2008.07.16

音の情景を楽しむ

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iPodが、なぜ世界的にあそこまで成功したか。
その理由はいくつもあると思うけれど、
無視できない大きな理由の1つに、
すっごくいいタイミングで「音楽って、実はすごく楽しいものなんだ」
と思い出させてくれたことがあるんじゃないかと思う。

音楽って本来、楽しいもののはずだったのに、

家電売り場では、
ひたすら高音質を追求している製品やら、小ささを売りにしている製品と、
楽しさを忘れてのスペック追求が続いていた。

一方のコンシューマーは、NapsterやらGnutellaなんかの登場で、
インターネット経由で、とにかく無料でやたらと手に入れまくることばかりをみんなが楽しんでしまい
じっくりと音楽を聴いて楽しむことが忘れられてしまった。
(実は私はNapsterなどは、ほとんど使ったことがなかったのだが、パソコン音痴の妹でも、
 当時、iTunesは知らなくてもNapsterは知っていたくらいなのだから、一般にもかなり
 広く浸透していたのは実感している)。

そしてこうした動きで、著作権団体やらレーベルやらが、やたらとDRMを声高に唱い始めて、
性悪説で、とにかく厳しくとりしまることが、やたらとニュースで取り上げられた
(私も記事を書いていた側の人間だ)。

そんな風に、音楽が「楽しさ」とか「心地よさ」といった、本来あるべきコンテクストから
切り離された形でばかり話題になっていたときに、
iPodは機械音痴にも簡単な使いやすいインターフェースで、
再びいつでもどこでも音楽を楽しめることの素晴らしさを再認識させてくれた。

あれから7年の時間が経ち、iPodはケータイ電話と融合するようになった。
iPhoneは、ここ数年騒がれていたWeb 2.0というものの便利さのすべてを、
いつでも思い立ったときすぐに、ポケットから取り出して簡単に利用できるようにした点が
なんといっても画期的だろう。

しかし、その便利さが注目されすぎるあまり、
再び音楽の楽しさが忘れられているような気がしないでもない。

and up

今日、久々に表参道にあるand upを訪問した。
(webページはflashベースなので、iPhoneでは、まだ見れません ;-)  )
私が米国版Wiredデビューした記事で紹介したあのお店である。

Wired News: Aural Heaven: iPod and analog
日本語訳記事:東京発、『iPod』のアンティークな楽しみ方

その後、坂本龍一さんをはじめとする一流ミュージシャンにも認められ、世界中のメディアに取り上げられることとなり、iPod用真空管アンプブームの火付け役にもなった。

 and upの提案は、iPodの音楽を、FMトランスミッターを使って飛ばし、真空管ラジオのスピーカーを通して楽しむというもの。
 店長、石井さん曰く「やたらと高音質を追求した最近のオーディオ機器は、ピンと張りつめたような緊張感があってなんだか疲れる部分がある。 それに比べて、真空管ラジオのスピーカーから聴こえてくる音楽は、ステレオですらないのだけれど、何かこう優しくて、心からリラックスできていいのだ」という。
 実際、and upで最初にこの体験をしたときの衝撃は、今も忘れられない。
 まさにaural heavenで、なんだか冷房もない扇風機と真空管ラジオの時代の、素朴ではあるけれど、人々がもっと1日の時間や生活を楽しむゆとりがあった、そんな時代の情景が目の前に浮かんできて、音楽を楽しんでいるにも関わらず、「聴け!」と迫られている感じがしない、というか、何か他のことをしながらでも音楽が楽しめそうというか、本当にその場の情景と音楽とが一体になったかのような心地よさを感じることができた。
 古い真空管から(古いんだけれど新しい)「新空間」が生み出されているような印象すら覚えた。
 (オヤジぽいダジャレで申し訳ない)

 真空管ラジオは、たしかに音楽にちょっとした化学変化をもたらしてくれるようだ。

 さて、そのand upを、今日、久しぶりに訪問してみたところ、おもしろいイベントについて教えてもらった。
 SHISEIDO GALLERYで、なんと6月24日から開催している「夢の響宴」という企画展だ(8月6日まで)。

SHISEIDO GALLERY: 夢の響宴

 日仏交流150周年事業の1つらしく、フランス大使館も協力している。

 年代物のフランスの料理店のメニューをモチーフに、graf media gmと7人のアーティストが、
「おもてなし」をテーマにしたインスタレーションを行っているのだという。
 なんと、これだけでもかなり興味をそそられるが、音楽家で舞台音楽を手がけている阿部海太郎さんが、今回のインスタレーション用につくった音楽を流す道具としてand upの真空管ラジオを使っているのだという。
 真空管ラジオがつくりだす(古いのに)新しい空間って、いったいどんなものなのか、ぜひ体験してみたい。
 というわけで、仕事は詰まっているけれど、どこかで1日、休みをつくり、資生堂ギャラリーに言ってみようと思う。


さて、ここからand upや「夢の響宴」が描く世界観とはぜんぜん違う世界観にワープするので、
ギア・チェンジして欲しい。


音楽 × 舞台音楽家 × 空間演出 といえば、
もう1つ、気になっているのが、こちらのイベント。

Le petit ballet des Rolly

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会場がスイスなので、残念ながら私は行きたくても行けないけれど、
あのオノ・セイゲンさんが、あのモントルージャズフェスティバルのために、あのソニーのRollyを使ってバレーの舞台演出をしかけたというのだから、なんともおもしろそうだ。

念のためイベント日時と場所を書くと(上のページのEnglishページとFrançaisにだけ情報がある):
Petit Palais at Montreux Palace
18th July 2008
3PM (T.B.A. - 4 programs per hour)

Rollyは、私も持っているが、1台で踊らせるのも楽しいが、
やはりRollyオーナー同士で持ち寄って、数台で踊らせるのが圧倒的に楽しい!

私はこれまで最高3台、一緒に踊らせたことがあるが、
もっとRollyをたくさん並べてみて、シンクロダンスをさせられないかと思っていたところ、
その夢が果たされるようだ。しかも、セイゲンさんの演出で!

これって東京ではやってくれないんだろうか?
せめて映像だけでも見てみたいなぁ...

7月 16, 2008 アート | | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.04.06

最終日と素晴らしい本の話

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101tokyo

今日はいろいろなものの最終日だ。

3月7日から期間限定でオープンしていた「Think the Earth SHOP」のリアルショップ(@ルミネ荻窪店4階)も今日が最後なら、Kosuke Fujitakaさんの活動の1つ「101Tokyo.com」の「101Tokyo Contemporary Art Fair 2008」も今日が最後。オープニングには頑張ったが行けなかったので、今日こそ行こうと思っている(Fujitakaさんは、Tokyoで誕生した人気のWebサイト、Tokyo Art Beatの海外版第1号「New York Art Beat」の立ち上げで、現在はNY在住なので、できれば11時からの彼が司会のセッションに出たい。

やはり今日が最終日となる森美術館の「アートは心のためにある : UBSアートコレクションより」のオープニングの時、南條館長は「みなさん、アートを買いましょう。飾りましょう」と言っていた。

そのアートを変える場所、「Tokyo Art Fair」も、実は今日が最終日。こちらもオープニングを逃した。ブースはたくさんあるが、果たして回れるのだろうか。本当は今日、国際フォーラムの前を通り過ぎたのだが、時間がなかったので素通りになってしまった。

 素通りしたのは、冒頭で紹介した「Think the Earth shop」のあるルミネ荻窪で、Think the Earthの上田壮一さんによるトークイベントがあったからだ。
 とにかく本の大好きな上田さんのトークイベントは、ルミネ内の八重洲ブックセンターのど真ん中で行われた。

