2008.04.05

YouTubeにRolling Stonesが登場[YouTube Living Legends第1弾]

YouTubeにRolling Stonesが登場した!


Livinglegend

Living Legends


これは世界的なミュージシャンやスポーツ選手など、「レジェンド(伝説)」と呼べるような「超」がつくクラスの著名人にチャンネルを提供し、コンテンツを集約、公開するだけでなく、一般ユーザーとの動画によるインタラクションを促そうとする試みで、このRolling Stonesは、まだ第1弾に過ぎず、今後も毎月のように新しいチャンネルが追加されていくようだ。
 第1弾のRolling Stonesでは、ライブ映像、舞台裏のクリップ、メッセージ動画のほかにも貴重
なバスルームでの撮影シーンなど、YouTubeに独占的に公開される映像なども順次、公開予定とのことだが、先にも書いた「対話」の部分を重視すべく、ユーザーからの動画による質問のアップロードを受け付ける。ミック・ジャガーとキース・リチャーズは、そうして受け付けた動画からいくつかを選んで、質問に応える動画を掲載する予定だと言う。
 つまり、本物のマスコミでもなかなかできないミックとキースのインタビューをするチャンスが、誰にでも公平にやってくる、というわけだ。
 でも、「言葉の壁」があるよね?と思ったのだが、なんと今回、日本語で質問された動画についても「YouTubeスタッフが英訳をサポートしてミックとキースにお届けします。」とのこと!
 むしろ、日本語で質問するとYouTubeの英訳サービスの実例としてピックアップされる可能性も高いかも?(想像なので保証はしません。とりあえず、どんどん質問動画をアップしてみましょう! ;-) )

 この新しいチャンネルの詳細は、こちらのYouTube公式ブログに書かれています:

Introducing Living Legends

このサービス、すごい!

「iTunes Storeの動画販売サービス(の無料版)」とも言えるし、たまにしかあがらない「iTunes Exclusiveコンテンツ(の動画版)」とも言えるし、「超がつくリジェンドのビデオPodcast(のYouTube版)」とも言えるかもしれません。


 この「超」がつくすごい新サービスについて、思うことをいくつか...

1.ミッションステートメントの解釈の変更?

Googleといえば、いろいろな事業をしているけれど、それらはすべて1つのミッションステートメントでくくられている:
世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする 」というもの。

 ただし、その解釈は過去に何度か変わってきている。

 もともとはGoogleは、既にインターネット上にある情報を整理し、検索によってアクセスできるようにする、というだけのものだったけれど、その後は電子メールによる会話や、ハードディスク上の情報、紙として印刷された書籍などもどんどん扱えるようにしていった。
 そしてPicasaやYouTubeなど、これまでバラバラのサイトに、バラバラな形式でアップロードされていた動画も、体系立てて整理し、アクセスしやすくした。

 でも、一方で自前のコンテンツを持つYahoo!と、自前のコンテンツは持たないGoogleという区別があったのだが、今回の試みはYouTube独自のコンテンツだと思う人も多いかもしれない。

 しかし、おそらくそれは違って、Googleは、そんなつもりはなくって、これは、これまで「需要があったにも関わらず、実現していなかったコミュニケーション」を可能にし、可視化+検索可能にした、というつもりなのだろう。

 「伝説」として、あまりにもユーザー達から遠く切り離されてしまったスター達にも、自分のファンと直接触れ合う場所は欲しいと思うし、ファンだってこれまで夢の中でしか会話できなかったスターと動画経由とはいえ半直接対話ができるならうれしいはずだ。
 この「対話」が実現すれば、そのスターを取り囲むコミュニティーの文化とか、オーラとかそういったものが、時代を超えて残すことができるかもしれない。


(これも....対話!?)


2.存在アーカイビング

 今は亡き、昔のアーティスト達の作品。プロモーションビデオでみると、その人の作品はわかるけれど、ライブの映像を見ると、その人のファンのコミュニティーというのがどんなもので、どんな熱狂ぶりだったかがよくわかる(例えばDeep Purpleの『Deep Purple & Royal Philharmonic Orchestra』のビデオなんかをみると、前の方で黒人のファンが完全に陶酔しきって踊っている姿なんかが見えて、それがまたそれで当時の「Deep Purple」っていうのが、どんなバンドか見えておもしろい)。
 
 スターの側から一方的に発信する情報だけでも、ある程度、その人となりはわかるが、周りのコミュニティーの文化がわかることで、より「輪郭」がハッキリするように思うのは私だけではないだろう。

 この話と、1つ前の記事で書いた「手技」や「思考のプロセス」の記録って、決して無関係ではなく、おそらくこれらの話に、最近、流行の「ライフログ」も絡めて、人間の「存在アーカイビング」が少しずつ可能になってくるのかもしれない。

 それにしても、YouTubeのリジェンドシリーズ、次はどんなリジェンドが登場するのか楽しみでならない!

3.ユビキタス・リジェンド

 そうそう、今回の発表で、もう1つ忘れてはならないのが、実はこのキラーコンテンツともいえる凄いコンテンツが、ドコモの携帯を使って、あるいはさらに高画質を臨むならiPhoneやiPod touch(+WMWifiRouter)を使って、いつでもどこでも楽しめるというのだからすごい時代だ。
 電車の中で、「リジェンド」の「今日のコンテンツ」なんていうのが当たり前になるのかもしれない(リビングでApple TVを使ってハイビジョンで、リジェンドの挨拶っていうのも悪くないけれど...)

4.Google(and Apple) will get you in the end!

