2009.01.02

ブログは会話 + 情報のディスカバリー

THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2007: DAY 2

「ブログは会話」これは伊藤穣一さんがよく言う言葉。

ブログの記事に1点の間違いもない完璧なものを求められていたら、堅苦しくて何も投稿できない。
 ある程度、思い込みや勘違いもコミコミにして、ある程度は「エイヤ!」で投稿するからこそ自分の意見が言える。それだけにブログでは記事そのものだけではなく、コメント(や場合によってはTrackback、人によってはdel.icio.usやはてなブックマークも)での対話までも含めて1つのコンテンツと捉えて欲しい。

 ただ、今日のブログが至らないところは(そしてSNSの方が進んでいる部分)、自分が書き込んだコメントに対して返信があっても、再びそのブログを訪問しないとわからないところ。
 この問題を解決すべく、しばらく、coCommentを試したが、残念ながら期待した変化は得られなかった(サービス自体はよくできているので、今後、また機会をつくって再挑戦したい)。
 そんな中、昨年末、Six Apart社がTypePad Connectというサービスを開始。これに衝撃を受けた。

 TypePadのブログに、TypePad ConnectのIDでログインしてからコメントを書き込むと、そのコメントに対して、返信があったときに、それがメールで送られてくる。しかも、そのメールに返信する形で、メールソフト(あるいはiPhone)からコメント返しができるのだ。
 これは「ブログの会話化」を、さらに一歩、押し進める革新的技術だろう。

 さて、昨日のブログにいしたにさんからトラックバックがあった。
みたいもん: すべてが記録される時代のログ:私的原体験編

 この記事で私の記事と一緒に平田さんの記事が紹介されている。

dh memoranda:次になにをするべきなのか

この平田さんの記事を読んで、いくつか「Web 2.0 in your pocket」的な視点で思い出したことがある。

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2008.12.24

不幸を呼ぶテクノロジー

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メールを10通書き上げたので、ご褒美にブログを書かせてもらおう。

今年の春頃から、すっかり執筆業から講演業とコンサルティング業に鞍替えしている筆者だが、それでもパソコンに向かって書き物をしていることが多い。
現在、唯一の連載で、いつも遅れがちな「Apple's Eye」の原稿を書いていることもあるが、そうでないときは


  1. プレゼンのスライドをつくっている
    毎回、半分以上は同じスライドを使うくせに、講演前日に4〜5時間かけて、オーディエンスにあった構成を考えて順番をやりくりしている
  2. 電子メールソフトと格闘している

のどちらかだ。トータル時間でいうと、圧倒的に後者が大きい。

パソコンを使い始めの人や、あまりパソコンどっぷりでない仕事をしている人にとってはそうでもないかもしれないが、仕事柄情報のハブになりやすい人間にとって電子メールは、まったくもって不幸のテクノロジーだ。
筆者が利用している全メールアドレスに届くメール数の総数は、1日約4000〜5000通だ。
「多い」と驚かれる方もいるかもしれないが、2007年に急逝されたitojunさんに話しを聞いたところ、彼はこの倍近く受信されていたようだ。
もちろん、すべてが人手によって送られてきたメールではなく、迷惑メールも含めた数だが、'93〜4年頃から同じ、文字数の少ないメールアドレスを使い続けていると、こうなってもおかしくない。

このうち重要メール用として使っているアドレスに届くメール数が1日数百通。
おそらく700〜800通だが、前からそうした方がいいと思いながら、ずっと避けていたのだが、
今年、ついに重い腰をあげてGmailに切り替えたおかげで、目にするメールの数はかなり減った。
ほとんどの迷惑メールは、一度も目に触れることなく迷惑メールフォルダに入り、数週間後には自動的に抹消される。

とはいえ、そうしてフィルタリングされた後でも、1日に読まなければならないメールが100通を下ることはない。
さらに、返事をしたり、カレンダーにつけたり、電話をかけたり、といったアクションを起こさなければならないメールが、1日に最低でも20通はある。

電子メールという無料通信手段の登場で、気軽にコミュニケーションができるようになったことは、多くのいいことをもたらしたが、その一方で、それが蓄積していくと、とんでもなく大きな不幸も招くことになる。

今年だったか、去年だったか、元々はパソコン雑誌だった「月刊アスキー」が「reborn」するといって、ビジネス誌に生まれ変わり、その後、ビジネスアスキーという雑誌に名前を変えていった。
このビジネス雑誌時代の月刊アスキーで、ただ1つだけ今でも印象に残っている記事がある。

 「数字で見るなんとか」という連載の記事で、毎日ビジネスでやりとりされている電子メールの本当のコストを探ってみよう、というものだった。


月刊 ascii (アスキー) 2007年 02月号 [雑誌]
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(この号かどうか自信無しなので注意)

 IT度の高い企業だと、みんな後で何か言われても言い訳できるように「とりあえず、いっておきましたよね。みせましたよね」といわんばかりに、上司や同僚をccに入れまくる傾向が強まっている。
 こうやって役職の位が上の人ほど、電子メールが雪だるま式に増えていく。
(一説にはマネージャークラスで1日数十通、ディレクタークラスで100通、その上が200通くらいとも言われる。もっとも、これは企業文化のIT度によって違うだろう)。

 そして役職が上の人ほど時給が高いとすると、みんなが無料だと思って、やりとりしている電子メールが、会社の人的リソースの貴重なコストのかかっている勤務時間を、深刻に浪費している、といった記事だった(うろ覚え)。
 まったく、その通りだと思う。

 不用意に上司にCCをしている人は、上司の受信箱がどうなっているかを想像し、CCしたからといって読まれているわけでもなければ、印象にすら残っている可能性が少ないことを再認識した方がいいだろう。人間が1日に脳で処理できる情報量には(きっと)限界がある。

 私は1970年代から、プログラムリストの打ち込みや、チャット(今で言うインスタントメッセンジャー)で鍛えてきたタイピング速度があり、そこいらへんの人に負けない速度でタイプできる自信。ノっているときなら、日本語でも話すより早くタイプする自信もある。

 それだけに、数年前までは、相手の状況を無視してかかってくる電話が嫌いで、電話をかける前に電子メールやインスタントメッセンジャーで、用件を伝えて欲しいと思っていた。
 しかし、今は(インスタントメッセンジャーはいいが)電子メールは避けて欲しいと思うし、送られてきたメールにも電話で返事をしてしまうことが増えた。

 というのも、多くのメールは、どうせ、返事をしても、また1通、返信しなければならないメールが増えるだけ、というのが見えている。つまり、本題に入る前のフリに過ぎないことがわかっているのだ。

 それに、この受信箱というものが、単純なTo Doリストのように、1件ずつ処理していけば、減っていくというのであれば、まだ頑張ろうという気にもなる。
 しかし、実際にはそうではなく、1件のメールを処理した頃には、さらに2〜3件くらいメールが増えているのだ。
 これは毎日、延々と同じ道路のドリリングと舗装をさせられているようなもので拷問に近い。

もちろん、こちらも人間。
すべてのメールが憂鬱というわけではないし、書いていて楽しいメールもある。
読者の方などから送られてくるメールも、時間があるときは(できるだけ)もれなく1通1通誠心誠意を返事を書いてきたつもりだし、以前にメールをもらった読者に、こちらから「例の情報、あれわかりましたよ」とか「その後、どうですか?」といった具合に、こちらからメールを送りたいと思っていることもある。
 ただ、私にとって、既に電子メールというコミュニケーション手段が、まるで音楽がガンガンになっているディスコの大型スピーカーの真横で、風邪をひいて喉が痛いのに、1時間マイクの壊れた会場で大声で講演して声まで枯れてしまった状態で、耳栓をした友人と話すくらいに無理がある手段になりつつあるのだ。

 いや、実は数年前からそうで、だから、一時はmixiのメールに逃げていたが、こちらも一時増え過ぎてしまい(最近ではそもそもあまりログインしなくなってしまった)、Facebokkも同様で、Twitterのメッセージも。結局、分散させても、そちらの手段がいいとわかった時点で、そのチャネルへのコミュニケーションの集中が起きてしまい、本質的な解決にならない(いや、あまり分散させると、今度はあちらこちらチェックしないといけない、という問題が発生してくる)。

 いずれにしても、ここ10年のテクノロジーは、検索エンジンにしても、アグリゲーターにしても、人々の便利、効率的、欲しいといった言葉に流されて、人間の能力を超えて、情報を集中させる結果を招き、それによって人間をどんどん不幸にする結果にいたってしまったんじゃないだろうか。

さて、そんな状況の中、希望の光はあるのか?

おそらく来年、中頃くらいまでの間は、これが私の研究テーマの1つになり、nobilog2の中心テーマの1つになるだろう。

でも、いくつかの光明は見え始めている。

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2008.08.31

iPhoneによるイベントガイドのモデルケース

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銀座で明日(9月1日 月曜日)まで開催中の「デザイン物産展ニッポン」。
D&Departmentナガオカケンメイさんがコミッショナーを務めるイベントで、
私も友人にチケットをもらっているし、なんとか明日の最終日に滑り込みで見てこようと思っている。
(今日のagnes b.は行けなかった...悔しい)。

この「デザイン物産展ニッポン」のWebページがiPhoneに対応しているということをお宝鑑定団のブログで知った:
Macお宝鑑定団Blog「羅針盤」:松屋銀座店、iPhone 3Gコンテンツ「DESIGN BUSSAN NIPPON」公開


iPhone/iPod touchユーザーは、ぜひこちらのURLに接続してみて欲しい:
http://designbussan.jp/


実際にiPhoneからアクセスしてみると、これがシンプルながら驚くほどよくできている。
ユーザーインターフェースの見やすさ、わかりやすさも、さることながら
ムービーまでiPhoneのサイズにあわせてあるあたりちょっと感動した。
photo.jpgphoto.jpg
photo.jpgphoto.jpg

これは今後、世界で開催されるさまざまなイベントが手本とすべきガイドなんじゃないだろうか
(ということで、後で、英語のブログでも紹介しよう)。

イベントに行くモチベーションを高める案内としても機能し、
イベント会場ではガイドとなり、
そしてイベントを訪れた後も、「あれは何だっけ?」と調べられるツールとして使えそうだ。


ガイドとしての便利さは、未体験なので、明日、試すつもりだ。記事もそれからでもよかったが、もしかしたら行きたいのにイベントのことを忘れている人がいるかもしれないと思いイベントの案内も兼ねて記事を書くことにした。

なお、お宝のページからもリンクされているが、ITmediaのこちらの記事がガイドの舞台裏などを細かく紹介している。
ITmedia Enterprise: 伝統に“新しい風”:
iPhoneを利用した展示会ガイダンス――老舗百貨店 松屋が採用


もっとも、このシステムを他のイベントにも広げて行くとなると、
iPhoneだと「携帯電話禁止/カメラ禁止」の美術館での利用が問題になるかもしれない。

そういう意味ではiPod touchって電話もできなければ、カメラもないし、
ヘッドホンがないと音を聞けないし、音声ガイドとしては絶妙な製品なのかも。

9月9日に発表されそうな新iPod touch、その当たりの視点も入っていることに期待!

