Google謹製の紙飛行機(期間限定!?)
書きたいネタは溜まりに溜まっているのですが、またしても忙しいループで、
ブログを更新できずにいます。
ブログ更新のリズムを取り戻すために、まずは軽いネタから。
日本の4月1日には、エイプリルフールで、nobi-taro castで「エイプリルフール」ネタを披露させてもらったところ、日本最強のWebウォッチャー、otsune氏にも捕捉していただけたようです。
016: アップル春の新製品!MacBook Air Doc?
さて、日本のエイプリルフールがほぼ終わると同時に太平洋の向こう側アメリカでも、そこかしこで「ウィット」と「クリエイティビティー」が試されるエイプリルフールネタがあがっているようです。
そうしたジョークを読み歩いていたわけではないのですが、仕事でGoogle Docsを使っていて、滅多に使わない「File」メニューをたまたまプルダウンしてみたら、こんな項目が....
そして実行してみると、
なんとこんな画面が...
どうやら紙飛行機を折るためのテンプレートを印刷してくれるようです。
もしかしたら、アメリカ時間でエイプリルフール中だけ利用できる期間限定の機能かも知れません。
気がついた方は、ぜひお試しを!(そしてPDFなどで取っておきましょう)
これって企業ユーザーのメニューにも現れるのかなぁ?
と、1つの話題を書いて、そこから
「そうそう」といって別の話に展開するのがnobilog2のパターンですが、今回も関連した話が2つ。
1つは、「そうそう、エイプリルフールといえば...」
そうそう、エイプリルフールといえば...
昔は(株)アスキーが年刊Ah Ski!(ア・スキ)という丸ごと1冊エイプリルフールジョークの雑誌を出していて、これが大好きでした。独立した雑誌で売られる前は月刊アスキーの最後の方のページに上下逆さまになった表紙があって、ここにEarth Trekというゲームやら、表参道アドベンチャーというゲームのプログラムリストが印刷されていた。
特に感動したのがEarth Trekというソフトのプログラムリスト。おそらくジョークのためにさけるページ数が限られていたけれど、そこにEarth Trekという歴史に残る名プログラムが来てしまい、どうしてもプログラムリストが収まりきらない、そこで何をしたかというと、(今の時代風にいうと)行番号付きのソースコードで1行あたりの文字数が一番長い行と短い行を上下逆さまにして同じ行に印刷、つまり行の並びの順番が行の長さの順になっているという、ものすごく画期的なプログラミリストの掲載方法をしたのだ。
万が一、どこかでエラーが起きたときどうしたらいいかというと、エラーが発生した行の文字数を数えて、それを頼りにプログラムリストの該当箇所を調べる、というしくみ。
大好きだった年刊Ah!Ski(ア・スキ)が発行されなくなってしばらくたちますが、この年刊Ah! Skiの創刊数十周年目に当たる4月1日の前日、日本のIT業界を代表するベンチャー企業が、この世から消えました。
そう、私をパソコンの道へと導いた(株)アスキーが、アスキー・メディアワークスという新会社になったのです。それにあわせて社員の方のメールアドレスも一斉に変わったようです。
アメリカのパソコンメーカーがガレージで起業した直後、日本の学生ベンチャーは青山のマンションで起業し、日本中のマイコン少年にコンピューターの世界の夢を伝えていた。
そんな文化をつくってきた会社のブランドをなくしてしまう、というのは残念でなりません(以前、同社の経営が変わり、アスキーライブラリーというコンピューター関連書籍を集めた図書館をなくしてしまった時も、もったいなく残念でなりませんでした)。
今ではアスキーに限らず、毎日コミュニケーションズや日経BP、Computer World、インプレスR&D、ITmedia、CNet Japan、家電WATCHなど幅広い出版社とつきあっている私ですが、そもそもITジャーナリストとして活躍するようになったのも、アスキーの月刊アスキーや創刊してまもない頃のMACPOWERがきっかけでした。
そう考えると、アスキーという会社がなくなるというのは、それはそれで残念でなりません。
ぜひ、新会社には、これまでの30年を超える、日本のIT業界を変え、新しい30年の文化を築く企業としての高い志を持って頑張って欲しいところです。
「そうそう」の第2弾、「そうそう、冒頭の紙飛行機話で出てきたGoogleといえば」。
今月、久々の共著本を出します。
「Web 2.0 Book」などのベストセラーを持つ、Modiphi社CEO、小川浩さんとの共著でタイトルは:
「アップルとグーグル」。