YouTubeといえば、最近、の著作権管理団体「ジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)」との提携を発表したけれど、これも重要な発表だ。

ミスチルの曲を歌ってもOK--YouTube、国内の音楽著作権管理団体「JRC」と契約
YouTubeとJRCが音楽著作権の包括利用許諾契約を締結
YouTubeに初の音楽著作権包括許諾・JRC スピッツやラルクもOK

このJRCのように「文化」が広まっていく(より多くの人にという意味+より多彩な方法での意味)勢いを重視する著作権管理団体がいる一方で、文化の広まりを今いる場所に引き戻しつづけることをよしとする著作権団体もいる。

私みたいな前者のファンは、Google/YouTubeのこういう発表を聞くと「いいぞ!」と思ってしまう。
後述の新刊の中で「アップルとグーグル」は結局、どんなに大変でも本質的な解決方法を実践する、といったことを書いたけれど、これなんかもまさにその例だと思う。

 多くのコンテンツサービスは「ことなかれ主義」的に、後者の著作権団体を納得させる方向ばかりに気を使ってしまうわけだけれど、Google/YouTubeみたいな大きくて力もあるところが、「道は、考え方はそれだけではない」ということを率先して示してくれるのは、非常に勇気づけられることだと思う。「環境へのとりくみ」ばかりではなく、こういうのだって重要なCSR(Corporate Social Responsibility)だし、Noblesse Obligeなんじゃないだろうか...

なお、今回の発表内容は、新刊「アップルとグーグル」では、さすがにとりあげることができなかったが、この当たりは10日のイベントでフォローアップしましょうね>小川さん

10日のイベントの情報はこちらから:
Web Business Shuffle2.0
Nobuyuki Hayashi:ITジャーナリスト
HIRO ogawa : MODIPHI, Inc.
開催日時 :2008年4月10日(木)
開演時間 :18時30分
受付開始時間: 18:00
終了時間 :20時30分
場所 :アップルストア銀座
料金 :無料
定員 :80名


アップルとグーグル 日本に迫るネット革命の覇者
アップルとグーグル 日本に迫るネット革命の覇者小川 浩 林 信行


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

(P.S.なんで、自分の本にアフィリエイト?と思った、チェックの厳しいnobilog2読者はこちらの下の方を参照:Google謹製の紙飛行機(期間限定!?)

4月 5, 2008 Audio Visual, Google, copy-right or wrong!?, iPhone, iPod, innovation, opinion, パソコン・インターネット, 文化・芸術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.09.28

新しい音楽の楽しみ方、「Rolly」いよいよ発売!

Rolly launch event
ソニーのRollyがいよいよ発売になる。

8月、ティーザーサイトで軽くブローをかました後、
9月はじめにはガジェット系のWebサイトにティーザームービーを戦略的にリーク、
そして9月中頃には、大々的な発表会とパーティーを繰り広げ、
そろそろみんなが気になり始めていた頃、ドーンと製品を発売。

パーティーで実物を見て以来、ブログに書かなきゃ、と思っていたのだけれど、
「忙しい」ループに陥って、すっかり書くのが遅れてしまったが、
なんとか発売前日には間に合った。

Rollyのどこが、気に入っているかというと、
「新しいライフスタイル」というと大げさかも知れないけれど、
「新しい楽しみ方」あるいは「新しい生活シーン」を提案していること。

iPod以降、アップルからは「ポケットに入れて持ち歩く」、「衣服のように身に付ける」、「車の中で聴く」、「リビングで聴く」といった「聴く場所」についての提案はいろいろあったけれど、
どうやって聴くかの提案はあまりなかったと思う(「and up」などiPod周辺コミュニティーからは、確かにそうした提案があったけれど)。

そんな中、いきなり出てきた「Rolly」。

Webで大きな話題となった(バイラル広告の好例といえそうな)ティーザームービー(あの「Disco、Disco、Disco!」っていう奴だ)、あれはRollyの世界のかなり先のビジョンを描いたものだった。

世の中にRollyと音楽にあわせてRollyを踊らせる文化が根付いた近未来を想定したビデオだった。
その時代には「Rolly」という遊びがあって、参加者が身体に「Rolly」のようなバンドを巻いて激しく踊りまくる競技というか遊びが浸透している時代のカルチャーシーンを映像化したもの。

実は「Rolly」発表パーティーでは、それ以外にもいろいろなムービーが公開されていて(混んでいてよく見えなかったが)カップルの男性がRollyに告白みたいなのを吹き込んで、それをカフェのテーブルでふりつきで再生してみたりといったRollyの利用シーン、Rollyのある生活の情景を見せていた。
(このあたりの映像はリークしないのだろうか?それとも発売が始まってから?)

 実はこういった利用シーンというか、生活シーンへの提案を含めた新製品って、最近のソニーには欠けていた気がするけれど、本当はこういう製品をだせることこそがソニーらしさのような気がする。

 思い出してみればDATA EATERとか、AIBOとか、みんなそれぞれにおもしろい提案があって、いろいろおもしろい夢を見させてくれた。外れる製品も多いけれど、大化けして大ヒットする製品もある。

 大企業でありながら、そんなベンチャー企業みたいな危険な賭けをできる懐の大きさみたいなところがソニーの魅力に思えてくる。

 適度につくりこんであるけれど、あまり完成されきっていない当たりもいろいろと夢が膨らんでくるところだ。
 ティーザームービーでは、人間がRollyの真似をして、ダンスをしていたけれど、
 個人的にはRollyを見て、すぐに、こんな遊びがしたくなった:

「フィギュアー・Rolly-ing」:
同じ曲にどんな振り付けをするかで競い合う

「シンクロナイズド・Rolly-ing」:
複数のRollyでシンクロした踊りを踊らせて楽しむ

 たくさんのRollyが置かれている発表パーティー、試すならここしかない!と思い立って、人が減ったスキに2台のRollyを占拠して、こんなシンクロ映像も撮ってみました:

2台とも、まったく同じ動きでも、楽しめるけれど、
できれば、モーションエディターを使って、ちょっとずつ動きを変えたりもしてみたいところ
(クリエイティブなMacユーザーのために、ぜひともモーションエディターのMac版を!)