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「Think the Earth」といえば、つい最近、「みずものがたり」という素晴らしい本を出したばかり。

みずものがたり―水をめぐる7の話
みずものがたり―水をめぐる7の話山本 良一【企画監修】 Think the Earthプロジェクト 山本 良一


Amazonで見る
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Amazonより詳しくみたい人は、こちらの公式ページからー> 公式ページ


水の不思議な性質(この不思議な性質がなければ生命は生まれなかったかもしれない)、琵琶湖のほとりで行われている「かばた」など水をうまく活用する人間の知恵など水にまつわる7つのストーリーが大人も子供も関係なく楽しめる形で並べられている。
 何よりもところどころにはさまれている写真が、なんとも素晴らしい(ツバルの写真は、きれいだけれどやはりちょっとショッキング)。この本をつくり、全国の小中学校や高校に配ったというダイアモンド社も素晴らしいと思う。

 で、今日はこの本の話が聞けるかと思ったら「自分の本の話をするのもなんか無粋だし」と、「みずものがたり」の紹介は簡単に済ませて、あとはひたすら「みずものがたり」のヒントにもなった他の人達の写真集や絵本を紹介し続けた。
 上田さんの、こういう姿勢がカッコいい。自分も同じようには感じる部分はあり、自分の本を宣伝するのは、あまり得意ではない。とはいえ、「そうも言っていられないか」と、自分の姿勢を貫けないあたりが、なんともカッコ悪くて悔しい部分だ。

 イベントはまず、絵本の紹介から始まったポーランドの絵本『しずくのぼうけん』の紹介で始まった。実はこの本へのオマージュと呼べる部分は「みずものがたり」にもある。
 つづいてネタバレ付きで紹介されたのがレオ・レオーニの『スイミー』。これ、どこかで聞いたことがあると思ったけれど、たぶん、以前の「みんなの会」で聞いたんだな。上田さんからはレオ・レオーニの名前は少なくとも10回は聞いていると思う。
つづいて紹介された写真絵本の『くものかたち』。これもかなり欲しい1冊!「これ本当にレタッチしていないの?」と疑いたくなるような凄い雲の写真が登場する。
 つづいてアーティスティックな絵本で『魚がすいすい』と『小さな池』(これもめちゃくちゃ絵がきれい)、『エリセラさんご』(資料性もあってよさそう)。
 そして、科学好きの心をくすぐる『おしっこの研究』、『せいめいのれきし』(Classic!)。
 解説を聞いていて感動した。『クジラの跳躍』(DVDも出ているそうだ。この本は絶対に買いたい)。
 さらに日本では売っていない飛び出す絵本の『wide-mouthed frog』。
 そして「「みずものがたり」を書いている間に出会いたかった」という『水の大研究』。
 『マッコウの歌』。かばたの話が出てくる『おじいちゃんは水のにおいがした』。
 『ひとしずくの水』、『砂漠の虫の水さがし』。
 飾らない海の姿をひたすら写し続けた美しい写真集の『New Waves』。
海中顔面博物館』、『空の名前』、『水のことのは』。雪の結晶の写真ばかり2453個も集めた『SNOW CRYSTAL』。
 これら、どの本をとっても、1つ1つ素晴らしく、すべてが欲しいくなってしまう。
 特に欲しい1冊も、いらない1冊も選べないくらいに、すべてが素晴らしいーーきっと上田さんの熱意のこもった解説を聞いたからなおさらそう思うのだろう。

 あのトーク、録音してあったようだけれど、ぜひ、Podcastにして流して欲しいな。
 もし、私でよければボランティアで、編集しに伺いますよ!

 本当は、あの場所、あの時間を共有した人だけが知っているのが「粋」であって、それをわざわざこうやってまとめてしまうのは「無粋」という気はしているのだけれど、友達で来たかったけれど、これなかった人のことや、後でトークの内容を話したら、「もっと知りたい」と言って来た人達だけにでも、共有したくて、こうやってブログの記事にしてしまう。

 でも、さすがに、上田さんから教えてもらった素敵な本すべてにamazonのアフィリエイトを入れる無粋はちょっとできない(と、意識しすぎることも無粋かもしれないが...実は単純に面倒というのもある。なので、アフィリエイトをいれるのは、「みずものがたり」とあとで紹介する2冊だけにして、その収益は「バングラデッシュサイクロン」など、このページのトップの項目に寄付することにしようーー>この手間を自動化して欲しい)。
 本当はNGOとかの活動をサポートしたい人のために、NGOのアフィリエイトのアカウントを用意してもらって、自分のブログのアフィリエイトを通して直接、寄付とかのサポートができれば美しいと思う。これはNGOにやってもらうべきなのか、amazonにやってもらうべきなのか?

 というわけで、上で紹介した本はリンクも何も入っていませんが、ぜひ、検索エンジンを使って、他の人達の評判もみながら、じっくり探してみてください。

 いや、インターネットに頼らず、本屋でも図書館でも、リアルな場所で、その手にとって確かめてみて欲しい。
 おそらく、ここで名前だけ聞くよりも、実物を手に取ってみた方が数倍欲しくなるはずだ。
 そして、それだけ「欲しい度」が高まったところで、買った方が絶対に満足度も高い。

 さらによければブログなどで、このトークイベントのことを話題にして、上田さんの紹介本を本屋に揃えてもらう、Think the Earthの本を揃えてもらう、といった本屋に対してのアクションにもつなげていけたらいいのかもしれない。
 同じようなトークを、ぜひ、今後、他の場所でもやって欲しいし、もっと大勢の人にも聞いてもらいたいと思う。

 上の本で気に入った本が多ければ、あなたは絶対に「Think the Earth」の活動も好きなので、彼らのサイトも訪問してみてください:

Think the Earth

 「アースリウム」やauの携帯電話で楽しめる「live earth」も、本当にいいですよ!


 さて、今、数えてみたら上の本だけでも20冊あったのだけれど、実はこれがすべてではない。
 最後に紹介された2冊は特に心に焼き付いた。
 1つはRobert Weingartenの『6:30 A.m.』。

Robert Weingarten, 6:30 A.m.Robert Weingarten, 6:30 A.m.
Robert Weingarten

Cantz 2005-04


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自分の家の窓から見える海。地球の自転と公転によって、そして日々の天候によって、1度として同じ表情を見せない海を毎朝6:30に撮り続けた一冊。

写真家のホームページに、その一部が掲載されているが、なんとも美しい。

6:30AM Gallery

そして最後はまるで映画のようなドラマチックなページづくりと(写真の絵づくり)が感動を呼ぶPhilip Plissonの「La Mer」。

La Mer
La MerPhilip Plisson Yann Queffélec


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これだけ素晴らしい本を知っている上田さんの特にお気に入りの一冊だ。

 日本のAmazonでも、同じ本かはわからないが英語の「The Sea: Day by Day」という本ならある。

ただ、個人的にはフランス語版が欲しく、こちらはアメリカやフランスのAmazonにしかないようだ。ただし、この写真集、かなり立派で(上田さん曰く)5kgはありそうなので送料が心配だが。

The Sea
The SeaPhilip Plisson Yann Queffelec

おすすめ平均
stars海と共に生きていこう。

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ちなみにPlissonさんのホームページも見つけた(こちらも英語とスペイン語版ある):
Plisson.com

 このサイト、ちゃんとオンラインショップがあって、本はもちろん、カレンダーやポスターも売っている。

 ここで冒頭の話に戻るわけだが、このPlissonさんやWeingartenさんの作品は、私にとって買いたいアート、飾りたいアートなのだと思う(できればPlissonさんは「La Mer」のあの豪華本を本棚に飾りたい。そしてWeingartenさんはプリントを壁に飾りたい)。