そうそう、銀座の松屋に行き損ねた人。もし、9月9日よりも前に、九品仏のD&Departmentに行くことがあれば、行きか帰りにちょっとだけ足を伸ばしてLa Rucheにも行ってみましょう(駅から見てD&Departmentと反対方向だけれど):
nobilog2: La Ruche、今年は9月15日まで

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2008.08.20

なぜか日本ではみかけない充電スタンド

日本は世界有数のガジェット王国。
日本人全員がそうではなく「機械は苦手」という人が多いのも事実だが、
その一方で、日々、鞄の中に携帯電話やデジタルカメラ、iPodにもう1つくらい
複数のガジェットを入れて持ち歩いている人も少なくない。

「そんなガジェット王国なのになぜ?」と思っていることが一つあった。
「このことを考えているのは私だけではないはず」とも思っていた。
サンフランシスコ空港で買った「Real Simple」がKangaRoomのこちらの商品を紹介していた。

私が探し求めていたモノーーそれはCharing Station、つまり充電台だ。
私はかなり異常なケースでソフトバンク製のiPhoneを含め3キャリアの携帯すべてを使っている。
それに加えてEM-ONEがあり、デジタルカメラがあり、
外でバッテリー切れになった時のeneloop外部バッテリーを日々充電しなければならない。
それにノートパソコンのMacBook Airもだ。
これだけでもあのやっかいなACアダプターが7個(デジカメはACアダプターではなく充電器)。
いったいどれだけのケーブルのゴチャゴチャ状態ができあがるか想像できるだろう。

この日々着脱するケーブル類を1本でも少なくしたいし、
それになんとか見えないように隠したい。
ついでに着脱の手間を少しでも軽減したい。

そしてこれらガジェットの溜まり場を、なんとか少しでも見栄えのいい状態にしたい。

こんな風に日本で思うのは私だけなのだろうか?

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2008.08.18

iPhone壊れてTwitterの難しさを知る

ST330020.JPG
(クラッシュする以前のiPhoneの最後の姿。太陽光の下で、よくみたら受話口の左に3つのセンサーが見えたので、それをINFOBAR2で撮影したが、写っていなかったの図)

先週の金曜日、iPhoneを久々にiTunesにつないでバックアップをしていたところ、バックアップ半ばで突然、iPhoneに再起動がかかった。
最初のうちは「まだまだ、不安定だな」くらいに思って余裕でみていたのだが、
しばらくしてただごとではない事態であることが明らかになってきた。
再起動したiPhoneが10分経っても、30分経っても起動時のアップルマークを表示したままなのだ。

これまでにもiPhoneがなかなか起動しないことはあったので、
上のボタンとHOMEボタンを同時に長押して強制再起動をかけるが、
それでも同じ状態。何度やってもダメなのだ。

iTunesにつないでもMacのiTunesも操作不能で、iPhoneもそのままでなんともしようがない。
それに未だバックアップとれていないアプリケーションや写真、SMS
そして録音アプリケーションで録音した取材データ(孫正義さんの声など)もあったので
できればiPhoneを真っ白な状態にしてしまう「復元」はしたくなかった。

いろいろ調べていくと、米国のアップル社のサポート掲示板でも
同様の報告が多数なされていることがわかった。

大勢の人がいろいろ試し、挫折しているのがおもしろかったが、
その中でも、もっとも効果があったのが、こちらのmr.buzzの方法:
"15-MIN SOLUTION: CONNECT TO ITUNES AND REBOOT 3 TIMES TO AVOID RESTORE"
だった。


  1. パソコン上でiTunesを起動しiPhoneをUSB接続(この後もずっとつなぎっぱなしにしておく)。iTunesはフリーズしたような状態に見えるが、決して強制終了してはいけない
  2. 上の電源+HOMEボタンを、iPhone本体に再起動がかかって、その後、アップルマークが表示されるまで押しっぱなしにする
  3. その後、iPhoneの画面がやや暗くなるまで5分ほど放置する。
  4. もう1度、電源+HOMEボタンを、iPhone本体に再起動がかかって、その後、アップルマークが表示されるまで押しっぱなしにする
  5. 2分くらいするとiPhoneがバイブレーションするが、無視して画面が再び暗くなるまで5分ほど待つ。この時点でラッキーな人はiTunesがiPhoneを認識してくれるかもしれない。
  6. さらにもう1度、電源+HOMEボタンを、iPhone本体に再起動がかかって、その後、アップルマークが表示されるまで押しっぱなしにする。2分くらいすると本体がバイブレートし、その後、本体に見慣れたホーム画面が復活することがある。

mr.buzzは技術的なバックグラウンドがあるのか、どうかわからないが、ちゃんとなぜそうなるかまで説明してくれているが、これがなんだか「それっぽい」。
 iPhoneが起動しなくなる原因は、SpringBoardというプログラムがクラッシュしつづけるからで、これがクラッシュすることでCrashReporter(iPhoneの不具合をiTunes経由でアップルに知らせるプログラム)が起動するが、これもうまくいかず、ずっとそのループを繰り返してしまう、というのだ。
 iTunesにUSB経由で接続して、いろいろ試していることで、SpringBoardの初期設定だかデータベースに、何らかの変化が加わり、それで起動できることがあるのだという。

 上の方法は3回繰り返す、という内容だが、私はそれでダメでもあきらめきれず、同じ操作を繰り返していたら8回目くらいで、一瞬だけiTunesが認識してくれた。本来ならそこで同期などの操作をすればよかったのかもしれないが、私はこれが「この時点でラッキーな人はiTunesがiPhoneを認識してくれるかもしれない。」という状態に当たると思って、次も「iTunesは認識してくれるさ」と、電源+HOMEボタンを長押ししてしまった。
 うれしくなってアップルロゴが表示される前に、指を1度離してしまったのが原因か、そんなの関係なくてそもそも望みがなかったのかは永遠のミステリーだが、それから3日間、私のiPhoneをiTunesが認識してくれることはなかった。

 状況をTwitterで実況していたところ、いろいろな修復方法の情報が集まってきたが、いずれも効き目無し。
 最後まで試さなかったが、Jailbreakすることで本体をiTunesに認識させ、最後の最後でJailbreak用のファームウェアじゃなく、本物のファームウェアを読み込ませる、というアイディア(by koyaさん。詳細はこちら)もいただいたが、完全放電後、何事もなく起動したという報告もあったので、私はそれにかけて完全放電を待つことにした。

photo.jpg
(「あきらめ」によってまっ白から再スタートした私のiPhone。たまたま見つけたGoogleの手鏡ケースがケースとしてピッタリであることに気がついたので、これからはこれで持ち歩くかも)


 土曜日の朝4時ころ、iPhoneに再起動をかけるとアップルマークの代わりに赤い容量わずかなバッテリーの絵が表示されたので、「あと少し待てば完全放電だ」と信じて待った。
 その後、待って、待って、ひたすら待って土曜日が終わり、日曜日の朝が過ぎ、昼になり、夕方も終わり、夜もまだバッテリーが大丈夫で、夜中になってもまだバッテリーが切れない。
 月曜日の朝「もう待てない」と一瞬思ったが、どうせ取材で作業ができないからと、帰宅まで放置し、帰宅後「急ぎの用事が終わるまでは、復旧作業ができないから」と、最終的に夕方16時まで待ち続けたが、結局、完全放電することはなかった。

 そこからは、あまりにもいろいろ試し過ぎていて、
すっかり忘れかけていた「iTunesがiPhoneを認識しなくなった場合に、取るべき操作」をTwitterで教えてもらって思い出し、「これ以上、時間を無駄にするのはやめよう」と「復元」作業を行った。

ちなみに、このブログ記事は既にかなり長くなっているので、
その「いざという時の方法」はTwitterで教えてもらったmasui driveさんのブログ記事に譲る:

masui drive on rails: iPhoneが起動不能になった場合の復活方法

 これまでのiTunesによるバックアップのデーターが破損していたようで、バックアップからの復元もできず。結局、すべてが真っ白からの再スタートになったが、iTunesが同期した曲や動画、写真などの設定を覚えてくれていたのが、せめてもの救いになった。

 私は音楽のデーターや動画のデータが尋常じゃなく大きく、iTunesのデータが外付けハードディスク2つにまたがっている(それでも、段ボール箱2つ、3つ分くらい「まだrippingiできていないCD」があるー>探すだけでも面倒なのでiTunesでダブって買い直している)。
 昨年、引っ越したマンションの電源容量が足りず、たまにブレーカーが落ちるといった事情もあり、2台の外付けHDDを利用する、iTunesの同期の回数が最近、めっきり落ちていたのも、今回ダメージを大きくした大きな一因だが、せっかく失敗したからには、それをブログでネタにして、失敗を繰り返さないように、これを気に大容量のポータブルHDを購入して、そちらにiTunesのデータをすべて移すことにしようと思う。

ところで、このiPhoneクラッシュ騒動をストレス発散も兼ねてTwitteで実況中継していたのだが、そこでTwitterを使ったコミュニケーションの難しさを知ることになった。

以下はiPhoneとはぜんぜん関係ないTwitterの話し。

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2008.08.17

Re: 日本は公衆無線LAN先進国!?

P1170207.JPG
iPhoneが起動しなくなって仕事が止まってしまった。
とりあえず一度、完全放電してから、もう1度だけ復帰に挑戦しようと思って待っているが、
「すぐ切れる」と不評のiPhoneのバッテリーは、なぜかこういう時だけしぶとく残りあとわずか(起動中に赤いバッテリーの絵が表示される)になってから既に24時間以上が経過している。
これはきっと、天からの「仕事は小休止してブログを書け」というサインだろうと受け止めて、
今週思ったことを何本かまとめて書こうと思う(from popIn戦略会議の合宿)。

まずは予想外に反響が大きかった直前の記事「日本は公衆無線LAN先進国!?」のフォローアップ。
ほとんどの人は、一度、記事を読んだらそこで終わりで、
わざわざ同じ記事をもう1度読みにくることはないと思う。
しかし、実はnobilog2はコメントでの議論(やはてぶでのコメント)にこそ価値がある。

そこで反響の大きかった前の記事への反響の部分を改めて記事として起こし、
ついでに前回書かなかった話題にも触れられればと思う。

まず海外在住者の感想はUKから帰ってきたyukiさんも、
米国からたまに帰国するきださんも「やはり、その場ですぐに契約できないのが不便」ということだった。
はてブでも何人かの方がそれに同意してくれたようだ。

つづいてはてブで、目立ったのがこの記事で触れているのは東京などの首都圏だけの話題で、地方には当てはまらない、というもの。これは確かにその通りだと思う。「都心同士だとそうなるけど、中堅都市比べたら日本の方が遥かに先進だよ。」という意見があるが、私もこれには同意する。

 特に前の記事では書かなかったが、日本のauの携帯電話(あるいは他社の携帯+NAVITIMEの組み合わせで)は、GPSを使った周辺検索機能で、周囲のホットスポットを位置検索できるので、これが便利だ。温泉地などに行った時も、この機能を使って「一番、近いホットスポットまで4kmか、それじゃあ何度もタクシーで往復するわけにもいかないので、お店の閉店時間直前に1時間だけ行くか」といった行動計画が立てやすい(ただし、情報があまりアップデートされておらず古いのが凄くもったいない。ぜひHOTSPOTやMzone、FREESPOTの人との連携を強化して欲しい。3D機能よりもそっちの方がうれしい)。

 ちなみにホットスポット情報を探すにあたってはdokoyo.jpという便利なサービスがある。このページ、一見細長くてiPhoneに最適化されている風なんだけれど、ぜひ本当にiPhone最適化してくれないかなぁ....

