーでも見過ぎてしまったのだろうか。

 失敗の烙印を押されたものを救済しない。
 だから、冒険もしないし、みんながことなかれ主義になるし、どんどん消極的になって殻に閉じこもっていってしまう。

 今回の未踏の海外進出は、参加者達だけのためのものではない。
 私のレポートや、参加者達のブログを通して、ぜひ、日本にいる他の方々にもライブで、いろいろ感じ、考え、学んで欲しい。

 私のブログは、未踏の話かと思っていたら、急にFoo Campの話がでてきたり、話があっちにいったり、こっちにいたり。でも、それが私なりのコンテクストでの理解というものであり、私だからこそ書ける記事だと思っている。
 世の中の記事は多かれ少なかれそういうところがあり、純度100%の水というものが存在しないように、純度100%のレポートというものも想像しない。
 だからこそ、同じ話のいろいろなバージョンを聞くことによって、世の中の輪郭がつかめてくる。
 多様性が大事というのは、要するにそういうことではないだろうか。

 失敗を分析する場合も、できる限り、多様な失敗談に耳を傾け学ぶのが理想だ。
 そう考えると、Foo Campのあのセッションは素晴らしい場に思えてならない。

 「俺はこんな失敗も、こんな失敗も経験した。だから強いんだ」と失敗自慢できるような日本に少しずつ変わっていけばと思う。

3月 12, 2008 opinion | | コメント (0) | トラックバック (4)

2008.03.11

未踏の天才達が米国市場にチャレンジ

sun rise in San Francisco
日本のITベンチャーは世界に通用するのか?
これまで日本では、さまざまな話題をつくりつづけてきた
IPA(情報処理推進機構)の「未踏ソフトウェア創造事業」が米国でその実力を試す。
(本ブログによく登場するTypeTrace、dividualの遠藤拓己さんも未踏の参加者だ)

昨年、マイクロソフト元会長の古川享さんが、
この未踏事業のPAに加わったことは、昨年のこちらの記事で紹介した:
未踏ソフト第1回オフ会に行ってきました!

日本から世界に通用するスター的ITベンチャーが登場して欲しいと思うのは、
古川さんや私だけでなく、日本中の多くの人の夢だろう。
実際、「パラダイス鎖国」の日本だが、パラダイス状態にならされて、国内市場だけをみていると携帯電話メーカー同様にいずれ頭打ちになる時が来る。

しかし、これまで日本発で、海外にいっても成功しているベンチャーはほとんどない。

そんな中、イチロー(というよりは野茂?)のように海外に切り込んで後続の人達のための道をあけてくれるとしたら、
やはり「天才」の称号を与えられた「未踏」の「スーパークリエイター」しかないだろう。

P1130153.JPG

そんな未踏のスーパークリエイター達にITベンチャーの本場、シリコンバレーを経験してもらおうという事業は実はこれが初めてではない。

サンフランシスコ在住のコンサルタントで、SVJENの設立メンバーでもある外村仁氏の発案でスタートし、経産省の星野岳穂さん(当時JETRO BICの所長)や「ウェブを変える10の破壊的トレンド 」の著者で同じく経産省の渡辺弘美さんらの活躍で実現した

Lunascape株式会社の近藤秀和さん、有限会社タクラム・デザイン・エンジニアリングの田川欣哉さん、そしてソフトイーサ株式会社登 大遊さんらが米国を訪問した。

今回はさらに参加者も増え、
滞在中のイベントもスタンフォード大学での授業の聴講やVCへのプレゼン、
そしてなんと「ある超有名IT企業」でのプレゼンテーションとかなり盛りだくさんだ。
日本からは、こちらのページで紹介されている7企業8人の「天才」達とともに、
団長こと古川さんや、同じくPAのウィリアム斉藤さんもやってくる。
そしてこちらからは外村仁さんなども参加。

今回の遠征メンバー:

今回、私はこの「第2回未踏海外事業化支援事業」を密着取材するという栄誉を得た。
「天才」達の訪米中の様子はascii.jpを通してライブでレポートして行くつもりなので、ぜひともそちらにも注目して欲しい!