 この海という好きなモチーフに、悠久の時間という概念を掛け合わせた杉本博司の「Seascape」もそうだ(あのオープニングのときにポスターを買いそびれたのが悔しいなぁ。)

 トークでは、上田さんが「日本ではなぜかこういう写真集の人気がない」と話していたのが印象的だった。たしかにそうだよな、と思う。最寄り駅にある小さな本屋でも、素敵な写真集を見ようと思うと洋書コーナーにいかなければならない。
 もっと、こういう写真集が日本でも売れるようになって、「こういう素晴らしい写真家を撮れるカメラマンが増えればいいのに」と上田さんは言っていたけれど、これも同感だ。
 私の友人にも素晴らしい写真を撮っているカメラマンは多いが、そういう本が受け入れられる文化が育てば、彼らの活躍の場も増えるはず。

 自分が実用書しか書いてないで、こんなことを言うのもなんだけれど、実用書ばかりでなく、もっとみんなに右脳のための本や、心のための本にも投資して欲しいと思う。

 実用書でつめこんだ知識ばかりで世界をつくろうとしても、果たしてそれでみんなが幸せな世の中になるんだろうか。
 パソコンが世の中を便利にした割に、人々が相変わらず忙しいのと同じで、なんか、「頭でっかち」でアンバランスな進化をしてしまうんじゃないか。
 そうならないためには、狭い視野で目の前の問題を理詰めで考えるのではなく、もっと広い視野で、自分がどんな世界を美しいと思って、自分の子供だったり後世の人達だったりに残したいかを考えるのも重要なんじゃないか。
 人間は左脳だけでなく、右脳とか感性とか、そういうものとのバランスが保ててこそ健全な思考ができると信じている。
 エキサイトの竹本朝直さんは、しばらくデジタルな仕事をやると、今度はしばらくアナログな仕事をやるという。私もそんな感じを目指して、デコボコながらデジタルとアナログ、実用と感性のバランスをとって行きたい。

 

 それにしてもルミネ荻窪のThink the Earth shopはかなり危険だ。

 Webのショップもそうだが、思わず欲しくなる「いい感じ」のものが、たくさん揃っている。それをリアルで見せられてしまうと、買わずにはいられない。

 気がつくと、前から気になっていた「Sound bum: Traveling with Sounds」をはじめ、気になっていたものを買い込んでしまった。

 ついでに、気になっていた「地球時計」の第2弾、「wn-2」もしっかりチェックしてきた。ここのコーナーは思いっきり上田さんの世界になっていた。
上田さんの活動の原点とも言える1冊「地球/母なる星」がwn-2の後ろに飾られているのが印象的だった。


さぁ、今日は101TokyoとArt Fairだ。

4月 6, 2008 アート, 旅行・地域 | | コメント (2) | トラックバック (1)

2008.02.23

アート作品になった私

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ものすごく遅い告知で恐縮だけれど、1月26日から2月26日まで、初台の「WAKO WORKS OF ART」で開催されている展覧会に、小さい頃の私が登場している。

同ギャラリーの15周年を祝って開催している展覧会の第3弾
「WAKO WORKS OF ART: 15 Years / Part III」だ。

Room 1では、
写真家、Wolfgang Tillmansの「paper drop」というのシリーズやChristopher Williams氏の写真、「Velosolex 2200 Nr. 2 」、Henk Vischの不思議な形のスカルプチャー作品、「Names (Nour), 2007」が展示されている。

Tillmansといえば、3年ほど前に、すぐ近くのオペラシティーアートギャラリーでも個展が開かれた写真家で、光の陰影が美しい作品。

Christopher Williams氏の写真は、電動機付き自転車、VéloSoleXが持つメカとしての美しさをドラマチックに描き出していた。

 Henk Vischのスカルプチャーは、なんだか心に焼き付けられてしまう。あの形を見て、なんだか宮崎駿的なものを感じてしまうのは私だけだろうか?Namesという名前ののっぺらぼうのような白い物体を見て「千と千尋の神隠し」の顔無しを思い出してしまった。
 そういえば、なんだか、すぐ近くのICCに展示されている岩井俊雄のマシュマロスコープにも似ている。

私が登場している作品はRoom 2にある。

Fiona
[WAKO ART OF WORKSのWebページ。下にある01〜08の番号で表示する作品を切り替えられる。Fiona Tanは08]


Fiona Tanの「Vox Populi, Tokyo, 2007」という作品だ。

Fiona Tanは、世界のいろいろな都市に住む人々の家族写真を集めては、それでコラージュ作品をつくっているアーティストで、私も5〜6冊ほどの家族アルバムを提供しました。

提供した写真は昨年9月のミュンヘンPinakothek der ModerneでのFiona Tanの個展で展示された。
今回、WAKO WORKS OF ARTで行われている個展でも、そこで使われたのと同じ写真が数点使われている。

私が確認した限りだと、九州大学にも縁がある祖母の写真が1枚。
そしてドイツ・デュッセルドルフ時代、生まれたばかりの妹を、椅子の上に座って抱えている連続写真が2枚、
そしてそれから二十数年後の息子を掲げ上げている写真が1枚(私は腕だけ写っている)。

Vox Populiでは、毎回写真の並べ方に特別な意味を持たせている。
それは風景だったり、時代だったり、ある緩やかな規則を持って写真が並べられているのだが、
果たして今回の展示には、どんなテーマがあるのかおわかりだろうか?
ギャラリーを訪れた人はぜひ考えて欲しい(答えがわからなかった方は、ぜひギャラリーの方に尋ねてみよう)。

Room 2に展示された、もう1つの作品は横溝静のビデオ作品「Flow 2007」。
同じ場所に立ち続ける作家を映し出した2つの映像。
片方は遠目から数倍速の早回しで、片方は口元だけのアップを実倍速だかスローで映し出している。
ビル・ヴィオラの作品は、超スローモーションで描き出す、一瞬の表情の変化を捉えたものが多かったが、
その一瞬の積み重ねが都会のコンテクストの中ではあっという間に通り過ぎていくーーと作家はそんなことを伝えたかったのだろうか?

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 今日は春一番だかで風が強く、新宿駅からの道中は看板が飛んでくるし、小石が飛んでくる氏で大変だった。
WAKOのギャラリーについたところ、ギャラリーの外でスタッフが必死になって飛ばされそうになっている板を抑えている。風で、ガラスが割れた上に、ドアが引きはがされてしまったようだ。私が鑑賞した後、Room 2はシャッターを降ろして一時閉鎖されてしまった。

 その直前のギリギリのタイミングで、あの作品を見ることができたのは貴重な体験かもしれない。
 もし、余裕があれば展覧会の最終日で、息子の誕生日で、新刊書の見本をもらえる2月26日にもう1度、訪問してみたいと思う。

人によってはすぐに見終わってしまうので、どうせ行くなら、一緒に東京オペラシティーのICCやオペラシティーアートギャラリーにも寄るといいだろう。
ICCは現在、企画なしの常設展だけなので、無料で楽しめる。
オペラシティーアートギャラリーは池田満寿夫の「知られざる全貌展」をやっていた。

 風でパニック状態で、ギャラリーの外観を撮影しようと思っていて忘れてしまったので、ひきはがされたドアの写真以外は、例によって関係ありそうで、あんまりない写真で失礼。

 Flickrのストックに1枚だけ、関係ある写真があったが、これは昨年5月に開かれたFiona Tanの「News From Future」というビデオ作品が展示されたときのものだ。この作品も非常によかった。

2月 23, 2008 アート | | コメント (1) | トラックバック (1)