 欧米だと、例えばパリにあるフランステレコムのホットスポットを探す場合はこちらといった具合にパソコンでは調べやすいが、外出中に探すのが、まだまだ日本に比べて大変だと思う。
(もっとも、これは日本の携帯を持っていない、あるいはEVNaviwalkのないオンボロのレンタル携帯を使っている海外からの訪問者も同じかもしれない)。

ここで一瞬だけ脱線。
auには、海外から日本を訪問する人にこそ、日本の技術の粋を集めた携帯をレンタルして欲しい。
特に英語版インターフェースもあるEZNaviwalkが使えるモデルをパケット定額1ヶ月分くらいの料金でレンタルしたら、彼らも「あこがれの日本ケータイ」を堪能できてよろこぶだけでなく、日本では歩行ナビゲーションというものがこうも便利なのかと、驚かされるはずだーーただし3Dナビゲーションの機能だけは標準でOFFにしておいた方が混乱が少ないだろう。あれはやり過ぎで、かえって不便にしてしまった例に思えてならない)。

はてブコメントの話しのつづきをすると、日本ではスタバの代わりとなるWi-Fi駆け込み寺がマクドナルドだという意見が目立った。

古くから公衆無線LANサービスの取材をしていると、「日本の公衆無線LANサービスは、モスバーガーで始まった」というイメージが強いが(このために5軒ほどしかない、生活エリアからはるかに離れたモスバーガーを何度訪れたことか)。
しかし、確かに今の時代では、むしろマクドナルドなのかもしれない。コーヒーが安いし、おサイフケータイのクーポンも話題だし、マクドナルドはもう少し見直してもいいかもしれない。
ただし、ファーストフードでいうと渋谷の道玄坂や五反田のモスバーガーは電源も使えたりするのだけれど、これってマクドナルドもそうなんだろうか(ー>他力本願)。

ワンデーパスの議論もあったが、そもそもお店で売っていないことが多くて、しかも、試しに店員に聞いてみると「あ、すみません。ちょっとわかりません」という人も多い。

FREESPOTやFONの議論がない、という指摘もあった。

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2008.08.14

日本は公衆無線LAN先進国!?

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東京でiPhoneを本格的に使い始めると公衆無線LANサービスが非常にうっとうしく感じられてくる。
電波が弱いといわれるソフトバンクでも、都内の主要地下鉄駅構内ではほとんど電波が入る。

なので、地下鉄に乗っている時でも、駅に着いたタイミングでメールを受信しようとしたり、Webページを開こうとすれば、ちゃんと見れる。

しかし、ここで問題になるのが、公衆無線LANサービスだ。
私は公衆無線LANサービスヘビーユーザーなので、NTTコミュニケーションのHOTSPOTにも、NTTdocomoのM-ZONEにも入っているのだが、そうすると非常にやっかいだ。

 地下鉄が次の駅に停車して、メールを受信しようとするとエラーが出て受信できない。
「なんでだろう?」とよく考えてみると、iPhoneがHOTSPOTの電波を勝手に掴んで接続してしまっているため、「一度、Webブラウザを起動してIDとパスワードをいれるまでメールが受信できないんだ」と改めて気がつかされる。

 そうか、それならHOTSPOTで接続してしまえと、Web認証を使ってHOTSPOTのサービスにログインするが、次の駅で、再びメールを受信しようとすると、またうまくいかない。
 なんでだろうと調べると、どうやらその駅ではHOTSPOTの電波が弱く、Mzoneの方が電波が強かったために、そちらにつながってしまったのだと気がつく。

 最近では、結局、地下鉄に乗っている間は、無線LAN機能をOFFにするのが一番便利なのだ、という結論に至っているが、地下鉄を乗り降りする度に、この切り替えをするのがなかなか面倒くさい。

CA330246.JPG

 それにしても、この問題、米国にいる間は、なぜ感じなかったんだろうと振り返ってみた。
 よくよく考えてみると、米国では公衆無線LANホットスポットは、「スポット」であって、その場に行って、座る場所を確保してじっくり使い込む場所であり、乗り物に乗って移動すると自動的に、次の駅のアクセスポイントに自動ハンドーバーされて、使い続けられるようなホットスポットはないからだ。
 そういう意味では、地下鉄の駅にあるホットスポットは、パソコンから使う分には、非常に便利なサービスとなっており、携帯電話だけでなく「さすが、公衆無線LAN先進国ニッポン!」と世界に誇れるサービスなんじゃないかと思う。

 ところで、海外から東京を訪問している人からは、よく「日本は公衆無線LANがない」、「公衆無線LANサービスが遅れている」という言葉を耳にする。

 一体、なんで、このような大きな印象のギャップが生まれるのだろう。

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2008.04.05

YouTubeにRolling Stonesが登場[YouTube Living Legends第1弾]

YouTubeにRolling Stonesが登場した!


Livinglegend

Living Legends


これは世界的なミュージシャンやスポーツ選手など、「レジェンド(伝説)」と呼べるような「超」がつくクラスの著名人にチャンネルを提供し、コンテンツを集約、公開するだけでなく、一般ユーザーとの動画によるインタラクションを促そうとする試みで、このRolling Stonesは、まだ第1弾に過ぎず、今後も毎月のように新しいチャンネルが追加されていくようだ。
 第1弾のRolling Stonesでは、ライブ映像、舞台裏のクリップ、メッセージ動画のほかにも貴重
なバスルームでの撮影シーンなど、YouTubeに独占的に公開される映像なども順次、公開予定とのことだが、先にも書いた「対話」の部分を重視すべく、ユーザーからの動画による質問のアップロードを受け付ける。ミック・ジャガーとキース・リチャーズは、そうして受け付けた動画からいくつかを選んで、質問に応える動画を掲載する予定だと言う。
 つまり、本物のマスコミでもなかなかできないミックとキースのインタビューをするチャンスが、誰にでも公平にやってくる、というわけだ。
 でも、「言葉の壁」があるよね?と思ったのだが、なんと今回、日本語で質問された動画についても「YouTubeスタッフが英訳をサポートしてミックとキースにお届けします。」とのこと!
 むしろ、日本語で質問するとYouTubeの英訳サービスの実例としてピックアップされる可能性も高いかも?(想像なので保証はしません。とりあえず、どんどん質問動画をアップしてみましょう! ;-) )

 この新しいチャンネルの詳細は、こちらのYouTube公式ブログに書かれています:

Introducing Living Legends

このサービス、すごい!

「iTunes Storeの動画販売サービス(の無料版)」とも言えるし、たまにしかあがらない「iTunes Exclusiveコンテンツ(の動画版)」とも言えるし、「超がつくリジェンドのビデオPodcast(のYouTube版)」とも言えるかもしれません。


 この「超」がつくすごい新サービスについて、思うことをいくつか...

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2007.09.25

多様性が魅力のTHE NEW CONTEXT CONFERENCE開催

 今日からTHE NEW CONTEXT CONFERENCE 2007がスタートした。
 これは個人的に国内で開催するIT系イベントの中で、もっとも楽しみにしているイベントだ。イベントは26日(水)、いっぱいまでやっており、当日参加の枠も少しはあるようだ(Web業界のビジョナリーが講演する26日のセッションスケジュールはこちら

Created with Admarket's flickrSLiDR.
 NEW CONTEXT CONFERENCEというと、昨年、日本で大きな話題になる前にセカンドライフやLast.fmを紹介したイベントでもあるが、私がこのイベントを気に入っている最大の理由は、情報を先取りしたいからではない。他のIT系カンファレンスに違い多様なテーマを扱っているからだ。
 例えば昨年のカンファレンスでは、パネルの1人としてブラジルの文化庁デジタルカルチャー部門コーディネーターのClaudio Prado氏が名前を連ねた。
 今年のオープニング基調講演もソニーコンピュータサイエンス研究所取締役副所長の北野宏明氏が「ネットワーク・イノベーションのビジョン」というタイトルで、生物の免疫システムなどのしくみとネットワークルーター、人気Webサイトなどの相似性についての話をした。
THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2007
 いきなり途中から参加した人の中には、「なんでITのカンファレンスで生物の講義を受けなければならない」と疑問に思う人もいるかもしれない。
 しかし、実はこれこそが重要なことなのだ。

 一見関係のないようなテーマに類似性が潜んでいる事は意外に多い。そして、そうした他のパターンを学ぶ事が、いろいろな場面で、思わぬヒントを与えてくれる事がよくある。

 世の中のあらゆるものごとは意外なつながりを持っている。

 例えば最近、多くのWebデザイナーが注目する黄金比は、オウムガイの形とも類似性がある。
 SNSでの人のつながりや脳内ネットワーク、航空網、河川の形状といったものにも類似性がある。
 世の中、一見関係ないようでいて、実はものすごく関係が深いものが多い。
 もしかしたらゴルフのゲームを通して人生論を語ったり、歴史物の戦国武将やアメリカンフットボール/プロ野球の監督の行動を見て企業のリーダーシップを語るのも、これと通じるところがある。

 いくら話をしても、なかなか答えが出ないディスカッションが、まったく違うバックグラウンドを持つ人のひとことで、あっさり解決、ということだってある。
 解決に至らないまでも、自分とまったく異なるバックグラウンドを持つ人が、その人なりのフィルタを通して意見を述べてくれる事で、それまで見慣れたものが、まったく別のものにみえてくることはよくあること。

 おそらく、これまで関係ないと思っていた事が、頭の中で結びつき、新しい回路(ネットワーク)が生まれる事で、人間は少し賢くなるのではなかろうか。

 今日のカンファレンスで伊藤穰一さんが紹介していた「The Difference: How the Power of Diversity Creates Better Groups, Firms, Schools, And Societies」という本がおもしろそうだ(実は彼は同じ本を「Mozilla24」のパネルでも紹介していた)。本の中では、問題の解決方法について1人の専門家に聞くよりも、素人の集団に聞いたほうがいい回答にたどり着ける事が数学的にも解説されているという。

THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2007

 大抵のIT系カンファレンスは、IT系の人々が中心だ。毎回2〜3社新しい参加者がいて、古株の大手が2〜3新発表をしてくれるので、IT系業界の中では根を張る議論ができるかもしれない。しかし、インターネットに精通していない一般消費者にも深く浸透させたい技術やサービスについて語るのであれば、もしかしたら、アーティストや百貨店の経営者など、ITと関係ない人の意見や視点ももらえたほうがいいのかもしれない。
 ちなみに北野先生の話によれば、人間の腸の中には、脳の重さと同じくらいの腸内細菌がいて、人間の身体の中の細胞をバラバラにしてDNAを調べると、全DNAのうちの95%までは、種類豊富な腸内細菌のDNA、その人固有のDNAはほんの5%ほどしかないらしい(このあたり、もし、私の理解が間違っていたら、誰かコメントで訂正して欲しい)。こうした腸内細菌の多様性が、我々の身体を守っているのだろうか。腸内細菌を取り除いたラットは、すぐに死んでしまうとい話だった。