現時点での関連記事:
日経コミュニケーション:海を渡る「スーパークリエータ」、IPAがシリコンバレーで紹介イベント

「パラダイス鎖国」著者のブログ:
Tech Mom from Silicon Valley

パラダイス鎖国についての補足エントリー:
パラダイス鎖国に関する補足

3月 11, 2008 | | コメント (0) | トラックバック (2)

2008.03.10

【図解】私の複雑な電話事情

6時間ほど前にサンフランシスコに到着した。
今回の訪米については次のブログ記事で詳しく書くつもりだが、その前にちょっと私の電話事情の話。

海外に行くとき、毎回、忘れ物をする私だが、今回は準備万端、
忘れたと思っていたグルーミングキットもラゲッジの方にちゃんと入っていた。

我ながら「優秀、優秀」と褒めていたのはよかったが、
実はいつも空港でやってくる大事な大事なことを忘れてきてしまった。
メインで使っているauの電話の転送設定をし忘れてきてしまったのだ。

私は海外にいる間は、auにかかってきた電話を
VodafoneソフトバンクのV702NKIIに転送している。
V702NKIIだと、転送先の電話番号が日本の電話番号なので転送しやすい。

ちなみに名刺にはオフィスの電話番号も印刷しているが、
取材や気分転換に外で仕事していることも多いので、このオフィスの電話は常にauに転送している。
つまり、私が海外にいる間に、誰かがオフィスの番号に電話をかけてくると、これがauに転送され、そこからさらにソフトバンク端末に転送されてかかってくるのだ。

なんか、文字で書いていると、自分でも訳がわからなくなってくるので、図でまとめてみよう。
こんな感じだ。

Denwa

この図を見てもらうとわかるように。
auの転送設定をし忘れたということは、日本のメインの携帯番号の電話と日本のオフィスの電話が、
同時に受けられなくなる、ということだ。

ちなみに真ん中に書いてあるSkypeでは、日本とアメリカのSkypeIn電話番号を持っている。
人にはこれを両方とも教えておいて、Skypeの転送設定で、
日本にいる間はauに、アメリカにいる間はアメリカの携帯(iPhone)に転送させている。
これだと、どちらの国にいる人からも比較的安価に電話をかけることができる。
ただし、Skypeの転送で1つだけ困るのは、発信者番号がわからなくなってしまうこと。
これだけはなんとかして欲しい(パソコン上のSkypeで受ける分には、ちゃんと表示されるのに...)

V702NK IIを、図の下に書いたのは、実はこの携帯、調子が悪くて、
日本ではSalling Clickerを使ったスライドプレゼンテーションの時にしか使っていないため。
実は日本にいる間は、この電話宛の連絡もauに転送している。
ただ、海外でそのまま使える便利さ、そしてT9を使った快適な英文入力に負けて、
海外には必ず持ってきている。
X02NKが出たら、それに乗り換える予定だ。

図の赤い矢印が日本にいる間の転送設定で、青がアメリカにいる間の転送設定だ。
ちなみに日本で常に持ち歩く携帯はINFOBAR2とP905iのみ。
アメリカではiPhoneとP905iとV702NKIIの3台だが、実はV702NKIIを持ち歩く意味はあまりないのかもしれない(X02NKが出たら、ぜひナビ用に持ち歩きたい)。

ところで、人によっては、こんな記事を書いておきながら、auの端末がINFOBAR2になっていることに驚いた人もいるかもしれない。

W41CAは、相変わらずお気に入りの1台ではあるのだが、
実はバッテリーがほとんどもたなくなっていたのに加え、
非純正のUSBケーブルで充電していたら端子が壊れ、
その後、ちゃんと充電できなくなってしまった(それ以来、できるだけつくりがしっかりしているUSB充電ケーブルを探しているが、なかなか見つからない)。