2008.01.13

六本木クロッシング、マインドプリーツは60cmから

この記事は「六本木クロッシング」のオープニングと同時に書く予定だった。
だが、本の執筆が貯まっていて、およそその余裕がなかった。
気がつけば日本時間の明日は「六本木クロッシング」の最終日。

この展覧会、今回も素晴らしい作品がいっぱいで、私も時間にさえ余裕があれば、あと5回は行きたかった。昨日からアメリカに来ているが、日本出発の前日、このまま1度も行かずに出発したら、絶対に後悔すると思って、2時間だけ時間をつくって見てきた(21_21 Design Siteの「Water展」と一緒に)。

今回の六本木クロッシング、台風マシンも楽しかったし(中に入りました)、
中西信洋さんの「レイヤー・ドローイング/日の出」も、作品の横を何度も往復して楽しんだ。
(今、アメリカにいて資料がないが、同じ中西さんのスライドの作品はさらにすごい)。

だが、私の一番の目当てはエンライトメントの「マインド・プリーツ」だった。

 「心のマッサージ」をしてくれるという作品だが、内覧会の時には、少なくとも5回は立て続けに見て、心が完全にどこか別の世界にトリップしてしまった。私が美術館にいく目的の1つは、日常から切り離された別世界の体験をして、心身ともにリフレッシュというのがある、この作品を見ている間は心を「無」にすることができる。

 できれば家に置いておきたい作品。これが、またしばらくの間は、お金を払っても見ることができないとなると、ちょっと残念でならない。
 と、同時に、この作品は同展で、もっとも過小評価されている作品だとも思う。

 私が運よく、この作品の本当の良さをしることができたのは、内覧会のときに、作品をつくったエンライトメントのヒロ杉山氏直々に、「作品の見方」を教えて頂いたからだ。
 その方法を実践するかしないかで、作品はまったくの別物になる。

 私も最初、間違った見方をしていた時の感想は「ふーん、おもしろい」程度だった。

 しかし、ヒロ杉山さんに言われた通り、映像が映し出されるスクリーンの手前60cmくらいのところに立って、視界全部を作品で埋め尽くすと、その瞬間に言葉を失い、心がどこか無限宇宙の彼方に旅をしてしまう。

 最終日、一緒に見に行った有人も、最初は「ふーん」だったが、見方を教えたとたん、私が頼んだわけでもないのに、無言で3〜4回、一緒に見てくれた。

 この作品の展示方法には、いくつか間違いがある。

 中でも最大のものは「部屋が大きすぎる」ことだ。
 部屋が大きいと、周囲の人に気配りがあり、消極的な日本人の人は(そしてその社会に混じった海外の人も)、「できるだけ大勢の人が見えるように」、できるだけ作品から離れ、壁際で作品を見ようとする。
 この見方をしている限り、この作品は透過スクリーンに合わせ鏡のようにして写るフィードバック映像のような楽しみしかない。「きれい」ではあるけれど、それだけだ。

 だが、壁際に立っている人達から「何、あの人?後ろに人がいるのに、あんな近くで見て、邪魔だよ」と思われようと、そう口にされようと、気にせず、作品をできるだけ間近で見るようにしたとたん、自分自身が宇宙に飛び出してしまったような気になるのだ。

 この「ひんしゅくな見方」には、もう1つ副次効果がある。
 後ろの人の邪魔になるようにして作品を間近で見ると、後ろにいた人が「見えない」から前の方に出てくる。つまり、彼らも同じ体験ができるようになるのだ。

 エンライトメントの方々も、この作品を間近で見てもらおうと、いろいろ工夫をしていたようだ。
 内覧会のときには、スクリーンの前、約60cmのところの床に白いテープが貼ってあった。
 ほとんどの人は、「これ以上、作品に近づかないでください」というテープだと思っていたようだが、「実はここから見てください」のサインだった。
 あるいはつくったときは、集客力のある展覧会だから、

部屋一杯に人が入るー>一番前の人はここから作品をみるー>列の後ろの人と入れ替わる

といったシナリオを想定していたのかもしれない。

しかし、この作品の設置にはもう1つ問題があった。

巨大な壁画があって、その一角に目立たないように入り口(黒いカーテンがある)。
ほとんどの人がそれに気がつかずに、素通りしてしまうのだ(おまけに、入り口の真向かいは佐藤雅彦さん+桐山孝司さんの目立つ(そしておもしろい)作品、『計算の庭』。

みんな、そちらに目が行ってしまう。

 日本を発つ前日に行ったときは、人々に作品があることをわからせようと、カーテンが開きっぱなしになっていた。が、「これも間違い」だ。

 カーテンが開きっぱなしの状態だと、ヒロ杉山さん方式で、作品を目の前から楽しんでも、外からの音が入ってきて、夢うつつなのに、なんか現実世界の音が聞こえてきて、夢を楽しめないーーそんな気分になってしまう。

 最初はほとんどの人が間違った見方をしているのが、歯がゆくて(あれは、インスタレーションというか、部屋の作り方の失敗だと思う)、六本木クロッシングに行くたび、累計10人くらいの見知らぬ人に声をかけて、見方を伝授しようとしたが、なかなか見ず知らずの、作品に無関係の人のアドバイスを聞こうとする人はなかなかいない。


 超ポジティブ思考の私は、最後にもう1度だけ、あの作品を見て、あのカーテンに対する考えが変わった。
 今の私はあのカーテンこそが「幸福の装置」だと思っている。
 カーテンを閉めていると、人が作品に気がつかない=作品の展示された部屋に人が入ってこない=思いっきり作品を独り占めできる。

 実際、最後にみてきたとき、部屋が私と友人の2人きりになったので、カーテンをしめたところ、その後、3回くらい繰り返し作品を見ている中、入ってきた人は2〜3人だった(しかも、うち1人はカーテンで怪しい2人組が、作品にくらいついているのを見て、すぐに逃げてしまった)。

 運よく作品の存在と、見方を知っている人だけがエンライトメント(啓発)を受けられる、それでいいじゃないか。

 というわけで、このブログ記事も、これから「六本木クロッシング」に行く人、2〜3人だけが気づいてくれれば、それでいいと思って書いている。

 いずれにしても、空いているときでないと楽しめない作品なので、これから六本木クロッシングに行く人は、朝の開館一番、昼食時間、夕食時間、外で大きなイベントが始まる時間など、ぜひ少しでもすいている可能性がある時間を狙って、見に行って欲しい。

 もっとも、今からこの見方を実践する人の中には、この作品が火曜日以降しばらく、見たくても見れないことを知り、なんでもっと早く出逢えなかったのか後悔することになるかもしれないが...

 この作品は本当に素晴らしく、オーディエンス賞にもMAM賞にも選ばれなかったのが、残念でならない(第1回目の「六本木クロッシング」では、私が投票した笹口数さんがオーディエンス賞を受賞した。あの作品ももう1度みたい)。
 しかし、この作品は、いい教訓を教えてくれた。
 現代アートだけに限らないと思うが、展覧会では、ある程度、見る側にも積極性がもとめられるということ。周りの人など気にせずに(その代わり順番はある程度、譲って)自分からもアプローチしないと、道が開けない作品もある。
 六本木クロッシングの後にいった「water展」でも(資料がなくて作品名がわからないが)、天井からたくさんのスピーカーがぶらさげられた、あの部屋がまさにそうだった。
 私がいったときは、部屋の入り口から、覗き込むようにして楽しんでいる人がたくさんいて、私もその1人だったが、勇気を出して、人垣をかきわけ、部屋の中に置かれていたイスに座ったとたん、それまで平面だった音が立体的に展開し始め、作品が別の作品に変わった。