 日本の社会で暮らしていると、プライベートの時間があまりにも軽視され、常に仕事に追われてしまいがち。そして、追われた生活を続ける事で、自分の将来の糧となる自分の中の多様性が制限されてしまう。
 そう感じている人にとって、THE NEW CONTEXT CONFERENCE(コンカン)は、ちょっとしたバランス系サプリのような役割を果たしてくれるーーまったくITに関係のない話ばかりだと、参加者が自分の頭の中で、話をつなぎあわせなければならないので大変だが、「コンカン」では、例えば北野氏の話にしても、生物の話をしながら、それをWeb 2.0やLongtailといったIT系の話題に結びつけながら話してくれるのもいいところだろうーーちなみに多様性に富んだイベントといえば、先日、行われたMozilla24もなかなかよかった。

 THE NEW CONTEXT CONFERENCE、今年はかなり参加者も増えていたようで、パーティーも大盛況だったが、万が一、今年逃した人は、ぜひとも来年こそは参加して欲しいと思う。

 ちなみに、私は今回のイベントの様子を「All-in-One INTERNET magazine 2.0」でレポートする予定だ。記事の掲載は、もう少し先になるかも知れないが、ぜひとも読んでみて欲しい。

以下、この話にやや関係がある話題:


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2006.12.23

非同期書き置き型コミュニケーション

[updated 12/24: 13:57: 相手によってもコミュニケーションの仕方が変わる。その視点が抜けていたので、最後に追加しました]

先日、「ドリオ」の記事を書いたところ、mixiの同じ記事にコメントがついた
「ん〜少なくとも私の周りでは、仕事中にメッセンジャーは厳禁です。」

これを聞いて、頭の中に浮かんだのは大学時代の懐かしい後継。
大学のMacがズラっと並んだラボには入り口に張り紙があり、こう書かれていた:
「Broadcast禁止」

「Broadcast」とは、ドイツのカールスルーエ大学のJoachim Lindenberg氏が1988年に開発したシェアウェア(25ドル)。

Braodcast21icon
最終版はBroadcast 2.1

間違いなく、Macのシェアウェア史に残る1本に数えることができるソフトだ。
プリンタードライバーを選択する「セレクター」というソフトで、このソフトのアイコンを選ぶ。
するとネットワーク上の他のBroadcastユーザーの一覧が表示されるので、名前を入れ、メッセージをいれる。
送信ボタンを押すと、相手のMacで「プルルルル」と音がして、こんな感じで、メッセージが表示される(どなたかより鮮明な画像提供を!)
Broadcast

Img_000386_1
[画像提供:マミタン:メッセージを残しているのは「明日のジョー」ともちょっとだけ縁がある。力石(ちからいし)君。「欲しい方」が「ほいしかた」になっているのが彼っぽい(解説:マミタン)]


 極めて単純なプッシュ型のコミュニケーション。でも社内LANが整備されている環境では、極めて便利で、学校で職場であっという間に広まっていく。
 私も愛用期間が長かった。Mac OS Xの時代になってもクラシック環境を使って使うことができ、iChatが発表される前年くらいまでは、WWDCの広大なスペースで友人と連絡を取るのに使っていた。
 Macintouchには、PowerPC Macでは、Mac OS X v 10.4.1でも利用できるという報告も届いている

 ただ、中毒性が高く、これを使って授業中や仕事中にもオシャベリをする人が増えてしまうため、私の学校のラボでも禁止されていたし、某Mac雑誌の編集部でも一時、自粛が求められていた。

 Broadcastでは、相手にメッセージを返信するのは簡単だが、新たに送るには、一度、セレクターを起動して、相手を選び直さなければならない。
 このため、一度、メッセージが送られてくると、なんとなくくだらない内容でも、とりあえず返事をしておいて話のキャッチボールを続けてしまう。これも同ソフトの中毒性を高める一因だったのかもしれない。

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2006.12.21

「ドリオ」正式公開!

友達や仕事での日常的やりとりにまだ電子メールを使っている人!

最近、私の周りではInstant Messengerやチャット(そして非公開のブログ)を使うケースが圧倒的に増えている。
中でも飛び抜けて多いのがSkypeチャット機能の利用者ーー音声チャット(通話)ではなく、文字による対話。

実はこのSkypeチャットを、さらに便利にするソフト、「ドリオ」が満を持して公開された!

Dorioicon2

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2006.12.20

地図、翻訳、辞書、動画 ... Google検索キーワードランキング

グーグル社から2006年1月1日から12月15日までの検索キーワードトップ10が発表されました。
「2006年検索キーワードランキング」より抜粋

総合トップ10は
1位 地図
2位 翻訳
3位 辞書
4位 動画
5位 ほしのあき
6位 天気予報
7位 au
8位 価格
9位 郵便番号
10位 倖田來未

ナンバーポータビリティーでも1人勝ちの「au」ですが、こんなところでも人気ぶりを顕示!?それともGoogleとauの提携がなんらかの形で影響したのか(携帯電話からの検索クエリとか)。
「価格」とか「動画」当たりは他のワードとの組み合わせで使われることが多いんでしょうね。
私も「eneloop 価格」とか「ジョブズ スピーチ 動画」とかでよく検索します。

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2006.11.02

脱家庭用コンセントへの一歩

IMG_9054.JPG
Tokyo Designers Weekを駆け足で回ってきましたが、実は期待していたコンテナ展が少しパワーダウンしていてがっかりした。お台場でやっていた一昨年はかなり楽しかったんだけれど、昨年、絵画館前に移動してから数が減り、ルールが歪められてきた。

貨物コンテナという限られた空間をどう生かすか、という制約の中での工夫が楽しかったと思うのだけれど、気がつくとこんな感じでコンテナを3つつなげちゃっているところがあったり、外に向けて拡張しちゃっているところがあったりと、かなりルールが緩くなってきている。

IMG_9089.JPG
IMG_9091.JPG

とはいえ、要は中身でおもしろいコンテナはやっぱりおもしろい。

いくつかおもしろい展示をまとめて、CNet Japanさんに掲載していただきました。
デジタル家電の近未来デザインとは

個人的に毎年、楽しみなのがコンセプトPCなどの展示で毎年出展し続けている富士通。
今年はPlayful 3A Projectというプロジェクトでつくられたプロトタイプが展示されていました。
どんな展示かは実物を見てのお楽しみ。

一方、もう1つ、これはすごいと思ってしまったのがサンヨー電気の「eneloop」系の展示。
sanyo booth (container)
同社のコンテナでは「Think GAIA」を合い言葉に、同社が掲げる「eneloop universe」の製品群を展示していた。eneloopはご存知、繰り返し使える充電池と気軽に使える乾電池の良さをイイトコ取りした製品で、今年の「グッドデザイン」賞も受賞している。

でも、それだけに止まらず、その先のビジョンもあったんですね。
その先のビジョンというのが「eneloop universe」。
太陽電池で充電できる「SOLAR BATTERY CHARGER」を使って、コンセントに頼らずに電気を蓄えることができるのが、なんとも素晴らしい。

写真はCNetの記事参照

大量生産、大量消費というと、工業製品のことばかりが頭に浮かぶけれど、実はそうしてつくられた工業製品の多くが購入され、開封されると、今度は家庭用コンセントも大量消費している。
今や、そのあたりをよほど意識してセーブしている家でもない限り、「どの部屋のコンセントもたこ足状態」なんてことになっているんじゃないだろうか。

ところで、この「SOLAR BATTERY CHARGER」、実はもう1つ感動した点がある。
実は電力の外部出力端子としてUSBポートを備えているのだ。
として、太陽電池を使った充電器はいいけれど、その先がUSB端子、というのがなんとも素晴らしい。

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2006.10.16

FON、まもなく国内始動!?

さきほどDigital Bear、minamiさんの「B-log Cabin TP」にあるこちらの記事を読みながら、そこにあった「FON」へのリンクをなんとなく辿り、「日本語」というメニューがあったので、それをなんとなくクリックしてみると、今日付けの「FON Japan が始まる!」という記事が目に飛び込んできました。
ぜんぜん、状況を追っていなかったんですが、いよいよなんですね。

最初にこのサービスのことを聞いた時はオープンソースベンチャーの「Sputnik」を思い出しました。
関連記事:Internet Watch:世界規模のワイヤレスISPをオープンソースで目指すSputnik

同時に、期待一杯のSputnikプロジェクトが中止した記憶もよみがえり、大丈夫かなと心配になりました。
関連記事:米Sputnikが無線LANプロバイダー計画を中止〜ビジネスモデルを変更

Mobile Internet Serviceの「街角無線LAN」やライブドアワイヤレスもそうですが、
広域無線LANサービスの構想は、これまでにも何度か浮上しては、実現しないまま消えていきました。

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2006.10.10

You Tube買収で気になるのはGoogle Video

WSJに書かれた噂は、やはり本当になるんですね。
GoogleがYou Tube買収。
Mercury News:

Financial Times:
日本語:
CNet Japan:
ITmedia:
ascii24:

個人的にこの買収で一番気になるのはYouTubeとGoogle Videoとの関係。
たしかにYouTubeはYouTubeで見る側としてはおもしろいが、
ビデオをつくってアップロードする側としてはGoogle Videoもかなり魅力的だ。
なぜなら、


  • コンテンツの有料課金ができる(しかも課金形態も選べる)
  • コンテンツをiPod/パソコン用にダウンロードさせるオプションがある
  • 字幕が追加できる

など、本格的なコンテンツを提供しようとすると、Google Videoの方がよくできているからだ。

世間一般ではYouTubeの方がGoogle Videoよりも人気があって、シェアも45%と大きいという。
The Mercury Newsの記事が掲載したNielsen/NetRatingsの2006年8月の調査結果で言えば、YouTubeが3400万ユーザーに対して、Google Videoが1300万ユーザー(でも、この1300万ユーザーはお行儀がよく、献身的ーー良質な1300万ユーザーだと思う)。

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2006.09.28

Stupid Networkと25番ポート

一昨日、CNet Japan Innovation Conference 2006 Autumnの取材と3時間がかりの打ち合わせを終えて帰宅。

溜まりに溜まったメールの返事を書いて送ろうとするもなぜか送信できない。
違うSMTPサーバーを指定してもダメ。
急ぎのメールだけGmailから送って対処したが、原因が一向にわからない。

電子メールソフトを使ったのでは、何が起きているのかわからないのでターミナルからtelnetを使ってSMTPサーバーにアクセスしてみたものの、何もしないのに勝手にセッションが閉じられてしまう。
(telnet <SMTPサーバーのアドレス> smtp などとすればよい)

インターネットの通信は、例えばWebページの転送は80番、メールの送信は25番といった具合に、用途ごとに情報の通り道が決まっているが、試しにサーバー設定も変えて、25番以外のポートから送信してみたら無事にメールが送れた。

今日、 「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2006」から帰ってきてメールを見てみたらISP(フレッツ光りで、いくつかのISPを使い分けているが、最近はBIGLOBEをメインで使っていた)から「お知らせ」のメールが届いていて、同ISPが26日から、「迷惑メール対策の一環で25番ポートをブロックした」ことがわかった。

実は 「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2006」の昨日のセッションで、これにちょっと関係する話があった。
「STUPID NETWORK」が理想という話だ。

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2006.09.27

Everyware講演のビデオが公開

IT業界を代表する名スピーカーといえば誰を思い浮かべるだろうか?
スティーブ・ジョブズ?ラリー・レッシグ?