2008021718020001.jpg

代わりにW61CAを買おうと思っていたのだが、
INFOBAR2の抗しがたい魅力に負けて、そちらに機種変更。
どうせ買うなら、触感も楽しめ、若さと勇気が試される「MIDORI」だろうと思ったのだが、
時既に遅しで、東京中どこを探しても見つからない。
なんとか、見つけたのが楽天市場の「卵右衛門」さん。
卵屋なのに、なぜかauの端末も売っているというのが、ちょっと怪しげだが、
電話での応対は丁寧で、すぐにモノが届いた。
いざ買ってみたINFOBAR2は、箱からして感動モノ。

電波の受信感度が悪かったり、バッテリーの減りが早かったり、カメラの画質が悪かったりはするけれど、そうしたものをすべて帳消しにするくらいの触り心地と使い心地を実現していると思う。

これに加え、P905iは、ワンセグ視聴と写真を撮ってFlickrにアップロードする専用で使っているが、付属のGPS連動マップがナビゲーション機能はわかりづらいが、記録機能がおもしろいため、今後、ちょっと使ってみようかと思っている。
あと4月1日からは、NTTドコモ以外のネットワークを使っても、パケット定額になるので、日本通信のConnectMailを使ってみようかと思っている。
 ConnectMail、最初はmac.comだけだったが、今ではGailや@niftyのメールにも対応しているようだ。

3月 10, 2008 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.03.09

Welcome to the future (of wireless)!

2008030913190000.jpg
実はこのブログ記事は、成田エクスプレス(NEX)の中で書いている。
写真の方は、携帯で撮影しFlickrに投稿したものを、取り込んでいるだけだが、
記事の文章の方は、NEXの席で、
膝の上においたMacBook Airのキーボードを使ってタイプしている。

NEXがインターネット接続に対応したわけではない。
私がこの電車にインターネットを持ち込んだのだ。

これまで何人もの人が夢見てきた、「いつでも、どこでもインターネット」。
この未来が突然、やってきた。
E-MOBILEの回線とWindows Mobile、そしてdrikinのおかげだ。
彼がこちらの記事で紹介している「WMWifiRouter」を、私のEM-ONEでセットアップしてくれた。

driftdiary12:世界はどんどん変っていく:続EM・ONEでどこでもフリースポット化

それ以来、本当に世界が変わった。
何せ、いつでも、どこでもそれなり高速にインターネットにつながるのだ。
MacBook Airを取り出しても、iPhoneを取り出してもつながる。

ハードや付属アプリケーションは、あまり褒められないEM-ONEだが、
それも関係ない、一度、このWMWifiRouterを起動したら、後は本体をキーロックして、
USB出力付きeneloopリチウムイオンバッテリーとUSB充電ケーブルでつないで、あとは鞄の中に入れっぱなし。家に帰るまで取り出すことはない。

(追記.「ハード」というよりは「OS」といった方がいいのかな。ただし、液晶はそれなりにきれいだけれど、うろこっぽい模様で出てくるし、入ったのか入っていないのかわからない電源スイッチやあまり使うことのない2方向スライドなど、やっぱりハードもいまひとつなところが多いよなぁ。)

これでMacでも、Windowsでも、iPhoneでも、iPod touchでも、自分の半径数m以内にいるものすべてがインターネットにつながる。

なんという時代だろう!