 さて、昨日から私はMACWORLD EXPOの取材でサンフランシスコに入った。
 少し早めについて、現地在住日本人に人気のTrader Joe'sを覗いたり、アフタークリスマスセールを覗こうとチケットを取ったが、仕事が貯まりすぎていて、とてもそんな余裕はなさそうだ。
 今日も1日、停めて頂いている友人、外村さんの家で、書籍の原稿を書いて終わりそうだ
(Expo開幕の火曜日早朝までそうかもしれない)。

こんなブログ記事を書いている余裕など、まったくないはずだが、
六本木クロッシングが終わる前に、「マインド・プリーツ」の素晴らしさを2〜3人でもいいから伝えなかったら、それはそれで、また後悔することになりそうだった。

1月 13, 2008 アート | | コメント (2) | トラックバック (1)

2008.01.02

TypeTrace公開β版リリース

前のブログエントリーで書けば良かったのですが、
年末のドタバタで、忘れていた大事なニュースがあります。

以前、CNet Japanの記事でとりあげ、
このブログでも何度かとりあげている
遠藤拓己さんの作品「TypeTrace」の公開β版がついにリリースされました。

以下のURLからダウンロードできます:
http://dividual.jp/get/tt/

電子メールにしても、インクジェットプリンターで印刷した年賀状にしても、デジタル時代の文章って、活字であって、どこか無機質な感じがしますが、TypeTraceで書いた文章を再生すると、なんだか書き手のぬくもりとか、そういったものが伝わってきます。

遠藤さんは、これを「デジタル時代の生原稿」と言っていますが、まさにそんな感じです。

このTypeTrace、恵比寿の東京都写真美術館にて2008年2月17日まで開催中の展覧会「文学の触覚」で、誕生のきっかけとなった作品、「Kinetic Keyboard」と共に展示されています。

お時間のある方は、ぜひ、そちらも御覧になってください。

なお、今のところMac OS X専用ソフトです。

こちらの作品は、私が昨夏、Foo Camp '07で日本を代表する注目ソフトとして紹介してきたソフトの1つです。

なお、その他では以下の作品を紹介してきました:


  • 「おしりかじり虫」が大ヒットしたうるまでるびさんのUD Paint[こちらも公開β版リリース中]
  • 未来派図画工作ZugaさんのQuartz Composerの作品群[Windowsユーザーの方は同じWebページのProcessingサンプルを!]
  • masuiさんのQuickML[いつの間にかWiki連携して飲み会写真の共有もできるようになっています!]
  • drikinのTwitterPod[元日にアップデートしました。]


    なお、TypeTraceの開発をしているdividualでは、優秀なCTOを探しています
    どなたか推薦があれば、お知らせください。


    P.S.YouTube動画で使用した私の生原稿をこちらからダウンロードできます。ぜひ、TypeTraceを使って再生してみてください。
    「getTypeTrace.tyt」をダウンロード

    もう1つ、TypeTraceの楽しさについて書いてみました。こちらはTypeTraceのみの書き下ろしです(このブログ記事にはない文章です)。

    「TypeTraceFun.tyt」をダウンロード

1月 2, 2008 Mac, アート, 文化・芸術 | | コメント (1) | トラックバック (1)

2007.04.20

ゴスロリ&ビジュアル系の人!この週末は代々木公園へ!

MacFan誌の取材で、Mick Rockをインタビューしました(掲載は5月末発売の号になります)。
Mick Rockといえば、David BowieのZiggy StardustややIggy Popやら、Lou Reedやらグラムロックのアイコンを撮り続けてきた伝説のカメラマン。

あのQueenの、Bohemian Rhapsodyの有名な写真も彼の作品。

今日から東京ミッドタウンで、「魂 MICK ROCK meets 勘三郎 写真展 」も始まりました。

その彼とMacの関係については5月末発売のMacFanを楽しみにしてもらうとして、Mickがブログに書いてくれというので、間に合ううちに...

今回、「魂」のフォトセッションで日本に来たMickはゴスロリというカルチャーを受けて衝撃を受けたみたいで、今度の週末、原宿、代々木公園界隈に写真を撮りにいくそうです!

というわけで、今週末、(晴れていた場合、限定だけれど)、
原宿、代々木公園にいったゴスロリやビジュアル系の人は、David BowieやQueenや勘三郎も撮ったMick Rockに撮ってもらえる可能性が高そうです!

なお、今週末の代々木公園といえば、「アースデイ」のイベントもありますよね。

私も月曜から海外出張だけれど、余裕ができたらちょっとだけ行ってみようかな....

4月 20, 2007 アート | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.01.25

TypeTrace、パリからプラハへ

以前、CNet Japanでも紹介させてもらった遠藤拓己さんのアート作品、「TypeTrace」が、土曜日までエッフェル塔のすぐ近くフランス国立シャイヨー劇場(Theatre National de Chaoillot)で展示されています(オープン時間は19時から20時30分までの短い時間なので注意)。

CNet Japan:「オープンソース」×「アート」=?--DIVVY/dualプロジェクトより

遠藤さんが展示の様子をFlickrで公開していました。

[上のスライドショーは、nobilog2の現在のレイアウトにあわせて横幅を短くしています。すみません。クリックして遠藤さんのFlickrをご覧ください]

3月末から4月にかけてはプラハの美術館での展示が、そして2007年11月には再びパリでの展示が決まったそうです。

「TypeTrace」は思考の痕跡を残すテキスト入力/再生ソフト。
普通、パソコンで打ち込んだ文字は、誰が打ち込んでも、どんなに思いを込めても無表情の同じ形。
メニューでフォントの種類やサイズを変えることはできても、それは跡づけの装飾に過ぎず、タイプしていた時の感情を伝えるものではない。
 そういう意味では、手書きの文字の方が、よっぽど背景の物語が伝わってくる。

TypeTraceは、この文を書くときの思考の痕跡を残そうと試みた作品で、タイプにかかる時間に応じて文字がどんどん大きくなっていく。
熟考してからタイプした単語は、そこだけ

こんな感じ

で、文字が大きくなり、ささっと書き終えてしまった部分はそのままの大きさになる。

TypeTraceでもう一つおもしろいのは、タイプしている様子をそのまま記録して、QuickTimeムービーのように再生できること。

文章を書いている途中で、文章を消して打ち直したり、誤変換したりといった様子もすべて「再生」される。

実はちょっとした縁で遠藤さんに「TypeTrace」を使わせてもらったので、これを使って遠藤さんにメールを書いてみたが、その体験であらためてこのソフトのすごさがわかった。

メールを書いている人と、読んでいる人が同じ長さの時間を共有する。
ここで生まれるintimateな感触は、これまでの効率優先のソフトにはなかったものだ。

他の人が書いている文章を再生してみるのもおもしろい。
「あ、次はきっとこんな文章を書くんだろうな...あれ、違う? あ、消している、消している。やっぱり、そうだ。ほらほら。うんうん、わかる」とタイプしている様子をリアルタイムで再生しながら、書き手の感情に移入して、書く人と同じ側を向きながら文章を読むことができる。

このソフト、ぜひとも皆に体験させたい。Typetrace004


1月 25, 2007 アート | | コメント (0) | トラックバック (2)

2006.12.25

駆け足て見た「伊藤豊雄:新しいリアル」

Happy Holidays!Ho Ho Ho!

Happy Holidays!


と、書きつつ、まだまだ仕事が残っていて、あまりゆっくりブログをしている暇がないので、先日の「みんなの会」同様、やや殴り書き、自分宛のメモのつもりで書くのでご容赦ください(毎度のこと!?)