できれば、10台くらいで、挑戦してみたいなぁ。
OK GO」にRollyの振り付けをしてもらう、なんていうのも楽しいかも。

 これって機能がどうこうという製品じゃないので、これまでのPC媒体やガジェット系媒体の文法では魅力が伝わらないと思う。

 例えば「Rollyには、スピーカー機能と、2輪走行機能などがあり、○種類の動きのパターンがある。机において簡易式スピーカーとして楽しむこともできれば、パソコンを使って動きをプログラミングすることもできる」な〜んて書かれても、この製品を実際に目の前にしたときのワクワク感はぜんぜん伝わってこない。
 iPodとかもそうだったけれど、実はRollyって、今のメディアのメディア力を試す試金石なのかも知れない。


さて、Rollyで気になるのは、明日から発売される
初期ロットがどれくらいしっかりしているのかと、
十分な供給があるのか。

バグとか問題とかがあるかは、まだわからないけれど(パーティーでしかいじっていないし)
細かな動きの作り込みは、かなり気に入りました。

あまりWebで話題になっていないけれど(なっている?)
Rollyは立てて使う事もできるんだけれど、その際に、上側のスピーカーがパカって開くのだけれど、その開き方の感じがなんだかものすごく気に入ってしまった。

明日からの発売開始で、十分な量を用意できたら、iPod touchを買おうと4万円を持って、大型量販店に行った人達のハートも、もしかしたらつかめるかも。

iPodとRollyは、ぜんぜん別ジャンルの製品だけれど、iPot touchとRollyは、価格もほぼ一緒だし、早く入手して宴会やパーティーに持っていけば、たちまち人気者間違いなしの必携アイテムという点ではしばらく競合がつづきそうな気がしてならない。

 もっとも、営業妨害をするつもりはないが、あえて1つだけ、不満に感じたことを言わせてもらえば、製品の正面に「SONY」って会社名のロゴを印刷するのは無しだよなぁ。あの発想はダサ過ぎ。あれが購入者がオーダー時に発注した名前ならまだOKだったんだけれど。Rollyを真っ先に買った人は、まずは「SONY」ロゴの消し方のtipsとか、あの上に貼るとカッコいいシールを教えて欲しい。



Created with Admarket's flickrSLiDR.

さて、あなたはこの秋のガジェット、どっちを買いますか?


Rolly
or
iPod touch

ちなみにRollyの本当のライバルは、こちらかも...

なんと4色のカラーバリエーションが用意されていて、値段も手頃。
さすがに大人気で、執筆時点では既に売り切れ。

追記:
この記事を掲載してから気がついたけれど、いつの間にかYouTubeに掲載されているプロモーション動画がかなり増えているみたいだ!それも生活シーンを見せたものばかり。
ここいらへん:

なんか、今回のマーケティング、やたらと気合い入っているなぁ(笑)

9月 28, 2007 iPod | | コメント (3) | トラックバック (1)

2007.09.06

iPhoneキラーはアップル自身から、iPod Touch登場!

【UPDATE/こちらも参照:iPhoneキラーではなかった、iPod touch

Snapz_pro_x001

6月29日の発売から、常に注目を集め続けてきたiPhone。
しかし、そのiPhoneに強力なライバルが現れた。
なんと、アップル自身からの発表である。

今月、アップル社は新型iPod、iPod Touchを発売する。

そして、ついに日本でも、マルチタッチのiPod操作を誰でも楽しめるようになる。

この発表で、iPhoneがかすむことはないが、
iPhoneキラーを標榜していたライバル達は一気にかすんでしまった。

iPod Touchは、外観はiPhoneそっくりながら、8mm薄く仕上がっている。
カメラ機能はなくなり、代わりにカメラの位置に無線LANのアンテナが内蔵されている。
当然、Safari、YouTubeなどのアプリケーションも搭載している。

画面のインターフェースや操作方法などはiPhoneそっくり。
実質、iPhoneから通話機能とSMS機能、カメラとGoogle Map機能を除いたような印象だ。


 でも、実はカメラとGoogle Mapのできがいいので、iPhoneユーザーもiPhoneユーザーで、
 それなりに優位性が保てる。
 実際、ちょうどブログに書こうと思っていたが(時間がないので今は書かないが、
 iPhoneのGoogle Mapはかなりズバ抜けて凄い。

カメラ機能やGoogle Mapが不要という人は、iPod Touchでも十分楽しめるだろう。

 しかも、このiPod Touchから、iTunes Music Storeの楽曲を、iPod単体でそのまま購入する機能が追加される(iPhoneにも同様の機能が追加される)。

 おもしろいキャンペーンも始まった。

 Starbucksのコーヒーショップに行くと、iPod touch(やiPhone)にStarbucksのアイコンが現れ、Starbucksの音楽を購入できるようになる。

 Starbucksの音楽コンピレーションといえば、筆者が大好きだった「Hear Music」が編纂している。

これまで日本などの、米国外マーケットでは、「iPhoneが欲しい」という飢餓感がかなりあおられていたので、今月、iPod Touchが発売になった暁には、当分、売り切れ状態が続くんじゃないだろうか。

iPod touchといえば、iPodの生みの親、Stan Ng自らが登場する、こちらのビデオも注目!

 講演の最後、One more thingで「iPod Touch」が発表されたことで、すっかり霞んでしまったのはiPhoneのライバル製品だけではない。

 講演の前半30分で発表された新iPod shuffle、iPod nanoそしてiPod改めiPod Classicもそうだ。
(そして講演の冒頭で紹介された、iPhoneの着メロに楽曲を使う場合は、購入した曲に対してさらに99セント余計に支払う、という、ちょっと「?」な仕組みも霞んでしまった。これせめて49セントくらいなら納得いったのに。まあ、高音質版販売による実質値上げと同様、音楽業界から、もっと高く売って欲しい、というつきあげが厳しいのかも知れない)

Safari002


 でも、カバーフローをホイールで動かす新iPod nano/iPod Classicも、価格や大きさを考えるとかなり魅力的な製品に思えてしまう。

 既存のiPodとのヘッドホンや周辺機器との互換性もこちらの方が高そうだ。

 「The Beat Goes On」ーーアップルは常に前進しているなぁ。
 この最新製品の比較ができるスペックシートも、ただの表ではなく、進化しているし(マウスオーバーしてみるとわかります)。

 それにしても今回の基調講演では最後まで触れられなかったが気になっているのが、新iPod nano/ClassicそしてTouchの搭載OSだ。

 噂によれば、iPodのOSもOS Xになるという話。

 いずれの製品もこれだけ魅力的にしあがっていれば、半年後にはiPodとiPhone効果で、OS Xプラットフォームの出荷台数はかなりの数に上っていそうだが、果たしてどうなのだろう。