こう書いていて、また思い出してしまったけれど、
今日行われた「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2006」のレッシグの基調講演も素晴らしかった。

もし、まだレッシグのスピーチを見たこと、聞いたことがないという人がいたら、
ぜひとも、だまされたと思って、こちらのFlashムービーを見て欲しい。
ムービーにはレッシグ氏の姿は出てこないが、レッシグ氏ならではの個性的なスライドとともに、
ittousaiさんがつけた字幕が表示される。
http://ittousai.org/mt/archives/2003_04/free_culture.html


今からもう4年以上前の講演のスライド+音声+日本語字幕だが、
何度見ても一向に魅力が衰えることがなく、繰り返し見てしまう。
石谷さんも繰り返し見ちゃっている、という。

Read Write文化とRead Only文化の共存を訴えた今日のスピーチも、
ぜひ、いずれ上のような形で「共有」されればうれしいのだが....
石谷さんが関係者に聞いたところ「検討」はしているようだ。


ジョブズとレッシグ、この2人のスピーチは、ちょっとした音楽ライブパフォーマンスや
舞台芸術を見るくらいのすごさ、楽しさ、感動があるが、
現在、私のリストで、これにつづく3番目に来ているのはアダム・グリーンフィールド氏だ。


この7月、慶応義塾大学のデジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC Institute)で近著、「Everyware: The Dawning Age of Ubiquitous Computing 」の内容をまとめた講演を行った。

前日、キャスタリアの山脇社長が、「彼のスピーチはすごい」と言っていたので、どんなものか気になっていたのだけれど、実際に見てみたら本当にかっこよかった。

ジョブズのように製品を売り込むスピーチではなく、世の中に伝えたいメッセージがあって、
それを魅力的かつ効果的に伝えるスピーチで、そういう点でもレッシグのスピーチと重なるところがあるけれど、内容も素晴らしければ、そのプレゼンテーションも素晴らしい。
スライドのデザインされたかっこよさでは、レッシグに勝っている。


実はそのスピーチがWeb上から見れるようになった。
Everyware: The dawning age of ubiquitous computing - A talk by Adam Greenfield

adam greenfield@keio univ.

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THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2006

今日、デジタルガレージ主催のイベント「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2006」が開催した。
今日と明日の2日間にまたがるイベントだ。

今日のテーマは「Culture of Web 2.0」。
日本でも有名なラリー・レッシグも含めて、ゲストもそうそうたるメンバーなので、
それなりの期待はしていたが、正直、日本でこれだけ質の高いディスカッションが聞けるとは思っていなかった。
N新聞のK編集委員「これはPC FORUMだね」と言っていたけれど、まさにそんな雰囲気。

今、IT業界から見た世界の流れを知る上で、
それも川の浅いところではなく、深いところで起きているsubstantialな変化、
5年あるいは10年あるいはもっと先の未来をも変えうる変化を知る上で、
ぜひ見ておくべきカンファレンスの1つだったと思う。
こういうカンファレンスが日本で、日本の聴衆向けに行われたのも素晴らしいと思う。

今日や明日のビジネスですぐに使える知識を求めている人には向かないかもしれないが、
もっと、長期の展望を持てるリーダーの人達はぜひ来るべきカンファレンスだったのでは?
なかなか、そんな長期のことを見ている余裕はない、という人もいるかもしれないけれど、
最近、日本でもよく話題になるCSR(Corporate Social Responsibility)とかも
こうした視点が備わった方が、ちゃんと議論ができるように思う。

そして、そういう意味でも今日のカンファレンスはよく構成されていた。
IT系の人には、まず、説明不要の伊藤穰一(Joi)さん
Mozillaプロジェクトの立ち上げから関与し、現在、Mozilla Corp CEOのミッチェル・ベーカーやTechnoratiのチーフテクノロジストでかつてはMicrosoft社Macintosh Business Unitにいたタンテック・セリックの名前が止まるだろうが、視野をそこだけに止めず、AT&T社のベル研究所で、ネットワークのあるべき姿の研究に取り組み続け余計な干渉をせず、ただTCP/IPのパケットを流すだけの「Stupid Network」が一番いいという結論に到達したプロサルタントのデビッド・アイゼンバーグ氏。さらに、ちょっと変わったところでは、ブラジル文化省デジタルカルチャー部門のクラウディオ・プラド氏といった色とりどりの人選だ。

冒頭の挨拶でJoiさんが言う。
「日本では通産省など経済関係の省庁が中心となってインターネットの発展を支えてきたが、ブラジルではこれを文化省がやっている。」ーーなるほど、確かに面白い。

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2006.08.04

ナビゲーションを卒業したGPS

Googleearth

「GPS」と聞くとすぐに「ナビゲーション」という言葉を思い浮かべる人が多いと思う。
でも、最近、そこにちょっとした変化が起きている気がする。

この写真はGPSを助手席においての都内ドライブの様子をGoogle Earthで再現しているところ。
再生ボタンをクリックすれば、走った経路を上空からトレースできる。


5年前、アップル社CEOのスティーブ・ジョブズは、身の回りにあるさまざまな電子機器がパソコンとつながることで、新たな楽しみを得る、と語り「デジタルライフスタイル時代」の到来を宣言した。

便利さばかりが強調されていたデジタルガジェット、スペックシートに書かれた機能と性能だけで勝負していたデジタルガジェットに、新たに「楽しさ」が要求されるようになった。

他のメーカーの音楽プレーヤーのできがよくないからと、5年前、アップルが自ら創造したデジタルガジェットこそ「機能」や「仕様」を隠して、「楽しさ」を全面に押し出した「iPod」ではなかろうか。

今、GPSにも同じ変化が起きている。

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2006.05.25

カメラ(本体)をダウンロード

NETAFULL経由Lifehackerより

Lighthouse in a treeというWebサイトで、カメラを無料で配っています。

Linatree invites you to download, print,
cut and build your pinhole.

送料手数料も無料です。なんてったって本体をインターネットから直接ダウンロードできてしまうので。

実はカメラといってもピンホールカメラで、


  1. 型紙をダウンロード
  2. 印刷
  3. 組み立て

ということなんですが...

とはいえ、イーサネットのケーブル(や無線LAN)を伝って手で触れられるもの(ハード)が送られてくるというところにロマンのようなものを感じてしまいます。Safari001_1

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2006.05.17

今日登場した、もう1つのノート

正確には昨日(5/16)ですね。
この日はたくさんノートが発表されました。
昼過ぎにはソニーから新型VAIOが発表されました。
書き込み対応Bluerayディスクを搭載したVAIO type Aもさることながら、
やはり注目株は新type Uでしょう。特にフラッシュメモリー動作時でどの程度のバッテリー駆動時間を達成するのかは気になるところです。

エプソンダイレクトからは、スティーブ・ジョブズが個人筆頭株主となったディズニー社のキャラクターを使った「ディズニー・キャラクターPC夏モデル」も発表されました。

そして、この記事の前に3連続エントリーで触れているMacBookも発表されました。

でも、実はもうひとつお金をださないでも使えるNotebookも登場しました。

Google Notebookです。

Firefoxのプラグインとして、PCだけでなくMacでもちゃんと動作するのがうれしいところ。

最近、Safariでは不都合が生じることも多いし(Flickrの写真が消せなかったり、mixiの表示欄の移動がうまくいかなかったり)、最近、だんだんFirefox使用率があがっています(でも、やはり文字の見た目のFirefox001
美しさという魅力が大きく、まだ完全には移行できない)。

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2006.05.13

Googleは神よりも偉大!?

昨日のエントリーでも触れた「Google Trend」は久々に遊べるサービスですね。
私は「Googleについての話題はトルコ語」が一番多い、というのを発見しましたが(現在は英語、フランス語、トルコ語の順。日本はきっと「グーグル」と「Google」でスプリットが起きたんでしょうね)、その他にもいろいろな「発見」をして話題にしている人が多いようです。

「25個の発見」をまとめた、というこちらのエントリー、なかなか楽しませてもらいました:
Micro Persuasion:25 Things I Learned on Google Trends

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2006.05.11

Google、もう1つの発表:Googleブック検索

米国本社で4つの新サービスをスタートしたばかりのGoogleですが、それに加えて日本でも1つ発表がありました。
本の内容が検索できる「Googleブック検索」の国内サービス開始に向けての準備がスタートしました。
米国同様、まず、最初のステップとして、検索可能な本を集めなければなりませんが、それに向けて「Google ブック パートナー プログラム」に参加する出版社の募集が始まりました。

http://books.google.co.jp/intl/ja/googlebooks/publisher.html

「Googleブック検索」が、我々や出版社にとってどう便利かというと、こんな感じだ:
Safari002

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Google新サービス発表。Googleはトルコ語で評判?

Googleが、本社で年に1度の報道関係者を集めてのイベントを行い「Google Desktop 4」ほか「Google Notebook」、「Google Trends」、「Google Co-op」といった新サービスを発表した。

CNet Japanが既に詳しく報じている:
グーグル、複数の新アプリケーションを一挙にお披露目

「Google Desktop 4」は、いつの間にか日本語にも対応しているソーシャルネットワークサービスのOrkutなどとも統合している。
「Google Note」は「ask.jp」の「my ask」のように検索結果をメモしておくサービスらしい。

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2006.05.06

マッシュアップが抱える課題/APIの公開

前のエントリーで、これから位置情報サービスがどんどんおもしろくなっていきそうだと書いたが、実はこれには大きな障壁がある。

 現在、都バス東急バスが提供しているバス運行情報(接近情報)は、両社が個別に行っているもので、連携もとれていなければ、フォーマットもバラバラなのだ。もちろん、APIも公開されていない。

 Web 2.0といわれるいくつかのトレンドの1つにマッシュアップーーつまり、機能(API)を公開しているいくつかのサービスを組み合わせて新サービスをつくりだす、というものがある。FlickrをベースにつくられたSpell with Flickrなんかはその好例だろう。

 しかし、Web 1.0的な、今のバス運行情報では、こうしたマッシュアップはできそうにない。

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2006.03.01

グーグル社公式ブログがスタート

ついに日本でもグーグル社公式ブログがオープンしました。
現在は新卒採用の真っ最中だそうです,,,

リンク: Google Japan Blog: http://googlejapan.blogspot.com/.


ちなみにYahoo! JAPANは、かなり前から
Yahoo!検索 スタッフブログ: http://blogs.yahoo.co.jp/yjsearchblog
を運用しています。

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2006.01.26

PGPは時代の逆行を止められるか?