いつでも、どこでもインターネットといえば、
これまでMobile Internet Services(MIS)の街角インターネット構想からLivedoor Wirelessまで、
さまざまな構想があった。

いずれもPHSの基地局くらいの間隔で、無線LAN基地局をたくさん設置しようという構想だが、
まさか自分で基地局を持ち歩ける時代がやってくるとは想像もしていなかった。

このWMWifiRouter、一度、使ってしまうと、あまりの快適さにもとには戻れなくなる。
(そして地下鉄に乗りたくなくなる)
現在は無償β版だが、どうか製品化しても入手しやすい値段にして欲しい。
そしてE-Mobileや日本通信には、次はぜひ(液晶はいらないので)スイッチONで、
WMWifiRouterが動く機械を提供して欲しい。

なぜなら、高速なインフラを活かして、その魅力を満喫するのには、やはり快適な操作は必須だからだ。

(日本の)携帯電話がいくらフルブラウザを搭載しても、ほとんど誰も使わず、
EV-DOやHSDPAの高速接続を活かすことができていなかった。

 でも、今らはiPod touchや軽量パソコンやPSP、任天堂DSといった無線LANで快適なインターネットアクセスを可能にするデバイスがたくさんある。
 これらの装置を生活を変えるくらいまで便利にしてくれるのは、持ち歩ける無線LAN基地局、これ以外にない気がちょっとしている(少なくとも当面は)

3月 9, 2008 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.03.08

近況報告:08/03/08

sfo
明日から1週間アメリカに行く。
その直前、2度、何度か〆切を延ばしてもらって、
もうこれ以上はというギリギリのところで今朝、次の本の原稿を仕上げた。
今度の本は久々の共著で、共著者は1ヶ月近く前に原稿を仕上げている。
編集者の方、共著者の方、ご迷惑をおかけしました。

ブログに書きたいことは、日々、たくさんあるが、こうした状況でなかなか更新できずにいた。
とりあえず出発前に近況の報告をいくつか。

まずは今晩の話から:


  1. STYLEBOOK/BS Asahi
    今日、3月8日の23:30からテレビのBS放送、BS Asahiの番組「STYLEBOOK」に出演予定だ。
    GoodsPressやEsquireの編集者をしてきた渋谷康人さんが監修している番組。制作はイースト。
    イーストは以前は青山の骨董通りにあったのだけれど、いつの間にか外苑前にものすごくかっこいいオフィスを構えていてビックリした。勢いのある会社は凄い!
  2. nobi-taro cast
    米アップル社のWebページにもスクリーンショットが掲載されたPodcast番組の「nobi-taro cast」
    遅れていた3月分のnobi-taro castも、無事収録が終了。今回は奥沢にある中国茶のお店、「迎茶」で、めちゃくちゃ怪しまれながら収録(ちなみに前回は青山の「AtoZ cafe」だが、実はこの「AtoZ cafe」が、後述のPenの編集者とちょっとしたつながりがあったりして驚いた)。次回の収録は桜の名所の近くにある黒豆茶のおいしいあのギャラリーだろうか?nobi-taro castは昨日から配信が始まっている。
  3. Apple Tips
    Podcastといえばもう1つ。大塚商会のPodcast番組、「Apple Tips」にも来週から何回かにわたって登場する。佐藤豊彦さんとは何度かワインの会などでお会いしていたが、もしかしたら酔っていない佐藤さんと話をするのは今回が初めてかも?
  4. Pen
    今月中頃発売の雑誌「Pen」でも記事を書かせてもらった。
    最近、「茶の湯」とか「和紙」とか、「ロンドン」とか「モロッコ」と、気になるところをピンポイントでついてくる同誌で書かさせてもらえたのはなんとも栄誉なこと。
  5. アカデミーヒルズノート
    六本木ライブラリーの公式ブログであるアカデミーヒルズノートに近々、登場予定だ。
    先日、同ライブラリーのディレクター、小林麻美さんのインタビューを受けたが、あのライブラリーの裏に秘められた深い考えや構想、そして夢を伺っているうちにこちらの方が興奮してきた。

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小林さんのライブラリーに込めた思いは、こちらのページや、こちらのPDFで読むことができる:

ディレクターズ・メモ
アカデミーヒルズ六本木ライブラリーのアイデンティティー

 日本は素晴らしい国だとは思うけれど、その一方で、何かアクションを起こさないと、このままではマズいという危機感もある。そうした危機感が、これまでの本や雑誌やブログでの執筆のモチベーションにもなっていたのだけれど、これまで書いてきた本では「なるほど、そうかもしれないけれど、それじゃあ、どうやって変えて行ったらいいの?」というアクションへのつなぎの部分が弱かった。
 実際、本を読んでもらうだけでは、なかなかそれをアクションにつなげてもらうのは難しい。

 それにこうした「危機感」は、例えばビジネスプラクティスとか、会社の組織作りとか、モノヅクリのあり方とか、そういったポイント、ポイントの問題ではなく、実は日本の社会や風習、教育といったものにも根深く密接に結びついている。
 こうした危機感に対処していくには、さまざまなバックグラウンドの人々の知見が必要だが、そうした人をバラバラに集めてきても、意味がない。
 実は六本木ライブラリーに参加している人達は、独立心だったり、国際的な視点だったり、結構、共通の価値観を共有している部分があって、実は今は独立したメンバーでも、うまく横のつながりを築いて行ければ、大きな力だったり、モメンタムになったりするんじゃないか、と思った次第。

 「クリエイティブ・クラスの世紀」のリチャード・フロリダが書いているように、世界はフラットではなく、デコボコであり、「場所」というものは、非常に重要な役割を持つ。
 例え今でも世界的に影響力のあるイノベーションの多くはシリコンバレーから生まれてきているし、その中でも特に新しい文化とか世界観を発信しているのはオライリーメディアだったり、アップルだったり、グーグルだったりする(最近のグーグル社は、オライリーから、そうしたシリコンバレーの「文化の発信地」の立場を奪おうとしているのか、Open Socialの会合にしろ、その他のおもしろい新興技術の集まりにしても積極的にホスティングしている。一度、そういう場ができあがると、その引力に引き寄せられるように、どんどんいいものが集まってくる)。

 私が東京で、そうした磁場を感じる場所は、他にもいくつかあるが、宣伝しない方が、同じ趣向の人が集まりやすい気がしていて(それにそもそも、あまり人気のない静かな場所の方が好きなので)、あまりブログには書かないようにしていた。
 六本木ライブラリーについても同じだったが、最近は拙著のコーナーをつくっていただいたり、そのおかげで、著名な田中長徳さんのブログで本を紹介していただいたりもしているので、最近では、だんだん名前を出すようにしている。

 これまでは、ただ打ち合わせの場や原稿執筆の場としてしか使っていなかったライブラリーだけれど、これからは何か大きなアクションを興すためのプラットフォームとして同ライブラリーをつかわせてもらえればと思う。


今読んでいる本:
いしたにさんのブログで知ったこの一冊:

美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史 (講談社BIZ)
美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史 (講談社BIZ)西田 宗千佳

おすすめ平均
stars任天堂の記述は少ない「久夛良木健」史なれど、その業績は「もう一つのソニー」と評価できると思います
starsプレステの歴史がこの1冊に

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

まだ途中だが、久夛良木さんがジョブズ的といわれる部分も、ジョブズとどう違うかもよくわかった気がする。ゲーム業界に大きな革命をもたらしたプレイステーションの裏に、これだけの人間ドラマや工夫やイノベーションがあったのかと驚かされる。

3月 8, 2008 日記 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2008.03.03

「アップルの法則」、本日発売

ブログを更新している時間が、ぜんぜんつくれませんが、ちょっとだけ宣伝。

実は今日、3月4日(火)、初の新書本となる
アップルの法則〜驚きのアイデアと戦略の秘密」が青春出版社から発売となります。
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このブログ常連でアップルをよく知っている人が読んでも、あまり真新しい情報はないかもしれません。

ただ、そうでない方々にiMac、iPod、iPhoneとヒット製品を出し続けるアップル社がどのような会社で、どのように発想し、どのように製品をつくっているのかのヒントを与えられればと思って書きました。
767円と、私が出した本の中ではもっとも手頃なので、アップルという会社について知って欲しい友人に贈る本として最適かも?