 このブログ記事は講演が終わったばかりの午前3時15分頃書いている。

 おそらく、今から1時間ほど待てば、アップル社公式サイトも更新され、OSなどの詳細情報も表示されるのだろうけれど、明日は朝が早いので私はここいらへんで寝ることにします。

 そうそう、ジョブズによるiPod touchのデモでも紹介されていたけれど、今やアメリカではfacebookというSNSが爆発的勢いで人気を集めています。
 これまでのようなクローズ度なSNSではなく、APIを公開した半オープンなSNSを目指しているのが人気の秘密。
 最近、このfacebookがiPhone対応版を発表したため、スティーブ・ジョブズによるiPod Touchのデモでもそれが紹介されたのだけれど、伊藤穰一さんをはじめIT業界の先見の明のある方々も、今、一番はまっているサービスです。
 facebookだけではないけれど、ここいらへんの米国SNS最新事情は、今週、金曜日掲載のascii.jpの連載、マイクロトレンドにて紹介する予定です(今日中に校正を返さなければ、延びるかも知れませんが...)

 そうそう、今回のApple Special Eventでこそ、iTunes StoreでBeatlesの楽曲の提供開始を発表するんじゃないかと期待していたんだけれど、どうやら少なくともSpecial Eventではその発表はなかったみたいですね....残念。


そうそう、iPod Touchの国内発売開始時期だけれど、私は9月29日頃じゃないかとにらんでいます。
なぜかって?これだけ行列が期待できる製品は、土曜日に発表して多くの人に行列してもらった方が絵になるからです!(笑)。
 もし、本当にそうなったら9月29日は、Apple Store Ginzaで会いましょう。
 40の大台にのった直後の私がお迎えします(苦笑)


なお、しばらくは、売り切れ状態が続きそうなiPod Touch。
より堅実に買いたい方は、今すぐApple Online Storeから!
(どうやらオンラインならではのiPod下取りサービスも始めたみたいです)

Apple Store(Japan)


9月 6, 2007 iPod | | コメント (5) | トラックバック (6)

2007.07.07

iPhone一色の一週間

今週はiPhone一色の一週間でした。
書く原稿もiPhoneについてなら、打ち合わせもiPhoneについて、人と会ってもiPhoneのデモに終始し、移動中もiPhone三昧。
そんなわけで、こんな映像をつくってみました。

画面が斜めになっていますが、これでも3テイク目。

ブログを長続きさせるためにも、
あまり時間をかけずにしあげたいので、これで許してください(笑)
(仕事の場合は、もう少しだけマジメにつくります)

メディアの方に限らず、ソフトウェアエンジニアの方や学生の方にも
早くから試してみて欲しいのですが、スケジュールの調整がうまくいかないかもしれません。
ご了承ください。

なお、今日はiPhoneの大先輩とも言えるアップル社の往年のPDA、Newtonの世界会議、「Worldwide Newton Conference」にお邪魔しました。
070707_1627~0001.jpg
2日間のイベントで、明日(7月8日の日曜日)も伺う予定です。
Newton OSをWindows上で動作させるEinsteinプロジェクトのデモも行なわれる予定の注目イベントです。

Newton好きの人は、明日だけでもダメもとで足を運んでみるといいかもしれません。

このWorldwide Newton Conference、第1回目はパリで行なわれたのですが、実は私はそちらにも行ったことがあり、ぜひ行こうと張り切っていたのですが、iPhone騒ぎで今日は最後の30分しかいられませんでした。明日は、もう少しだけ長くいようと思っております。WWNC参加者の皆さん、よろしくお願いします!

そうそう、最後に少し宣伝。

これまでに書いたWeb上の原稿:
ascii.jp:
なぜiPhoneは人々を熱狂させるのか?(前編)
なぜiPhoneは人々を熱狂させるのか?(中編)
なぜiPhoneは人々を熱狂させるのか?(後編):coming soon

ITmedia:
記事1:coming soon
記事2:coming soon

MacTopia:
iPhoneは、アップルらしさの集大成
07/07/20以降はこちら

雑誌記事:
TBD


P.S.実は近々、このメソッドを使って講演をしようと思っているのですが、時期が少し先なので、このままだと誰かに先を越されてしまうかもしれない。とりあえずその前に実験的につくってしまえ、とこの記事を書いてしまいました。でも、スライドの内容は本心だし、メールアドレスも本物です(ただし、もともとメール受信数の多いアドレスなので、たまに見落とします。返事がなかった場合は、しつこくメールしてください。○○○○.comのアドレスを知っている方は、そちらに連絡をください。あるいはSkype: nobihayaでもOkです/Skypeの場合は、できれば、テキストチャットで!)。

7月 7, 2007 iPod | | コメント (0) | トラックバック (2)

2007.06.06

レッチリ、ドームに続いてiTunes Sotre Japanに上陸

Itunes001_1

6月6日、3月からの延期で行なわれた東京ドーム公演を4万人の観客で埋め、17曲熱唱で湧かせたレッドホットチリペッパーズ。
今晩の公演に先駆け、なんとiTunes Storeにも登場した:

ワーナーミュージック・ジャパンの楽曲が日本のiTunes Storeで購入可能に

絢香、コブクロ、リップスライム、リンキン・パーク、マドンナ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなど、邦楽と洋楽のトップアーティストがiTunesに登場

先週のiTunes UでのDRMフリー音楽の発表や、
「iPod課金問題」に対しての意見提出など、最近、Macの発表だけでなく、iTunesまわりの動きも活発化している。

林檎の歌:
アップルが「文化庁は著作権行政から手を引け」と主張

CNet Japan:
アップル、文化庁を激しく非難--「私的録音録画補償金制度は即時撤廃すべき」

Engadget Japanese: アップル激怒、文化庁には著作権行政の資格無し

実はこの話題、書きたかったが、札幌出張でタイミングを逃していた。

普通のやり方でいたら、ニッチもサッチも動かないところを、一気に問題の核心に正論で切り込みを書けた形。日本の音楽業界の問題を根本治療しようとするこのアクションは、(情けないことながら)アップルにしか起こせないものだ。