オペラシティー・アートギャラリーで昨日までの開催していた「伊藤豊雄:新しいリアル」。
ギリギリもギリギリ、初台の駅についたのは午後6時近く。オペラシティーの広場ではパブリックな音楽会が開かれていて、かなりの人だかり。
「見たいな」と思いつつも「新しいリアル!」と自分に言い聞かせて、一路、屋外のエスカレーターで3階へ。
すると、「外の音楽会なんてまったく関係なし」といった感じで、ギャラリーの前にも長い行列ができていました。

ただ、先日、マイミクのチバさんにチケットをもらっていたので、列に並ばずいきなり展覧会場に(ラッキー!>ありがとうございます。土曜日、バタバタしていて連絡せずにスミマセン。実家に行っていました)。

台中メトロポリタン・オペラハウス・プロジェクトの模型はやっぱりすごかった。あと5回くらいみたいな。形がぜんぜん頭の中に入らない。
 なんとなく、何をやっているかは理解できても、それが実際にどういうものなのかが、なかなか感覚としてわからないし、いったいあの中にいるとどうなるのかがわからない。
 上は穴だらけなのかと思ったら、実は予想以上に面になっていたので、ますます不思議。
 雨が降ってくると、その水はどこへいくのか。あの仙台メディアテークをちょっと思わせる、チューブみたいな部分の中のスペースはどうなっているのか...何度も見て、わかったようなつもりで、もう1度、見るのだけれど、今ひとつわかっていない。やっぱり、完成した実物に行ってみたい。

 エマージング・グリッドって、なかなかおもしろい。
 何かあれと似た発想が平面(紙の雑誌の誌面やパソコン画面)にも応用できないものだろうか。

 私は四角、四角した雑誌のレイアウトが嫌で、昔はよく「四角く区切るにしても、たまに新聞みたいにして、ページデザインのリズムを崩さないと印象に残らないし、読者の指が止まらない」のでは、と議論していた。

 まっすぐな線ばかりでなく、ちょっとバランスを崩して斜めにしてみたり、波打たせたり...
そういったランダムさ(というより、「より複雑で豊か、有機的な規則性」)や、メリハリ、強弱、裏をかいたリズムや狙った不協和音が、モノ(記事)の存在感を浮き立たせる。「弱」の記事にも「強」の記事から導線を貼っておけばいい...

ーーー
 展示されていたビデオの中にでてきたセリフ
 「線を動かしても、人々は勝手に自分の居心地のいい場所を探してくれるもの」(だったかな?うろ覚え)
 っていうのが、すごく印象に残った。

 そうなんだろうと思う。

 何もない平面だと、意味のある場所は「隅っこ」と「真ん中」だけだけれど、この平面にうねりをつけるだけで、それぞれの人が、それぞれの個性にあった、自分だけの居場所を見つけやすくなる。

 メディアテークのmaking ofを巨大プロジェクターで見せる部屋があった。そこのベンチが伊藤豊雄の作なんだけれど、これもやはり表面がうねうねしている。
 凹凸の凹の部分が、お尻がすっぽりはまって座りやすいかと思ったけれど、ちょっとずれて凸の部分もなかなか座り心地がいい。そうやってお尻で自分の居場所を探していく。
 曲面のアフォーダンスとお尻で対話。

ーーーー

 それにしても、テクノロジーが進化して表現力が増したはずなんだから、もっと平面デザインも含めたいろいろな分野で、表現の幅が広がっていいはず。 もっと、人工的でなく、ランダム(あるいは複雑なパターン)で自然なものに進化させてもいい気がする。
 いや、実際に広がってはいるのか。
 ただ、その広がった表現が、より大勢の人にまで広がるのに時間がかかっているのかな?

ーーーー

ちょっと前までは、テクノロジー自体がまだ発展途上だったから、表現も稚拙だった。
でも、今はかなり豊かな表現ができるようになっているはず。
昔は「モザイクみたいで誰の顔だかわからないよ!」程度の表現しかできなかったコンピューターが、今は100万画素、被写体が誰なんだかはわかるくらいまで進化してきた気がする。
それにあわせて表現の方も、うまく進化していけばいいと思う。

フランク・O・ゲーリーや伊藤豊雄なんかは、コンピューターのテクノロジーをより豊かつ自然に見える人工表現に向かわせている気がする(ああいう、3次元曲面って、自然界にはない曲面なのかも。そのあたり詳しい人、コメントで教えて!)

PIXAR Animation Studioなんかは、技術をかなり限界まで駆使して、新しい表現に挑んでいる。
ジョン・ラセター監督の座右の銘は「アートはテクノロジーに挑戦し、テクノロジーがアートにひらめきを与える」。
PIXARでは、アーティストの側から技術者に無理や要求を出すと、「最初は無理だよ」といっていた技術者がそれを実現してしまう。そしてその技術が実現すると、アーティスト達がさらに進んだ表現に挑戦するといういい循環が行われている。

 ちょっと脱線してしまった。

ーーーー

 伊藤豊雄の展覧会でも、確か冒頭に「都市化の中で建物が均質化した...」、「その中で「モノ」としての強さを感じさせる建物を...云々」と書いてあった。
 世の中、均質な物なんて不自然だしつまらない。
 伊藤さんの建築も、人工物でありながら自然の方に回帰(あるいは自然の再現)に向かっているのかなと感じた。
 特にこのインスタレーションの上を歩いた時には...
http://www.operacity.jp/ag/exh77/gallery_05.html
 このうねうねのエマージング・グリッドの曲面を足場に作品を展示している部屋、「新日曜美術館」で見たときからすごく楽しみにしていたのだけれど、やっぱり、楽しい!(あと3回は行きたかった)。

 部屋に入った時に、抱いた印象は、なんだかこれこそが夢見ていた未来のユートピア、みたいな印象。

 「レトロフューチャー」:昔、絵本や漫画で見ていた未来像って、うねうねの建物の間を、オーガニックなカーブを描くチューブが通っていて、流線型のエアーカーが飛び回っている、という都市的なイメージもあったけれど、それとは別に人と自然がもっとうまく共存しているみたいな、もっと緑一杯な映像も頭の中に残っている。
 で、そういう広場って、自然なので足場は平面なんて言うことはありえなくて、起伏にあわせて、それぞれの人が、いい具合に自分の場所をつくって、それを中心に人が集まっている。
 心地よい人と人の間の距離感が自然発生する。

 ゆっくり見たかった展覧会だけれど、最後の1時間だけ、しかも、私は次の用事に追われていて、最後のセクションはほとんど見ることができなかった。

 「批評性のない住宅は可能か」っていう自筆の論文だけ、誰も見ていなかったので、チラチラっと読むことができたけれど、あれおもしろそう。今度、じっくり読んでみたい。「住宅特集'98年9月号」に載っているようだ(と、さりげなく、ここにメモ。実は館内でメモするものが見つからず、携帯のメモ帳機能に書き留めてしまった)。

 駆け足だったけれど、おもしろい展覧会だった。

仙台メディアテーク以降、伊藤さんの頭の中にエマージング・グリッドの考えがエマージしてきた様子が感じられた。

台中メトロポリタン・オペラハウス・プロジェクトは、やっぱり実物を見てみたいな。

明日は杉本博司? > a

12月 25, 2006 アート | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.10.06

『東京アートビートの2周年記念パーティー!』

都内のイベント情報です。

イベントタイトル: 『東京アートビートの2周年記念パーティー!』

アーティスト: 高橋信雅, DJ codomo, Neohachi, Dorkbot Kanta Horio, 遠藤拓己, El Salvadores / Shunya Video Boy

料金: 入場料:500円(ソフトドリンクと食べ物は500円〜、アルコールは700円〜)

開催期間(開始): 2006-10-09 19:00:00

開催期間(終了): 2006-10-10 00:00:00

ホームページ(URL): [ホームページへ]

場所: スーパーデラックス

地図(URL): [地図へ]

紹介文:
2006年10月でTokyo Art Beatは2周年を迎えます。

去年と同じく、六本木のSuper Deluxeにおいて、Tokyoartbeat.comの2周年記念パーティーをいたします。
http://www.tokyoartbeat.com/event/2006/076E

  generated by feedpath
Feedpathを使ってmicroformatにしてみました。

10月 6, 2006 アート, 文化・芸術 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.09.23

オープンソースが世界を変える

なんて書くと「何を今さら」と言われそうですが、今日はそんなテーマをぼんやりと考えに、これから「Open Source Art ver 0.1」のコード名で企画されていた展覧会、「DIVVY/dual プロジェクト #1 TYPE-TRACE」に行ってきます。場所は「銀座一丁目」のSpace Kobo and Tomoです。間に合いそうな方はぜひ!