暗号化技術としてあまりにも有名なPGPが、日本法人の設立を発表した。
 発表会で耳に残ったのが、代表取締役、浅井政浩氏の「時代の逆行」というフレーズだ。
 最近、個人情報漏洩などの事件が相次ぎ、企業でのパソコン利用の形態は大きく変わってきた。
 「漏れると高くつく個人情報はすぐに捨てる」ようになり、情報の漏れ口となりえる「USBポートはふさがれ」、「ノートパソコンは社外持ち出し禁止」になっている。
 個人情報廃棄で、松下電器は不幸な事故を起こし売る石油ヒーターの持ち主に連絡ができなくなり、USBポート封鎖で次々と誕生する便利なデジタルビジネスツールの扱いが大変になり、より優れたビジネスポータブル機をつくる技術努力が無駄になっている。
 浅井氏は、PGPが「そうした時代の逆行を止めるプラットフォームを提供できれば」と語っていた。
 このフレーズが気になったのは私だけではなかったようで、質疑応答でも質問が出た。

 PGPが直接提供するソリューションはメールやディスクまるごとの暗号化、例えばノートパソコンが盗まれても、ディスクがまるごと暗号化されているので、盗んだ人は情報にアクセスできない、というもの。
 これが完璧な解決策かと問われればそうでないという人もいるだろう。まだまだ抜け道はあり得る。でも、そんなことをいったら、今の企業が採用している不便な企業システムにだって、まだまだいくらでも抜け穴はある。
 個人的には、このPGP製品(PGP Universal)を基盤とし、今後より高度な(それでいてユーザーの邪魔にならない)セキュリティーをどこかのサードパーティーがつくってくれるんじゃないか、SPAMメールの新たな対策をつくってくれないかと期待を寄せている。

 なお、PGPというと思い入れが深い個人ユーザーも多いと思うが、とりあえず今日発表された日本法人は当面、販売パートナーを通して企業向け製品、PGP Universalの販売に注力する。
 個人向けのPGP Desktopは、個人向けのサポート体制などがちゃんとできあがってから販売するとのことだ。
 ただし、PGP Desktopのソフトそのものは既に日本語対応になっており、米国PGP社のWebサイトから購入できる。
pgp

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2005.12.16

ビル・ゲイツのトイレはマウスとキーボードで流す!?

*リンク先のblog記事が消えていたので、ちょっと中身を更新しました*
**復活したので、さらに更新しました**

急ぎ系の仕事がやっと一段落、このスキにblogに書きたかったことをちょこっと書いておこう。
先日の「みずほ証券による株の誤注文事件」についてだ。

 私の好きなblog、Life is Beautiful」で、この問題を「ビル・ゲイツの家のトイレは流そうとすると「本当に流しますか?」と警告してくる」というウィットの利いたタイトルで取り上げていた。
このエントリーのタイトルはそれのパロディーである...

さて、あのような事件が起きると、私がまず思い出すのが「誰のためのデザイン?」に代表されるドン・ノーマンの書籍だ。
ノーマンはかつて「ヒューマンエラー」が原因とされていたスリーマイル島の原発事故を政府派遣団として調査し、人に責任をなすりつけるのは簡単だが、そもそものデザインにも問題があったことを指摘する。

 例えば似たようなスイッチがズラーっと並んでいるスイッチボックスがあったとしよう。人は緊急時にそれらを正しく操作できるだろうか?
 あなたは例えば残業で会社から1番最後まで居残ったとき、帰りにどのスイッチがどの電気を消すのかがわからずスイッチを押しまくったことがないだろうか。
 そういった経験があれば、その電気スイッチは「デザイン皆無」のスイッチである可能性が高い。

 押す感触のあるスイッチはまだいい。これがデジタルになってくると、ものごとは余計複雑だ。

 昔、カセットテープレコーダーからMDに切り替えたとき、「録音しているつもりで録音できていないこと」がよくあった。カセットテープレコーダーなら、くるくる回るテープが「ただ今、録音中」であることを一目瞭然に示していたが、私が買った初期のMDは中の円盤が隠れていて、録音中はLCDに「REC」の文字が表示されるだけだった。

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2005.12.11

Web 2.0、HCI、Atom, etc.

昨日、久しぶりに目覚ましをかけずに寝た。待たせている人には申しわけないが、この1週間半は本当にNON STOPだった(いや、まだそうだが)。明らかに睡眠不足の状態で目を覚まし、その日、最大の仕事にとりかかる前に、前日までにやっておかなければならなかった仕事を仕上げる、そんな日々。もうボロボロである。

Blogにも書きたいことがたくさんありつつ、とても書く余裕がない。
電車の乗り換えの合間に、携帯電話からmixiへ投稿するのが精一杯だ。
まだ一段落するまでは、はるか遠い先の夢だけれど、Blogしたいと思っていた話題が完全に忘れて失われてしまう前に、自分宛のメモとして書き残しておこう。

あまり詳しくは書かないが、これだけのメモでも何か感じ取ってくれる人はいるかもしれない。

本来、1エントリー1テーマの方がSEO的にいいのはわかっているけれど、なんか、そこまでする気分になれないので、またしても1エントリー多要素の記事だ(もっとも、ここで書くテーマには少しづつ関連性があるとも思う)。

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2005.11.03

日本のブロードバンドを切り開いた「スピードネット」が終了

仕事に追われてぜんぜん余裕がありません。
Blogも全然更新していないように見えますが...
取材などで外出がある日はFlickrを...
そうでない日もこのブログの右側に表示されているdel.icio.usは頻繁に更新しているので、チェックしてみてください。

久々に、「これは書かなければ」と思ったのがITmediaで見つけたこのニュースです:
ITmedia:「スピードネットがサービス終了

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2005.10.07

NewsGator社がNetNewsWireを買収

Safari RSSでいつものように各ニュースサイトのRSSをまとめ読みしていたらビックリするニュースが...

なんとMac用RSSリーダーの草分け的存在、Ranchero Software社のNetNews Wireを、RSSリーダー大手のNewsGator社が買収したというニュースだ。

RSSの出所は「Macお宝鑑定団」

NetNewsWireは、RSSの可能性を、私に最初に教えてくれたソフトでもある。
Safari RSSも、このソフトがなければ誕生しなかったかもしれない。

いつ頃から使い始めたのだろうと、あらためて自分のブログを検索してみた。

まだnobilog2どころかココログそのものもない2003年4月には既に使いこんでいたようだ。
MacInTouchからRSS

2003年5月には、BlogはRSSリーダーで読めるから、頻繁に更新しなくてもいい(気が向いたときだけ更新すればいい)と書いている。
これは、私がいまだに使い続けている言い訳だ。
でも、実際に日記サイトだと、毎日更新していないと、だんだん見に来る人が減ってしまうが、blogだと、数ヶ月ぶりに更新しても、RSSリーダーのおかげで、記事をポストした瞬間に、大勢の人が読んでくれるのは事実だと思う。
6月にはNetryBlogcastという実験的アグリゲーターサイトサイトを活用し始めていた

実はこれと同じ2003年6月、Safari & WebCore開発の中心メンバー、Dave Hyatt氏がNetNews Wireに出会って衝撃を受けた。そして同氏のblogで、「将来WebブラウザーとRSSリーダーの融合が必要になるかもしれない」、と書いている。

 いつも、この手の最新テクノロジーは、あまり早く取り上げると、誰も話題についてきてくれない。だからRSSについては慎重になって、このDave Hyatt氏の一件から、わざとさらに2〜3ヶ月寝かせてから記事で取り上げたのを覚えている。

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2005.10.05

Intel 3.0

昨日のCEATEC取材は遅刻した上に、東京で別の取材があったために合計滞在時間は2時間弱程度だった。
その中で唯一取材らしい取材となったのがインテル社ドン・マクドナルト副社長の記者説明会。

彼が行った講演の中身についてはPC WATCHなどの記事を参考にしてください(私は見ていません)。

私が記者会見で気になったのは、彼が今のインテルは「Intel 3.0」だと表現したこと。
「Web 2.0」、「Search 3.0」とかWeb系ではたしかにこの手の表現が流行っていますんが、ハード系の人達も使い始めているんですね。

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2005.07.13

どうなる!?日本の公衆無線LAN【訂正版】

*NTT東日本の「Mフレッツ」とNTTdocomoの「Mzone」を混同していました。それにあわせて書き直してあります*


私は公衆無線LANサービスのヘビーユーザーで、HOTSPOTやJR東日本の試験サービス、M-zone、Yahoo! BBモバイルなど入れるサービスは一通り入っている。
外出時のメールチェックは、ほとんど公衆無線LANホットスポットで行なっている。

一時は使っていたAir H"も、


  • 無線LANホットスポットの利用率があがった
  • Bluetooth接続型AirH"端末が出ない

を理由に解約してしまった(最近、またちょっと使いたくなっているが、前回、解約がきわめて面倒だったので、それを考えるとなかなか契約できない)

最近、便利なauのGPS付き携帯電話、「W21CAII」を購入したので、メールをチェックしたくなると、これを開いてGPS情報を元にした周辺検索機能で、近くのホットスポットを検索している。

見ず知らずの土地でも、ホットスポットの一覧が現れ、しかも、そこまでどう歩いていったらいいかナビゲーションしてくれるので、便利でたまらない(EZナビウォークはBREWという携帯プラットフォームのカンファレンスのアプリケーションコンテストで、毎年、賞を受賞していたほど海外でも評価が高く、海外の携帯業界の人々が一番うらやましがるサービスの1つでもあった。ちなみに、まもなく、米国でもサービスが開始する。)

思いつく公衆無線LANサービスは、ほとんどサービス開始当初から入会している。HOTSPOTは実験サービス時代からの会員だし(これを一番使っている)、Yahoo! BBモバイルも入っている(2番目)、JR東日本と日本テレコムによる駅の公衆無線LANサービスにも実験時代から入っており、成田エクスプレスが東京駅で連結する時間を使ってメールをチェックしていた(現在、このポイントは使えない模様)。

MzoneもMacで使えるようになってから、FOMA(携帯電話)のiモードメニューから申し込んで入会した。

それだけに、月額利用料が設定されておらず、使う度に1日500円払わなければならない「Biz Portal」はあまり好きになれなかった。

 最近、六本木ヒルズのツタヤで、BizPortalを使った体験談と不平をmixiに書き込んだら、カイ@BBさんという方に、「無線LAN倶楽部」に入れば、BizPortalが無料で使えることを教えてもらい、次の機会に入ろうと決意していた。
関連記事@mixi:マイミク=mixi上の友達の方しか読めません。スミマセン)。

そんな折、青天の霹靂ともいえるこのニュースを目にした:
NTTグループ、公衆無線LANサービスのインフラを統合(CNet Japan)

しかも、この発表により入ろうとしていた「無線LAN倶楽部」はなくなるという...