世の中のしくみは、いろいろと前提が積もり積もっておかしくなってくるところがある。

 例えばアーティスト達が成功する上で、最初のうちはレーベルや著作権団体といったインフラも必要だった側面もあるのかもしれない。

 とはいえ、音楽ビジネスの肝はコンテンツ−−つまり音楽そのもの−−であって、インフラの部分が、そのコンテンツを支配するようになっては本末転倒だ。

 世の中は、技術も、風潮も、構造も常に進化をつづけているので、時にはそれまでの前提をとっぱらって何が最適なのかを考え直す必要がある。

 これは何にもいえることで、例えば建物にしても(工法とかにもよるのかもしれないが)改築の積み重ねだけでは限界があり、ある程度、老朽化が進んだら建て直す必要が出てくる。
 パソコンの基盤のOSもそうで、旧Mac OSは2001年に、それまでの前提に縛られない、まったく異なるベースを持つMac OS Xに入れ替わったことで活力を得た。

 個人でも世界に向けての発信が可能になった今日のコンテンツビジネスでは、本来の焦点であるはずのコンテンツクリエイターを中心に、音楽業界や映像業界を再構築した方がいいのではないか。
 放送業界も、今は放送ライセンスありきで、ビジネスがつくられているが、今日の秩序の元につくれば、まずは映像コンテンツ制作者がいて、その周りを放送インフラを持つ会社や、IPTVの会社、携帯電話向け放送の会社といったものが取り囲むといった形の方が健全なビジネスが生まれる気がする。
 実際、米国の主流な企業は新会社を設立して新しい枠組みの模索を真剣に始めている。

 アップルの意見書提出は、その内容に同意するにせよ、しないにせよ、我々にこうしたことをもう1度、考える重要なきっかけを与えてくれた。
 まさに黒船来航である。

 このニュースについて、もう1つ言うべきことがあるとすれば、この事実を真っ先に発見し、伝えたのが(筆者の知る限りでは)、大手のニュースメディアではなく、「林檎と鼬とオペラとバレエ好きの日記:林檎の歌」というブログだったことで、大手の新聞社などは、まだこのニュースを取り上げていない。

 このあたりも、もうひとつ別のビッグバンの芽生えのようなものを感じさせる一面だ。


 さて、冒頭で紹介したRed Hot Chilli Peppers、米国では音楽ビデオの方もたくさん販売されているのだが、どうやら日本のApple Storeでは、こちらはまだらしい。

 日本のアップル社とアイチューンズ株式会社には、ひきつづきKeep up the good workをして欲しい!

と思ったら、Dani Californiaだけありました。今後も増えることを期待!
 iTunes Store(Japan)

6月 6, 2007 Audio Visual, copy-right or wrong!?, iPod, ニュース, 音楽 | | コメント (0) | トラックバック (13)

2007.01.30

iPod shuffleも5色に

Shuffle

iPod mini、iPod nanoに続いて、
ついにiPod shuffleも5色のカラフルな展開が始まりました。

キャッチは「Put some color on」

アップルのワールドワイドiPodプロダクトマーケティング担当バイスプレジデント、グレッグ・ジョズウィアック曰く
iPod shuffleは世界で最もウェアラブルなデジタルミュージックプレーヤー
です。音楽ファンは、これからは5つの鮮やかな色から好きなものをお選びい
ただけます。もちろん5色全部揃えるのもいいでしょう。」

確かに、この価格なら5色揃えて、それぞれに違うジャンルの曲をいれてもいいかもしれませんね。


0701shuffle_fam

1月 30, 2007 iPod | | コメント (0) | トラックバック (5)

2007.01.08

自分専用ラジオ局

今、サンフランシスコに向かう飛行機の中で、これを書いています(ectoにしようかとも思ったけれど、普通のテキストエディタに)。
 最近、飛行機に乗る時に必ずやっているお勧めtips...っていうほどでもないけれど...
 飛行機とかに長時間乗っているときこそ、たまっているPodcastをじっくり聴きたいもの。

 iPodでPodcastを再生して困るのは、普通にPodcastメニューで項目を選ぶと1エピソード再生が終わるごとに再生が止まってしまうこと。
 そこで、エピソード一覧を見て、気に入りそうなエピソードをピックアップして、ボタンを長押し。そう、iPod単体でつくれる「On-The-Go」プレイリストに登録する。
 ここで同じPodcastを連続して聞いていると飽きるので、1〜2曲お気に入りの曲をいれる。
 そしたらまた別のPodcastを選択。

 こうやってPodcast:音楽=1:2〜3くらいの比率でミックスしてOn-The-Goプレイリストをつくると、結構、飽きなくて楽しい。
 もしかして他にもやっている人います?

 ちなみに私が選択しているのは「Learn French by Podcast」、「Francais Facil(日本語タイトル:フランス語でリスニング)」、「伊藤洋一のビジネストレンド」あたり。
 これでフランス語とフレンチポップス聴きながら畿内テレビでボルドーワインの番組なんか見ちゃったもんだから、心はサンフランシスコというより、ややフランスモード。
 まあ、ほかやんさんの家でも訪問すれば、すっかりサンフランモードに切り替わることでしょう。
 そういえばSF MoMAは、今、何やっているんだろう。


なお、上では映画は仕事が一段落した帰りの飛行機でと思っていたのだが、ついつい「UDON」見てしまった。今年は絶対に香川県/直島行くのが目標だな。とりあえず今月は無理なので、帰国したら真っ先に広尾の丸亀製麺所に行こう。

1月 8, 2007 iPod | | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.11.14

車の次は飛行機!?どこまで広がるiPodエコノミー

今日、ワイヤレス関係の取材と懇親会に奔走して、帰宅するとアップルからこんなリリースが届いていました。
アップル、エールフランス、コンチネンタル、デルタ、エミレーツ、KLM、
ユナイテッドの各航空会社と協力し、機内でのiPod接続サービスに対応