これは間もなく2周年を迎えるTokyo Art Beat(GADAGOというNPOのサービス)の特別企画。
コンセプターにドミニク・チェン(NTT ICC研究員を迎え、開かれたアートのカタチを「展示」、「シンポジウム」、「出版」、「ウェブ」といったさまざまな活動を通して模索していく試みの第1弾。


訪問者が参加者として残していく「痕跡」が「ソース」として,作品をその都度更新・構成していく.また,この現
実の空間はネット空間と連関しながら展開されていく.それ自体が自身のアーカイヴとして存在し続けるアート作品 をPhonethicaの作者であるサウンドアーティストの遠藤拓己とエンジニアの松山真也と共に提示する.

というのは、企画段階にもらった説明なので、詳しくは下のTABのサイトの説明を参照:
DIVVY/dual プロジェクト #1 「TYPE – TRACE」

どんな感じかわからないけれど、今日のクロージング・レセプションだけ見に行ってきます。
ちなみにこんな作品が置かれているようです。なんか図で見ただけでは意味不明で、気になる...

Keyboard
_12

それにしても「オープンソース」という言葉は最近はソフトウェアだけでなく、いろいろなところで耳にしますよね。
最近、ブータンに行ってきたというThink the Earthの上田さんによれば、ブータンでは現在、GNH(Gross National Happiness)を指標化していて、その指標を「オープンソース」にするといっているとか...

まあ、もともとはハサミの構造にしても、ねじ回しの発想にしても、アートで言えば絵画や彫刻だって、見てすぐにわかって誰でも真似でき、改良できるオープンソースだったわけだけれど。
ソフトウェアのオープンソースで、見る側、使う側の参加がもう少し積極的になってきたことで、何か世の中のしくみがちょっと変わった感じはありますよね。

TABのイベント、この後もいろいろ続きます:

興味のある方は、今日の銀座と明日のICC、ぜひ足を運びましょう!

9月 23, 2006 アート | | コメント (4) | トラックバック (0)

2006.07.23

mixi:東京丸の内ユビキタスミュージアム

今日のmixi日記のエントリーから:
今週は忙しかったので、今日は久々にまる1日のんびりしてしまいました。
昼過ぎ頃に起きてきて、とりあえず「きれい」かつ「すいている」場所を探してドライブを開始。

愛宕グリーンヒルズに新装オープンという「Easy Way」というお店でパールティーを飲んだ後、丸の内方面へ。
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日曜日は丸の内周辺の「PARK IN」という系列のパーキングが駐車1時間無料なんです。
なので、そこに駐車(ただし、ショッキングなことに、このサービス9月1日で終了だそうです)。

周辺をブラブラした後、車を駐車したビルにあるDEAN & DELUCAでアイスティーを買って夕涼み。

ハっと目をやると通りの木に何かがくくりつけてある。

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なんだろうと思って、見てみると「東京丸の内ユビキタスミュージアム」と書かれたプレート。
一緒にQRコードが印刷されている。

携帯で撮影してみると、「日本工業倶楽部」だったかな?
目の前にあるビルの説明と、その歴史、通りに並べられたパブリック・アートの紹介が表示される。

さらに「この場所にメッセージを残す」、「この場所のメッセージを読む」みたいなのが表示される。

気持ちのいい場所に、落書きとかじゃない形でメッセージが残せるっていう発想、いいなぁ。
時間を超えて、場所と気持ちを共有できる。

でも、「メッセージを読む」してみたら、「この場所に置かれたメッセージはありません」とでてきて少し残念だったので、書き込みしてきました。

今度、そのあたりに行く人は探してみてください。

今日の1日のその他の行程は、こちらで写真で見れます:
http://www.flickr.com/photos/nobihaya/sets/72157594208660777/


なお、東京丸の内ユビキタスミュージアム(というですね、正式名称)の公式ホームページ見つけました。こちらです:
http://tokyo-dmy.jp/p/

7月 23, 2006 アート | | コメント (0) | トラックバック (3)

2006.06.30

「ピクサー展」はぜひ夏休み前に

Pixar

「ピクサー」ファンにはうれしいニュースです。

明日から映画『カーズ』がロードショー公開となりますが、それにあわせて六本木ヒルズ、森アーツセンター・ギャラリーにて『ピクサー展』が開催します。

『トイ・ストーリー』から最新作『カーズ』まで
Pixar: 20 Years Of Animation
ピクサー展

この展覧会、ピクサー作品が好きな人は『絶対に』行った方がいいです!
展覧会に入るとすぐに『アートスケープ』という超巨大パノラマスクリーンがあるのですが、これがすごい。
ピクサー全長編作品の世界観を体験できるようにつくられた作品なのですが、これがとにかく素晴らしい。
何度でも見たくなってしまいます。

ピクサーの作品というと、なんといってもその世界観のつくりこみがすごい。
これまでの作品にしても映画にはぜんぜん関係ない部分の設定まで、かなり詳細につくりこんであって、まるで本当にそんな世界があるんじゃないかと思わせてしまう力がある。
 この世界観のリアルさと、よく練られたストーリーこそが、子供はもちろん、大人までもひきつけるピクサーアニメーションの魅力だと思うのですが(あ、もちろん、CGとかのすごさもそうですが)。


 今回のピクサー展では、この『アートスケープ』で、ピクサーのつくった世界に入れてしまうだけでなく、
作品がつくられるまでの設定資料や粘土模型、スケッチ、ストーリーボードなども楽しむことができます。

まるでピクサー映画のおまけDVDの世界に入り込んだような楽しさがあります。
Artscape

Tenji

展覧会の最後にはトイストーリーの立体キャラクターが動く巨大ゾートロープがあるのですが、これまた本当に楽しい。
ジブリ美術館のトトロ・ゾートロープに触発されてつくったということですが、ピクサーらしいのは映画と同じデータから作成していること。
横で眺めていたピクサー社員の方に聞いたところ、これは実際に映画とかでつかったのと同じウッディらのデーターで動きをつくり、3Dプリンターで印刷して配置したもの。ピクサー社初のゾートロープ作品のようです。

Zoetrope

日本に他におもしろいゾートロープはあるか、と聞かれたので、東京オペラシティーのICCにあるゾートロープ、「ジャグラー」のことを話しておきました。

さて、このピクサー展ですが、展示作品数は270点。
開催は8月27日までで、開館時間は午前10時から20時まで。
後半は思いっきり夏休みにぶつかるので、かなりの混雑が予想されます。
最初のアートスケープとかは、人が少ない状態で見た方が絶対に楽しい。
大人だけで行きたい場合は、平日の午前中や昼食時に、
六本木周辺で打ち合わせを入れて、ついでに見てきましょう!