これまで「本当にこのままで大丈夫?」と思いながら使っていた公衆無線LANサービスに今、大きな変化が起きようとしている。

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2005.04.18

アドビがマクロメディアを買収

BLOGに書きたいことは、他にもたくさんあるけれど、
これだけはさすがに無視ができない。

リンク: Adobe to Acquire Macromedia

しばらくは、NAB 2005で発表されたFinal Cut Studioが個人的TOP NEWSと思っていたけれど、このニュースは大きい。パソコン史に深く刻まれるできごとだろう。
正直、個人的にはCompaqがDECを買収したときよりもショックを受けたかもしれない。
ホリエモンのニッポン放送のニュースは完全に吹っ飛んだ。

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2005.02.17

Yahoo!の進撃始まる

Yahoo!の進撃が始まった。先日のYahoo! BLOG発表につづいて、
今日はついにYahoo! Product Searchが始まった。

実はこのサービス、昨秋、本社でデモを見せてもらった。結構、便利なので、夜、伊藤大地さんと、ホテルを抜け出して買い物に行く前にもちょっと利用させてもらった。
これが日本に入ってきたらkakaku.comとかにとっても脅威になるかもと思っていたけれど、これまでの経緯とかから考えても、日本では当面始まらないだろうとタカをくくっていた。

これまでYahoo!は日米で、まったく別会社として、別の進歩を歩んできたからだ。
しかし、昨年はじめの、Yahoo! Search Technologyのエンジンをきっかけに、少しづつ世界規模で、提供サービスの内容を統一しようという流れになってきたのだろう。
あれだけ多くの優秀な人を抱えているYahoo!が、世界規模でいろいろなサービスを展開してくると言うことになると、これはちょっとおもしろいことになりそうだ。

 もっとも、現在のProduct Searchは、まだβ版で米国版と同じ機能が実装されているわけではない。
試しに米Yahoo!で、COOLPIXやPowerShotといった製品シリーズ名で検索をすると、そこから画素数などによって絞り込みできるのがわかるが、日本のβ版のサービスにはまだこの機能がなく、ただの価格比較サイトにしか、なっていない。しかし、遅かれ早かれ、この当たりの仕様も共通化されるとなると、日本の類似サービスにとっては脅威だ。

こんな状況を見ているとインターネットマガジン2004年2月号でのYahoo!社訪問取材記事が、今更ながら自分でもおもしろく読めてくる。これは西田前編集長、最後の海外取材で、アルファギーク、宮川達彦さんの目から見たYahoo!という特別コラムも寄せられている。

ところで、Yahoo!と言えば、もう1つ驚いたのがIT mediaに載ったこちらの記事だ:

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2005.01.07

今年のキーワード:relevancy

IT業界、今年の一番重要なキーワードは「relevancy」(つまり、自分にとっての関連性、重要性)だと思っています。
(やや直感にそう感じています)。

「インターネットマガジン」最新号向けに取材したYahoo!でも良い検索サービスの条件4つのうちの1つとして「relevancy」を揚げていました。しかし、このキーワードが重要なのは何も汎用の検索サービスだけではないと思います。

例えば最近、RSSリーダー。
これもしばらくチェックしていないと、すぐに未読エントリー数が3桁台になってしまって、とても読む気がなくなってしまいます。
今年はRSSリーダーに登録された全サイト、全未読記事の中から特に自分にとって興味深いエントリー上位10件だけを表示といった機能が追加されてもいいのではないでしょうか。Mac OS Xには、記事の類似性などを検証するツールがちゃんと用意されています。

同様に私を苦しめているメールにしても、これまでは迷惑メールと思われるものをfiltering outしていましたが、これからの時代は自分にとってもっとも重要なメール上位数件だけをfiltering inするアプローチがあってもいいと思っています。

考えてみれば今年リリース予定のTigerで目玉になっているSpotloghtも、このrelevancyを追求する機能と言えるかもしれません。

前からよく書いているのですが、人間が1日に処理できる情報の量にはかぎりがあると思います。
ここ数年のメール急増や、昨年から爆発的に広まったBLOG、SNSで、身の回りの情報量は、我々個人個人が処理できる情報量を軽く上回ってしまった気がします。

人類誕生から1950年頃までの人間の数と、1950年から2000年頃までの総人口って実は同じくらいだそうです(人類の歴史は決してそれほど短くありませんが、農業革命やら産業革命が起きるまではかなり低い数で推移しており、産業革命以後に指数関数的増加が始まったそうです)。

それと同時に、グーテンベルグの時代から印刷されてきた活字の量も、そろそろインターネット上につくられたテキストの量によって陵駕されようとしているのではないでしょうか?(ここいらへんのデーターってどこかにないのかな...)

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2004.12.08

IBMパソコン事業をレノボが買収

[*フォローが遅くなりましたが、最初の5年間はIBMブランドを併用し、「ThinkPad」の名前も使い続けるみたいですね。
via asahi.com: IBM、パソコン事業売却を発表 中国・聯想Gに 。今晩、聞いてきたところによると既に数ヶ月前から一部人員の異動とか始まっていたみたいですね]

数日前から噂になっていたIBM社パソコン事業の売却について中国のレノボ社が正式にコメントを出したようです:

ロイター:

レノボ、IBMのパソコン事業の買収を発表

IBMが(米国では)チャップリン(のそっくりさん)のTV CMを流して、パソコン事業参入を発表したのが1981年の夏。

Apple IIでパソコン状態を独占していたアップル社は、Wall Street Journalに「Welcome IBM. Seriously」という皮肉まじりの全面広告をうってこれを迎えたが、その後の、IBM-PCの爆発的ヒットで、Macのデビュー時以降はPowerPC発表までずっと敵役だったIBM。

でも、初期のPS/2とか、ThinkPadシリーズとかには好きなマシンも多い。

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2004.11.06

Sorry for half of the USA

http://SorryEverybody.com/


UPDATE!!
サイトが移動しているようです(コメント参照)。
日本時間6日15時時点では:
http://www.boldlygoingnowhere.net/se/
(きださん、ありがとうございます!ここに着地してくれればいいけれど...) ****2006/3/4: この記事だけあまりにもコメントSPAM、Trackback SPAMが多いので、コメント/Trackbackの受付を中止しました。

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2004.11.02

かなり快適そうなiPod Photo、やっぱり欲しいかも!?

AV WATCHデジアルARENAでも報じられていますが、今日はiPod Photo、iPod U2 Special Editionの説明会だった。

私もおそらくApple's EyeやMACPOWER、MacPeopleで記事を書きます。

しかし、今更ながら、外観はほとんどそのまま、仕様の「強化」に重点を置いたiPod Photoと、仕様はそのままで、「(U2と)恊働」による外観変更に重点を置いたiPod U2 Special Editionを同時に発表するというのは取り合わせ的にも面白い。

さて、今日、製品紹介を行ったのはiPodの2人の生みの親の1人とされているStan Ng氏だ。
Ng氏自ら2つの新iPodの魅力をたっぷりと語り、デモも披露してくれた。

iTunes側でサムネールを作成してから同期するようで、写真の表示や切り替えのかなり気持ちのいい速さだった。
あれなら使える。携帯電話よりも低い画面解像度も実際に写真を見てみると、それほど気にならないレベル。
それよりもテレビにつないだ時、iPod側の画面に表示中の写真だけでなく前後のスライド(写真)が表示されるといった凝ったつくりに感動したくらいだ。

iPod Photo登場」というエントリーで「もっとも、本当に大事なのは解像度ではなく、いかにきれいに見せてくれるか、快適に見せてくれるかだろう...」と書いたが、あの快適さは解像度を補ってあまりあるものだろう。

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2004.11.01

バッテリー再生サービス

インプレスWATCHのページを見ていたら、こんなページを発見:
ThinkPadで試してみました!!バッテリー再生リフレッシュを検証
古くてヘタっているノートパソコンのバッテリーを再生してくれるサービスの記事だ。
PowerBook G3(Pismo)やらNewtonなど、家にはバッテリーがヘタっている製品がごろごろ...

このページで紹介されているThinkPadだけでなく、もちろん、他社製品にも対応している。
対応製品一覧を見ると、「Apple」の名もあるので、どの機種に対応しているか機種一覧ページを見てみたが、とりあえずApple製品の対応機種は1機種のみ。

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2004.10.31

Skypeのファンサイト、「スカイプる」

Skypeネタをもう1つ。
口コミブログ」>の共著者として知られ、古くからSkype関連の記事を書き続けているフリージャーナリストのmaskinさんが、Skypeのファンサイトを始めていました。

Skype」というサイトです

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SkypeOutはクレジットカードを選ぶ!?

国際電話をする人には便利でたまらないSkype

昨晩、シドニーから帰国中の父にSkypeOutのやり方を教えようと思っていたらCITIBANK VISA(だったかな?)では、何度、試してもSkypeOutクレジットが買えない。母のCITIBANK VISAでもダメでした。

SkypeOutのクレジットカード支払いシステムって、トランザクション中に日本語で「処理中」と出てきたり、何かシステム的にはおもしろそうだけれど、実は結構、カードを選ぶのかな?

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2004.10.26

Bose、SoundDockに驚いた理由

のまのしわざを読んで思い出した。
BOSE社からiPod専用スピーカーシステムのSoundDockが発売されている。
この製品を最初に見かけたのはApple Expo Paris。騒々しい会場でしっかりと音質を確認できるようにわざわざ試聴室をつくっての出展だった。
いち早くブースを発見した私は、パリ在住の版画家で最近は版画の手法を取り入れたコラージュ作品をつくっているアーティスト、Rudi金井氏と一緒に試聴した。

高音とかの抜けもよさそうだし低音もしっかりしている気がする。安ヘッドホンとかではぼやけてしまいそうなバックコーラスとかも明瞭に聴き取れるし...でも、これって本当にそれほど音質がいいのだろうか?実は後からデモンストレーターに聞いてみたところデモに用意されていた音源は、決してビットレートも高くないMP3圧縮だった。音質の上限がどのあたりなのかはよくわからなかった...

でも、このSoundDockで音質以上に驚いたのがその展示台のしかけ。
「そこでBOSE社が満を持して発表するのが、このSoundDockです」というデモンストレーターの声の後、BGMのオーケストラー演奏のピッチがだんだんと上がってきて、クライマックスに達したところで、それまでiPodの背景を覆い隠していたベールが取れるというしかけ。

SoundDock
上のサムネールをクリックするとそのムービーが見れます(音無し)

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2004.10.15

必見!?「iPod free style」

最近、書店に行くとiPod関連の書籍、ムックの多さにただただ驚かされる。
そんな中で、一番フットワークが軽くおもしろいことをやっているのが、実はアスペクトじゃないかと思っている。

私自身が関わっている書籍が多いのでひいきめに見ているところもあるのかも知れない。でも、それを差し引いても、新しいことに次々とチャレンジしていく姿勢には好感が持てる。

最近流行の裏テク、ハック系の視点からiPodを切ったのも「裏テク探偵団 iPod超活用術」が一番最初だったと思う。

また、iPod mini専門のムックも「iPod miniビュンビュンテクニック」が一番乗りを果たした。同書は国内でのiPod miniと同日に発売となり、大行列ができたApple Store GinzaでもiPod miniと一緒にすごい勢いで売れ、一日にしてベストセラーの仲間入りを果たした(と思う)。

両著は私自身も執筆させてもらっていたので、宣伝みたいに思われちゃうかも知れないが、今回、紹介したいのはこの2つではない。

今日、発売になった「iPod free style」、この本はスゴイ!
(私はまったく関わっていないし宣伝しても何の得もない。それどころかamazonにもまだないみたいで、アフィリエートのうまみもない。でも、だから、その分、自信を持って堂々と勧めてしまおう)

iPod freestyle cover

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2004.10.12

Bluetooth携帯でPCをリモコン操作

*先週は(台風を含めて)イベント盛りだくさんの忙しい1週間だった*
* 只今、その模様をダイジェストで振り返り中 *

幕張で開幕されていたCEATECで、Salling ClickerのWindows版とも言えるソフトを発見した。
東芝製Bluetooth携帯電話のA5504Tを使って、パソコンの音量を変えたり、PowerPointのプレゼンテーションスライドをめくったりできるのだ。展示されていたのはKDDI社のブースのauコーナーだ。

remocon

 説明員は東芝の人ではなくauの人だった。
 「また、携帯電話を胸にいれたままパソコンから10m離れると、自動的に音楽の再生が止まったりとか、活用方法はアイデア次第でいっぱいです。いいと思いません」説明をしていたのは東芝ではなくauの方だったが、その語り口がどうにもSalling Clickerを紹介する時の私にそっくり...