これから、上記航空会社では機内でiPodに充電しながら、ビデオiPodのコンテンツをシートバックのディスプレイで楽しめるようになるとのこと。
最近、飛行機に乗っても、エアライン側が用意された映画ではなく、自分のiPodに入っている映像コンテンツを見ることが増えた私的には非常にうれしいニュース。

 iTunes Music Storeを通した映像コンテンツの販売が、まだほとんど立ち上がっていない日本では、あまり実感が湧かないかもしれない。でも、コンテンツを持っている会社が、ちゃんとどこに勢いがあるかを自分の頭で考えて認識し、その勢いを活かしてビジネスを行っている米国では、コンテンツ側とビューアー(つまりiPod)側の双方から勢いを加速させようとしている米国では、ものすごくおもしろいことになりつつあるんだな、と改めて実感させられるニュースでした(映像Podcastよりも、ワンセグなんていっている日本では、こうやってユーザーの利便性とコンテンツ事業者のビジネス展開が同じ方向で揃うのは、まだ数年先なんだろうなと思うと、ガッカリしてしまいます)。

 いずれにしても、これからiPodにはFUEL FOR TRAVEL型の展開をどんどん進めてもらって、少なくとも米国から日本への帰国便ではLOSTや24の最新エピソードが楽しめるような地盤をつくって欲しいところ。

すみません。睡眠時間2時間なところに加えて、かなりアルコールを摂取してしまったので、詳しい説明をハショって書いてしまいました。

11月 14, 2006 iPod | | コメント (2) | トラックバック (2)

2006.09.25

飛行場で売っているiPod

欧米の飛行場ではよくiPodを売っているのを見かけます。
サンフランシスコ国際空港(SFO)を含むいくつかの空港では、自動販売機で売っています。

光りが反射してちょっと見づらいですが...
zoom traveler@sfo

アムステルダムのスキポール空港では、搭乗ゲート横の「Last Minute Shop」。
つまり、飛行機に飛び乗る前の最後の買い物のチャンスを提供するお店で売っていました:
P1060146.JPG
P1060148.JPG

でも、これって...

前から疑問だったんですが、これって買う人いるんでしょうか?

それに万が一、買ったとして、その後、どうするんでしょうね?

iPodはご存知の通り、パソコンとつないでiTunesで同期して初めて役に立ちます。

まあ、既にiTunesを使っている人なら、機内でパッケージに同梱のUSBケーブルを出して同期をして、音楽を聴くということができるだろうけれど、自販機に置きっぱなしのiPodに、それほど大したバッテリー容量が残っているのか疑問。

そして万が一、iTunesを使っていない人だと、機内でWindows Mediaとかの曲をAACに変換、インポートしてそこから同期!?

いや、パソコンを持っていたらまだいい。

自販機を見て、「お、これがあのiPodか。そうだな機内で退屈するのもいやだから一つ買ってみるか」なんてiPodを知らずに買っちゃう人はいないのか、人ごとながら心配になってしまう。
機内で喜んで箱を開けて、言語を選んで、そこでピリオド!?


Last Minute Shopでも「これはパソコンを持っていないと使えないですよ」とちゃんと教えているかは疑問だし。


実際にそういう失敗をした人がいたのでしょうか?
先月、サンフランシスコにいった時にはiPod自販機をつくっているZoom社の別の自販機でAudio Bookを売っていたんだけれど、こちらはオーディオブック再生専用ハード+ヘッドホン付きで、買ってすぐ使える仕様になっていました。

zoom traveler@sfo
zoom traveler@sfo

やはり、飛行場ではiPodを単体で売るよりも、こっちの方が親切だよなぁ。

あと、スキポール空港で見かけた、こちらのサービスもなかなかいいと思った。
FUEL FOR TRAVEL:
FUEL FOR TRAVEL

飛行場で飛行機に搭乗する人のための燃料として音楽を売っているサービス
Audio Bookや地図情報なども売っているようで、Samsung、Creative、HP、Nokia社製の音楽プレーヤーやUMPC、PDA、携帯電話など...

iPodはその仕組み上、今のところこういう展開できないのが残念。
でも、iPod用マイクとかがでていることだし、実はやろうと思えばできるのかも?
(マイクで録音したものはちゃんとiTunesにもSync backされるし)。

こういう展開ができると、朝駅のキオスクでその日、発売の新曲を買ったりとか、そういう展開もみえてきそうなんだけれど...


P.S.Zoom社のiPod自動販売機、iPod以上に疑問なのが「いったいAirPort Express(日本名:AirMac Express)をどこでどう使えというのか?」という点ですが。まあ、これはおそらく飛行場だしシャレなんじゃないかと...!?

9月 25, 2006 iPod | | コメント (5) | トラックバック (0)

2006.07.09

ウィンブルドンの名試合はiTunesで

今年のウィンブルドンも残すは2試合のみ。
日本時間の夜10時開始。
この大会、アガシ最後のウィンブルドンを戦ったラファエル・ナダルとロジャー・フェデラーによる男子シングル決勝戦。
そしてもう1つが、女子ダブルスの決勝戦(例年のチャンピオン、杉山愛は今年は早々と敗退。その分、シングルで頑張ったが実らず)。

ところで、久々にUSのiTunes Music Storeを覗いてビックリ。
「TV Show」のコーナーで、これまでWimbledonで行われたテニス史に残る名試合が4.99ドルで売られていました。
楽しそうだよなぁ。アメリカのiTunes Music Store!