なお、森アーツセンター・ギャラリーでの展示の後は、郡山市立美術館(9/2〜10/9)、兵庫県立美術館(12/1〜1/14)と巡回するようです。

掲載した写真の一部著作権は (C)Disney, PIXARのものです。
All pictures are partially copyrighted by (C)Disney, PIXAR


6月 30, 2006 アート | | コメント (2) | トラックバック (2)

2006.02.24

アートの春 '06

書籍の追い込みでニッチもサッチも動けない状況が続いています。
そんな中、今日、(徹夜明けの状態で)文化庁メディア芸術祭の内覧会に行ってきました。

実は今週くらいから、現代アート系のおもしろそうなイベントがたくさん開催されるんですよね。

IMG_7097.JPG

忘れないうちにメモしておきます:


  • 文化庁メディア芸術祭

    NHKのデジスタとかで最近、話題になったようなインスタレーション作品が一望できます。私は「Khronos Projector」に触るのがとにかく楽しみでした。あれは楽しいです。1日中、遊んでいられます。

    Spyglass」は、 ここを読んでいる人には、QuickTime VRを望遠鏡インターフェースに展開した、とかいうとわかりやすいのかもしれませんね。こちらもおもしろいです。
    Conspiratio」も、ぜひ試したい作品です。「吸う」という感覚をデジタルに再現した楽しい作品です。

     個人的には「OiTV」という作品もかなりのお気に入り。
     昔、テレビとかって叩くと直ったりしましたよね。テレビとのああいったアナログなコミュニケーションに注目した作品で、叩いたり、傾けたり、アンテナを回したりして映像とのインタラクションが楽しめます。あれって、でも実はすごい技術力が要求される作品だと思う。

     こうした作品が展示される「アート部門」だけでなく、
    「エンターテイメント部門」
    FlipBook」やNintendo DS用ソフトの「ニンテンドッグス」などを紹介

    「アニメーション部門」
    その名の通り、インタラクティブではないアニメーション作品を集めています。
    大賞を受賞した「浮楼」はじっくり鑑賞したい作品です(視点固定で、ずっと街の一角をうつしている作品ですが、ゆっくりと季節がうつろいます、そして実は小さな女の子から結婚している女の子まで、画面のあちらこちらにいる女性が実はすべて1つのストーリーでつながっている...!?)
    年をとった鰐」という作品も、なかなかいい味を出していて好きです。

    「マンガ部門」
    さらに漫画部門もあり吾妻ひでおさんの「失踪日記」が大賞を受賞していました。
    PLUTO」とかも紹介されています(これちょっと読んでみたいな)。

    マンガコーナーって真ん中にソファーがあるんですが、あれってあそこにすわって座り読みしてもOKなんでしょうかね?
    私も授賞式行きたかったのですが、別の用事に「どうしても来てくれ」と言われて行けませんでした。残念。
    きっと、どこかにチバさんがレポートを書いてくれるはず!

  • エレクトリカルファンタジスタ2006
    横浜がまた熱くなります。昨年、「Evolution cafe」でBank Art Studio NYKを熱くしたクリエイティブクラスターが、今年は「エレクトリカルファンタジスタ2006」を開催。
     なんだか。ちょっとアナーキーで変、だけど手作り感があって楽しい。そんなイベントになるんじゃないかと期待。
     失点すると電子ショックの痛みがおそうピンポンゲーム「PainStation」とか2人以上で楽しむ作品も多いので、行くなら大勢で一緒に行った方が楽しいかも。
     私は3月頭までは行くのが難しそうですが、誰か一緒に行く方いません?

  • ガウチョ×ダイアログ・イン・ザ・ダーク」展
    マイミクのrisaさんに教えてもらったんですが、公式ページもなければ、まだTokyo Art Beatにも情報が載っていませんが、2月18日(土)〜3月5日(日)の期間、ディオール表参道にて、新作バッグ「ガウチョ」の発売を記念し、「ガウチョ×ダイアログ・イン・ザ・ダーク」展が開催されているそうです。
      「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」、いつもタイミング悪くって行けなかったんですが、今度こそ行きたい!
    venueは会場/ディオール表参道4階イベントスペース
    東京都渋谷区神宮前5-9-11

    入場料/無料(事前予約制・15分のガイドツアーあり)
    予約受け付け/ディオール表参道 tel. 03-5464-6260

早く仕事終わらせないと....

2月 24, 2006 アート | | コメント (0) | トラックバック (1)

2005.10.04

MY MOLESKINE EXHIBITION 2005

ca310227.JPG
今週前半は打ち合わせやら、取材やらがやたらと多い(明日=今日)はCEATEC JAPANに行く予定。

そんな中、今日、外苑前での打ち合わせの後で、amazonで頼み忘れていた「大人の科学」を探して外苑前のLIBROに入ったら、こんなイベントがやっていた。

打ち合わせから別の打ち合わせの間、ほんの30分くらい、つかの間のリフレッシュ。
こういう慌ただしい時だと美術館のアドミッションで券発行してもらって云々という心の余裕もないし、なかなかうれしい企画かも。

他にNADIFFや、ABC、TOWER RECORD、TSUTAYAでも同時開催とか...

そういえば、帰国してから空港の本屋以外行っていなかった。

本屋も本屋で頑張っているし、TOWER RECORDSも参加と言うことはレコード屋(CD屋)もそうなのかも。

AmazonやらiTunes Music Storeとか、Webサービスがどんなに便利になっても、こういう楽しい工夫をしている本屋やレコード屋なら十分やっていけると思うのは私だけ?

応援する意味も込めて?(というか、元々、欲しかったから)MOLESKINEのノート買ってきてしまいました。ゴッホ・ミュージアム・バージョン。

その後の打ち合わせは、前から気になっていた九段下のオーガニックなビストロ、「NAHT」。こちらもなかなか...

** 作品を見るときは、上のゴム手袋(展示の横で配られています)をするのを忘れずに!

カメラ盗まれた後、まだ何もしていないので、上の写真は携帯でとりました>携帯写真って手軽

[mixiから来た人はこちらから戻れます]

10月 4, 2005 アート | | コメント (4) | トラックバック (0)

2005.09.30

アートイベントの秋

秋はIT系イベントも多いけれど、アートイベント、デザインイベントも多い季節。
来月早々には(前のエントリーでも書いた)Tokyo Art Beatの1周年記念パーティーも行われますが、

実はその前に「onedotzero tokyo」が明日から始まります。

今年の開催場所は代官山のUNITで、去年取材のつもりで訪問した(すみません。タイミングの問題で記事化できませんでした)「Le Pivot」も参加予定。

ウエラや英TONI & GUYなんかのCMもつくっている実力派です。注目!

9月 30, 2005 アート | | コメント (3) | トラックバック (0)

2005.02.06

オススメです、TOKYO ART BEAT!

TOKYO ART BEAT、オススメです。
2月のBLOGディナーのエントリーでも書きましたが、昨年10月からやっているそうです。

BLOGディナーに来ていたkosukeさん、Paulさんらが中心になってやっていて、以前から友達のGenさんも関わっているWebサイト。


TAB button

都内で行われている展覧会、アートイベントなどがほぼ網羅されていて、ジャンル別、地域別、開催時期別などで絞り込み表示でき、会員登録(無料)すると気になるイベントをMy TABと呼ばれるエリアにブックマークしておくことができます(アラートメールも送ってくれます)。携帯電話からも見れます。

しかも、すごいのがいろいろな種類のRSSフィードが用意されていること。
人生どたんば、せとぎわ、崖っぷち。、いつも成田エクスプレスもブザーがなってから飛び乗る私は「まもなく終了」というページのRSSを使わせてもらいました。

iChatでdrikin.comにサイドバー用RSSリーダーがないかを聞いて、PiyoFeedsを使わせてもらうことに(このPiyoFeeds、なんとWebObjectsで動いています。結構、快適です。気に入りました)。

ただ、