本の発売に先駆けて、Apple Storeにてイベントも行います。
詳細はぜひ、小川さんのこちらのブログから:
WBS2.0 Vol.28 feat. Nobi Hayashi - 『アップルとグーグル』出版記念
「アップルとグーグル」の関係といえば、最近の私の携帯電話関連のセミナーでの講演でも一番重要なテーマの1つですが、今、このブログを書くために改めて検索をかけてみると、ここ数年で本当に両社の関係が大きな話題になっていますよね:
「アップルとグーグル」、AmazonでのURLはこちら(今回は、これまでの方針を変えて、アフィリエイトをいれています。細かいことですが、興味がある人は※以下を参照。意見求めています)。
アップルとグーグル 日本に迫るネット革命の覇者 | |
小川 浩 林 信行 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
Ah Skiの一部は、こちらに再収録されているようです:
みんながコレで燃えた!NEC8ビットパソコン PC-8001・PC-6001 CD-ROM1枚(Windows 2000、XP対応) アスキー書籍編集部 アスキー 2005-03-15 売り上げランキング : 134270 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
※どうでもいい、Amazonアフィリエイトに対する私の考えの些末な変遷:
これを読んでくれている人がどれくらいいるんでしょうね(笑)。
アメリカの著者は、本の売り上げによる印税以上に、自分の本を自分のブログで紹介して、そのアフィリエイトによる収入の方が大きい、という話を聞きました。
その話を聞いたときは、ちょっとだけ「しまった!」と思ったけれど(笑)、私はこれまでnobilog2では基本的に自分の本にはアフィリエイトを入れないようにしてきました。
自分のアフィリエイト経由で買うよりは、私の本の感想を書いてくれた人のブログ経由で買ってもらった方が、個人的にもうれしいし、なんだか本で印税をもらって、その上、アフィリエイトでも儲けるというのは「自分の性に合わない」と感じていたからです。これは例えば、外出から帰ってきたときに、どれくらい丁寧に手を洗えば気持ちが収まるのかとか、回しのみをするのは気持ち悪いとか、飛行機でおてふきをもらうと誰が触ったかわからないリモコンとかをおてふきでふいてしまう、というのと同じで人によって違う「気持ち悪さ」の感覚の違いみたいなものだと思います。
なので、人が自分の本でアフィリエイトをもらっていても、ぜんぜんどうとも思いません(Joi Itoさんがよく話しをするのですが、著作権やCreative Commonsとかを、どう使うのがいいかも、最終的には、「何を気持ち悪いと感じるか」が最終的なよりどころになるという話をしていますが、これもそうだと思います。外村仁さんがよく講演で大事にしろ、といっている「直感」とも関係あるかもしれません)。
で、その自分の「気持ち悪さかげん」で自分の本にはアフィリエイトをいれていなかったのだけれど、「出版社の公式ページとかにリンクを貼っていたけれど、結局、ブログ読者に検索とかをさせたり2度手間をとらせていただけではないか」と感じ始めていました。
しかし、それよりも深刻だったのは、せっかく、アフィリエイトをいれずに紹介したのに、それでも自分のアフィリエイトの売り上げを見ると、その中に必ず毎月数冊自分の本が入っているのです。
そう、Amazonって、リンクを貼った本だけでなくって、そこからAmazonに行って買った本すべての売り上げが収入として入るんですよね。
そう考えたら、無理に遠回りをさせないで、どんどん自分の本でもアフィリエイトを入れていって、その代わり集計ページでキチっと調べて、自分の本によるアフィリエイトの収入は、どこかのNPOとかに寄付した方がいいのかも、と思うようになってきたのです(数百円とか、せいぜい数千円のレベルです。あまり期待しないでくださいー笑)。というわけで、今回は共著ということも、Googleで探しにくいということもあり、自分アフィリエイトを入れてみました!
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コメント
「WBS2.0 Vol.28 feat. Nobi Hayashi - 『アップルとグーグル』出版記念」へのリンクがうまくいっていないようです。
http://blogs.itmedia.co.jp/speedfeed/2008/04/wbs20-vol28-fea.html
投稿: nakazato | 2008.04.02 16:07