日本でもiTunes/iPodはそれなりに人気がありますが、最近、米国と比べるとシェアもやや下がり気味。
でも、それってiTunes/iPod本来の楽しさーーiTunes Music Storeのコンテンツの充実ぶりーーを押さえつけられた上での評価で、果たしてそれって本当にユーザーにとってメリットがあることなのか、と疑問に思ってしまう。
 日本のiTunes Music Storeのコンテンツが少ないのは、何もレーベルが協力的でないというだけでなく、iTunes K.K.の不手際(人手不足や日本の業界に精通している人が少ない)ということも聞く。

 でも、音楽レーベルの側にも、せっかく大きな可能性があるもの、勢いがあるものをのばして、業界全体を栄えさせよう、という姿勢がなく、なんとか関係の近い会社のサービスを成功させよう、という方に目がいってしまっている気がする。一方、テレビコンテンツを持っている会社は、「これからはワンセグ」という自己暗示にがんじがらめになっていて、やはり「もしかしたらチャンスになるかもしれない」ものが見えていない気がします。

ユーザーとしては残念な限り。

7月 9, 2006 iPod | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.06.06

「iPod U2 Special Edition」ではっきりしたアップルの変化

Ipodu220060606
最近、iPod関係のニュースがないと思っていたら、突然、発表されましたね、
iPodのSpecial Edition−−ただし、今回もU2 Special Editionのようです。

「2006年6月6日、アップルは本日、アップルとU2そしてUniversal Music
Group (UMG) との継続的なパートナーシップの一環として、新しいiPod U2
Special Edition(アイポッドユーツー・スペシャルエディション)を発表」

ということで「第5世代の30GBのiPodをベースとしており、最
大7,500曲分の音楽、最大25,000枚分の写真、最大75時間分の動画を保存で
き、オールブラックのステンレススティールの筐体に、赤のクリックホイー
ル、そしてU2のバンドメンバーのサインのカスタム刻印を特徴」。

38,800円ということなので、通常の30GB版(ビデオ)iPod+4000円で、30分相当のビデオコンテンツがついてくる、ということ...

それにしても前回のMacBookにつづき、これからは日本時間の夜9時半頃(カリフォルニア時間の午前5時半、ニューヨーク時間の8時半)に突然リリースで発表、というのがパターンになりそうですね。

この方法の強みは、日本よりも先行してアメリカで発売できること。
これまでのアップルはグローバル戦略、世界同時発表にこだわってきたため、初代Macの発表会以来、日本の方がアメリカよりも十数時間先行して発表/発売となることが多かった。昔はそれでもよかったけれど、最近ではFlickrなどを通して、先行発売の様子が世界中でリアルタイムで見れるようになったため、米国のユーザーは日本で先に発売されたり、バラされたりしてるレポートを十数時間悔しがりながら見ているしかなかった。
 それが9時半発表メソッドで、アメリカで先行して発売できるようになった。
 これからは日本人がニューヨークからの最初の購入レポートが掲載されてから11時間ほど悔しい思いをすることになりそうですね。



最初のU2 Special EditionのCMで使われたのは、この曲でしたね。私はこのビデオよりもiPodのシルエット広告の方がしっくりきてしまいます:

U2: Vertigo
icon



私事になりますが、カリフォルニアからは昨日帰国しました。
まだ時差ぼけだったり終わっていない仕事が貯まっていますが、しばらくしたらまたブログの更新頻度を上げていこうと思います。


iPodU2

6月 6, 2006 iPod | | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.05.29

Nike+iPod、今わかっていることのまとめ

アップルとナイキのコラボレーション「Nike+iPod Sports Kit」は、ここ数日nobilog2でももっとも注目が高いエントリーとなっています。
そこで、あちらこちらの情報ソースから情報をかき集めて、現時点でわかっていることをまとめてみようと思います。

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(photo Coutesy of Apple Computer, Inc.)

  1. 背景

iPod nanoオーナーはスポーツ指向が強いようで、ユーザーの約半数がワークアウト中にiPod nanoを使っているようです。
その一方でジョギングをするランナーの40%は、「音楽なしでは走れない」と語っているそうです。
そこで生まれたのが「スポーツ × 音楽」=「Nike × Apple」のコラボレーションです。
このコラボレーションはシューズが運動データを発信し、iPod nanoがそれを受け取る、という形で実現します。
ランナーに必要な情報はiPodが発する合成音(男声+女声を選べる)のフィードバックと画面上のフィードバックによって提示されます。
iPodが収集したデータはそのままiTunesに同期/蓄積が可能です。
Nikeでは、さらにランナーの継続的トレーニングをサポートするコミュニティーも用意しています。

2. ギア
この「スポーツ × 音楽」の夢のコラボレーションを享受するには3つのギアが必要です。
1つ目はNike+Shoes
2つ目はiPod nano
そして3つ目は6月後半、米国で29ドルで発売予定の「Nike+iPod Sport Kit」です。

06nikeipodbox(photo Coutesy of Apple Computer, Inc.)

3.しくみ
 「Nike+iPod Sport Kit」の中にはパッケージの左側に描かれている赤い楕円状のものがセンサーです。
 これをNike+Shoesのソウルの部分のくぼみに装着します。
 つづいてiPod nanoのドック端子にレシーバーを装着します。
 これはiPodのドックコネクターからケーブル部分を取り去ったような形状の製品です。
 ちょっと心配なのは、このレシーバーを取り付けなければならないことから、
 ドック端子を使うアクセサリーの併用は難しいかもしれません。iPod nanoはリストバンドで腕に固定することになりそうです。

 センサーがワークアウトデーターを拾うと、それはiPod nanoのレシーバーに無線で送られます。
 iPod nanoは受信した情報を解析し、音声や画像でユーザーに情報を提示します。
 
 箱から出してすぐに使えます。

4.ワークアウト
 設定を行なうと、iPod nanoに「Nike+iPod」というメニューが追加されます。
 このメニューには「Basic」、「Time」、「Distance」、「Calories」、「Settings」、「History」といった項目が並んでいて、
 例えばDistanceを選ぶと1、2、5Km(あるいはマイル)やハーフマラソン、フルマラソンといった項目が選べます。

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 ワークアウトの設定が済むと「真ん中のボタンを押してワークアウトを始めて下さい」というメッセージが表示されます。
 これを行なうと、音楽再生が開始し、iPod nanoの画面のトップにメニュー(例:フルマラソン)、
 その下にシューズのアイコン、現在の距離、ペース、再生中の曲、そしてワークアウトタイムが表示されます。

 ワークアウトを終了すると、日付、時刻、距離、時間、ペース、そして消費カロリーなどが表示され、これが「History」に記録されます。

5.レビュー
 iPod nanoが集計したデータはそのままiTunesにも同期されます。ここでユーザーが希望すれば、同じデーターがnikeplus.comというWebサイトにも転送されます。
 Nikeplus.comでは、それまでのワークアウトデータをグラフで見れたりできます。
 同じNikeplus.comコミュニティー上の他の人とスコアを競い合ったりすることも可能です。

 またアップル社はこの製品の発売にあわせてiTunes Music Storeに「Sport Music」というコーナーをオープンします。

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(photo Coutesy of Apple Computer, Inc.)