この本については、昨年、「iPhoneショック」や「スティーブ・ジョブズ〜偉大なるクリエイティブディレクターの軌跡」が発売となる前に、青春出版社の担当編集者、川崎さんと打ち合わせをしました。
 この2つの本のどちらにも当てはまらない中間の層があるはず、という川崎さんの提案で、書くことが決まりました。

 iPhoneやiPodに限らず、iMacを含めたアップルのものづくりの歴史を基本から時系列で振り返った内容になっています。
 文字中心の書籍ですが、各章の扉には、私が撮影した写真をいれるようにしていますので、よければそちらもお楽しみください。

 そうそう、実は六本木ヒルズ49階の会員制ライブラリー、六本木ライブラリーには、先週から先行して展示してありました。メンバーの図書というコーナーに私の本がまとめて置いてあるので、会員の方や、アカデミーヒルズ49のイベントに参加された方は、ぜひみてやってください。

 この本の「あとがき」にも少しだけ書いたのですが、六本木ライブラリーは、いろいろなジャンルのスゴい方とランダムな出会いが頻発する場所。仕事に行き詰まったときに、そんな人達の近況を聞くだけでも結構、いい刺激になったりします。

 Co-Labにしても、D & Departmentにしてもそうで、何か刺激を与えてくれる人々が集まってくれる「場」って、結構、大事だと思います。

 そうそう、実はこの週末、前々から約束していた家族旅行で札幌に行ってきました。

 めちゃくちゃタイトなスケジュールで、以前、お世話になったApple Store Sapporoすら覗くことができませんでしたが、なんとかオープンしたてのD & Department Sapporo by 3KGを覗いてきました!

D & Department Sapporo by 3KG

 西18丁目駅の美術館通りは、かなり雰囲気がよく、今度行ったときは、ぜひもっとじっくり駅から大通り公園までのエリアを散策してみたいところ。
 うれしかったのが、このD&Departmentが、以前、人に教えてもらって感動したラムハウス「ケケレ」のすぐ近くなんですよね。
 D & Departmentや美術館通り側とはかなり雰囲気が違いますが、アイスランド産ラムの刺身をはじめとするおいしいジンギスカン、ぜひ試してみてください!
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 今年はascii.jp、ITmediaMac FanMacPeopleMACPOWERMacTopianobi-taro castといった従来のアウトレットを保ちつつも、これまでとは違うアウトレットへの出没を増やして行く予定です。
 近々、BS Asahiのテレビ番組スタイルブックや雑誌Pen、PodcastのApple Tipsにも近々登場予定なので、よろしくお願いします(それ以外にも、今年は既に週刊AERA週刊FLASHJ-WAVEMyCom Journalに登場しています)。

 さて、「アップルの法則」発売前夜の今日、 次となる共著の書籍が仕上がるはずなのですが...
今は既に23時半、ちょっと旗色が悪くなってきました。共著者の方は既に月初めに書き上げていて、申し訳なくて申し訳なくて、一生懸命時間をつくろうと頑張っているのですが。

 そういえば前の記事のコメントも、返事を書くといってそのままになっていたことに気がつきました。なんとか、今週の木、金には落ち着くと思うので、その頃までには!

 いろいろと突発で、予定が入ってきて、ずっと睡眠時間を削りながら仕事を続ける日々です。
 今週のApple Special Eventはあきらめたものの、来週は別の用事でアメリカに行くことに今日決まりました。その翌週はSSKで講演を行う予定です。その後もいくつか講演やイベントがあり、4月中旬は1週間イタリアに行ってきます。

ブログを更新するためにも、なんとかあと2〜3日で収束するように頑張ります。

3月 3, 2008 | | コメント (1) | トラックバック (1)