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2004.10.02

Mail2OmniOutliner

*今日中に修正します*
*自分ではここに書いたのと違う方法
*(スクリプト編集プログラムから実行)で
*使っていて気がつかなかったのですが、
*スクリプトメニューから実行すると
*どのTo Doのファイルを使うか
*記録してくれないことに気がつきました
*(つまり、実行する度にTo Doのファイルを
*指定しなければならない)
*この点については回避方法があるので、
*近いうちに修正します。また立ち寄って下さい

*また、一部のメッセージでは
*本文が正しく記録されないことがわかりました
*これはMailが一部の日本語メール(!?)の本文を
*正しく認識できていないのが問題のようで
*ちょっと手の打ちようがありません

*なお、10/4の早朝に大きな取材があるので
*修正版は、同日の夜以降に取りかかることになりそうです。
*どなたか他の方が改良してくれることにちょっと期待(笑)
*10月3日/15:40(追記)

久々にAppleScriptをつくりました。

名付けてMail2Omni(Outliner)

Apple Mailで選択中のメッセージをOmniOutilnerに複製するスクリプトです。
これを便利に感じる人はかなり限られているでしょうが、せっかくつくったしちょっと汎用性も持たせたのでここで公開します。

短時間でつくった恥ずかしいスクリプトなのですが、
改良したい人のために、編集可能状態で公開します。ただし、スクリプトの勉強にはならないので、あまり中は見ないように。
(面倒なので最適化するのではなく、同じスクリプトをコピー&ペーストしちゃったりかなり適当につくっています)。

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2004.09.11

Webでの存在感薄らぐYomiuri

仕事の遅れを取り戻し、CREATIVE BRIDGEも久々に更新したところで、久々に友達のBLOGを巡回。
昔は毎日、巡回していたけれど、今年のはじめからは仕事での調べものはともかく、友達系BLOGについては「毎日巡回は絶対無理」、「時間ができて気が向いたときだけ、偶然の出会いに任せて巡回する」をモットーとしている。

このページ右下のリストからGen Kanai Weblogを見て、いきなりおもしろいニュースを見つけてしまった(Genさんのページはもともと、結構、するどくおもしろい指摘が多い)。
ちなみに大元はこちらの「editorsweblog.orgの記事。

最近、Googleによるニュースサービス、Google Newsがついに日本でも始まった。
世界中の610の情報源からの気になるニュースがまとめて表示されるというサービスで、日本からも大手新聞社から地方紙、テレビ局、IT系Webニュースサイトなど多数のサイトが情報を提供しているが、読売新聞は情報の提供を拒んだと言うのだ。

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2004.05.25

Happy Birthday, fotolog!

hbfotolog.jpg

写真を介して世界中の人と交友を深めることができるfotolog
サーバー変更で、過去の日本語メッセージがすべて文字化けしてしまったり、特定ブラウザーでないと日本語コメントが書き込めなくなったりと残念なこともあったけれど、たまにでも利用すると楽しいですよね。

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2004.05.17

DVD-R/RWに16時間

Divxとかその周辺の情報はあまり追っていなかったのだが、通常の(1層の)DVD-R/RWに16時間記録というニュースリリースが目に留まった。ホロン社が発売するHyperDVD Authorという製品で執筆時点ではホームページにはまだ情報があがっていない様子。

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2004.05.10

ソニーがVAIO新ラインアップと「Do VAIO」、iPod対抗製品を発表

ソニーが新しいVAIOのラインアップと共に「Do VAIO」というコンセプトそしてiPod対抗とも言える「VAIO Pocket」を発表しました。

News and Information 新コンセプト「Do VAIO」による"VAIO"商品群10シリーズ52機種を発売

個人的に一番注目しているのは「type U」でしょうか(Bluetooth非搭載は個人的に残念)。

今、仕事中なので夜時間ができた時にでもこのエントリーを更新する予定です

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2004.05.08

PC-8001の登場から四半世紀[更新]

以前、ここで紹介したTOKYO FM、「AVANTI」が放送されました。

今回はパソコン関係の話題が中心でしたが、その理由は今日がPC-8001の誕生からちょうど25年目にあたるから。

実は私がやたらとエントリーをして宣伝していたのは、私の話よりもマイクロソフトの古川享氏の話を聞いて欲しかったから(氏が登場することを書いていいのかわからなかったので、あえて伏せておきました)。

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2004.05.01

インターネット販売は究極の接客業

Rec-Pot Mを買ってからEPGでドキュメンタリーと映画で番組をブラウズして気になる番組を片っ端から録画している(これでは容量がぜんぜん足りない)。少しは番組を見て消していかないと、録りたい番組も録れないので徹夜して見ている。ここから数本、気になった番組をメモ。

まず1本目は、NHKの「21世紀ビジネス塾ネットを制した"接客"術

昨年、「グルメ大賞2003」で1位から3位までを独占した山形県鶴岡市の土産物店「清川屋」の話だ。

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2004.04.18

アラン・ケイ サイン入り扇子

MacPeopleの野末編集長から教えてもらいました:

4月22日から開催する2004 東京国際ブックフェアにて、ボイジャーが100本限定でアラン・ケイ サイン入り高座扇を発売するようです。

氏のあまりに有名な言葉、"The Best Way to Predict the Future is to Invent It!"が直筆で書かれているそうです。

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2004.04.16

容量25GBの紙ディスク

これはおもしろい!

asahi.com : ネット最前線 : 朝日新聞ニュース


振り返るとCD誕生から22年余り、ピクチャーディスクから、シングルCD、名刺型ディスクまでいろいろなものが登場したなぁ...

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2004.04.13

リムーバブルHDD時代再来か!?

昨日の一連のiVDR関連の発表に続いて、Iomegaも久々にリムーバブルHDDの新製品、「REV」を発表した。

以下、いずれもPC WATCHの記事:

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2004.04.12

BLOGを製本するサービス

なんか、ここ数日、体調不良で家を出ていない+暑くて現実逃避でBLOG更新ペースが異常に高まっている。

ココログでのブックマークレット(クイック投稿)の使い方に今更気がついたからという噂も...

久々にBLOG巡回をしていたらcat@logさんのところでこんなおもしろいサービスを発見:
cat@log: ウェブログを製本!

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2004.04.09

BIZ VISION 2004を見て、Apple Remote Desktopを思う

INTERNET WATCHにも記事が出ていますが、取材に行ってきました:

マーク・アンドリーセン氏が語る、“オートメーション”コンピューティング

今日はもう寝るので(@7AM)詳細は上の記事に譲りますが、マーク・アンドリーセン氏のOpsware社がNTTコミュニケーションズと提携しました。今後、NTTコミュニケーションズはOpswareの技術を使ったデータセンターサービス、Webアプリケーション運用のアウトソーシングサービスを発表する予定です。
 新サービスの強みは、イベント前後などの一時的アクセス集中に応じて、サーバーの台数を柔軟に増減できることやウィルスなどに早急に対処できること。そしてこれを実現している秘密が、サーバー運用技術の徹底した自動化ということでした。

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2004.04.07

ブロードバンド時代の黒電話

 NTTがフレッツサービスをべ−素にしたIPテレビ電話端末の開発に本腰を入れるようだ。ascii24の記事にイメージ図が掲載されている:

NTT東日本/西日本、フレッツサービス対応のIPテレビ電話端末を6月に提供——“ブロードバンド時代の黒電話”として

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2004.04.05

déjà vu@Microsoft

今回のMicrosoftとSun Microsystemsの和解はなんだかいろんな意味で'97年のアップルとMSの戦略的提携を思い出させますね。

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2004.03.26

60点

j60.gif

人間は仕事が切羽詰まるほど、気分転換の率が増えてくるもの!?
mixiのダイロウさんの日記で知った(固定リンクも、Trackbackをないのが残念)「あなたの人生採点します」を試してしまった。

結果は60点で、ランクはB。偏差値は55.9 日本人の中で2650万2377位だそうです...

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キーワードマップ

まだまだ忙しい状況(仕事遅れ)が続いており
ちゃんとしたエントリーを書いている余裕がありません。以下は、あとで更新/書き直すつもりでとりあえずメモということで:

今日、KwMap.netというところから、「リンクしてもいいか」というメールがきました。ちょっとおもしろそうだったので、迷惑メールボタンを押さないでよかったと思っています(*1)。

どんなサイトかというと、こんなサイトです。nobilogを含むたくさんのblogからキーワードを拾ってマップをつくっています。これが英語だけでなく形態素解析をかけた日本語にも対応すれば、英語と日本語の関連用語が並行して並んだりするんですかね?おもしろそう。

KwMap.net - browse the Keyword Map of Nobi.com

*1)最近、とにかくジャンクメールが多いので、とにかく中身も読まずに複数選択>迷惑メールボタンを押しています。Mail.appもEntourageも迷惑メールフィルタリングをしてくれますが、1日400通近くもあると、さすがに漏れも多いです

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2004.03.22

BLOGはISP移行/退会の歯止めになるか!?

ついにBIGLOBEもBLOGサービスを開始しました。その名もWebryBlog

一応、nobilog3を開設してみました。

 独自開発したというだけあって、既存BLOGとはかなり違う雰囲気が漂っています(特にサービス名と外観?)。とりあえず、これからどう発展していくのか温かく見守るつもりですが、最近は戦場を主要駅前に移したとすっかり思っていたISPが、今でもこうやってサービス内容を競いあっている姿はちょっとほほえましい気がします。

おそらく同じISPを使い続ける最大の理由はメールアドレスでしょう。
ADSLが普及し始めた頃は、メールアドレスを変えたくないから(ADSL非対応の)ISPを切れない。だから、ADSLに移行できない、という話もよく聞きました。

しかし、Winユーザーならhotmail.com、Macユーザーはmac.comのメールアドレスも普及し始めており、いまやメールアドレスは必ずしもユーザーをISPに縛り付ける鎖ではなくなりつつあります(これらのメール専用アドレスはいってみれば携帯電話業界におけるナンバーポータビリティーですね)

となると、この時代の新しい鎖はBLOGサービスなんでしょうかね?

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2004.03.05

SANYO AirStorage

勢いあまって審査がおりたまま何もしていなかったGoogle AdSenseも追加してみた。
すると「どんな書類も携帯丸見え」という気になるコピーが。リンクをクリックするとSANYOのAirStorageというサービス。

ようするにサーバー側で主要フォーマット(どのフォーマットか明記してほしい)の書類をパースして携帯やPDAで見れるようにしてくれるらしい。これは便利かも。最近、外出先ではつい面倒で携帯でメールをチェックしてしまう事が多いが、PDFなどが添付されていても読むすべがない(PowerBookを出せばいいのだが...)。

 添付書類付きのメールがあったら、それを自宅に転送して、AppleScript経由でAirStorageに転送。ちょっと面倒そうだけれど、そんなことも可能かも...今度、試してみますか...

ところで、考えてみたらこんな記事書いてサービスのページに直接リンク貼っちゃったらAdSenseのクリックが減っちゃうか。まあ、いいや、別に試しに付けただけだし(笑)

というわけで、今度こそ仕事に戻ります

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