コンテンツは以下の4種類:
Continuous Workout Mixes
距離単位あるいは時間単位のワークアウトにあわせ、コーチング、ティップスなどの音声がノンストップミュージックをバックに流れてきます。
Sport iMixes
ワークアウト用にプロが選んだ特別ミュージックコレクション
Athlete Inspirations
トップアスリートが選択したプレイリスト
Video and Audio Podcasts
スポーツ関係のPodcastチャンネル

 スポーツ×iPodという新しいライフスタイルに音楽業界も巻き込もうという意気込みを感じます。
 (こうやって次々と新しい世界を斬り開いていくiTunes Music Storeで自分の曲を売ることができないミュージシャンは本当にかわいそうだと思います。)

6.不明なポイント
 まず気になるのが日本での発売予定です。
 今のところ日本語メニューがあるかなどの情報は確認できていません。

 Nike+iPodメニューには「Power Music」という項目があるのですが、これが何かは今のところ(私には)不明です。

 私もジョギングしようかとは考えていたのですが、この製品はとてもいいきかっけになりそう。
 でも、前のエントリーに「日本の交通事情を考えると、音楽を聴きながら走るのが果たして本当にいいのか」という意見ももらいました。
 確かにその通り。実質的に近くの大きな公園を走ることになるのかな?

 MacBook発表前に、MacBook正式発表直後にも「何か大きな発表がありそう」と書きましたが、どうやらこれのことだったみたいですね。

 この発表のおかげで、当面はiPod nanoは健在のようです。容量が増えることは十分考えられますが。
 そろそろiPod shuffleはnanoに吸収されてしまうのかな?

私のワークアウトミュージック(予定): Ra!)l Mid!)n - Blue Note Trip 5: Scrambled / Mashed - State of Mind Blue Note Trip 5: Scrambled / Mashed - State of Mind

アップル社が同製品のデモに使っているワークアウトミュージック: Black Eyed Peas - iTunes Originals - Black Eyed Peas - Let's Get It Started (iTunes Originals Version)Black Eyed Peas - Let's Get It Started


関連リンク:
アップル社公式サイト

5月 29, 2006 iPod, スポーツ | | コメント (4) | トラックバック (0)

2006.05.24

Apple x Nike = Sport Kit

Safari016

mixiにて、マイミクの梔子ののりのりさんに教えてもらったのですが、
ナイキとアップルのコラボレーションによるNike+iPod Sport Kitが発表されました。

新しいNike+Air Zoom Moireは、iPodと通信できるように設計された初めてのフットウェア。
キットには、フットウェアの内部に取り付けるセンサーとiPodに取り付けるレシーバーが含まれていて、Nike+のフットウェアをNike+iPod Sport Kitを使ってiPod nanoに接続すると、時間、距離、消費カロリー、そしてペースといった情報がiPodに保存され、スクリーンに表示されます。またヘッドフォンを通じてリアルタイムで音声によるフィードバックを聞くこともできるという。

リンク: Apple - Nike iPod.

Safari015iPodは、これまでにもさまざまな新しい文化を生んできた。
そうしたiPodの生態系の中でも、スポーツ系iPod利用者は、確実に大きな位置を占めていた。

iPod nanoは、そうしたスポーツ系iPodユーザーの意見を色濃く反映した製品だったが、今回のNike+iPodは、それをさらに一歩推し進めた製品だろう。

スティーブ・ジョブズはこう語っているそうだ。
「アップルはナイキと協力し、音楽とスポーツを新たな次元に引き上げるべく努めてまいります。その成果は、ワークアウト中のあらゆるステップにおいてパーソナルコーチやトレーニングパートナーがモチベーションを高めてくれるものになったと確信しています。」

ナイキCEO(最高経営責任者)のマーク・パーカーとアップルのCEO、スティーブ・ジョブズは、同製品をニューヨークのイベントで発表。
イベント会場には、ツール・ド・フランスを7回制したランス・アームストロング氏やアテネ・オリンピックで野口みずきと競り合ったポーラ・ラドクリフも参加。

アームストロング氏は、「時間と距離そして消費カロリーのデータを組み合わせてフィットネスランナー、ハイレベルアスリートともに活用できるようになれば、これまでのワークアウトの概念とまったく違うことが実現できます。」と、同製品を支持。ラドクリフは「私は音楽を2つの目的に使います。ジムでワークアウトするときは、よりテンポの速い音楽を聴いて最高の能力を引き出し、大きなレースの前はリラックスするために音楽を聴きます。」とワークアウトにおける音楽の役割を語った。

IPodとスポーツ系ブランドのコラボレーションというと、スノボ・ジャケットのBURTONの例を思い出すが、今度はNIKE。

ジョブズはアップル社に復帰直後のMACWORLD EXPO '97の基調講演で、アップルの重要な資産としてMac OSとアップルブランドをあげた。
専門家に、世界を代表するブランドをあげろといわれれば、コカコーラ、ナイキ、ディズニー、そしてアップルは、皆のリストの中にあるだろうと語っていた{今、出掛ける前で講演内容再確認していません/記憶からです}。

ジョブズは既にディズニーとは密な関係を保っている。
すると次はコカコーラとのコラボレーションもあるのだろうか ;-)
でも、ジョブズの健康志向を考えるとそれはないかな...

なお、Nike+iPodの詳細が発表されるのは、まだ少し先だけれどiPod nanoは今からでも買えます。これからはスポーツ好きの人はiPod nanoなのかな?

しかし、ドック端子につなげてつかうとなるとiPod nano Lanyardインイヤー式ヘッドフォンが使えるかどうかは不明ですね(はっきりするまで買わないでください!)。以下はあくまでも参考資料の画像です:

iPod nanoを持っていない人、こちらは買ってもOKです:

5月 24, 2006 iPod | | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.05.22

デジタル音楽業界、これからは連携が鍵!?

デジタル音楽業界が一気に動き始めた。

今日、auは待望のウォークマン携帯電話を発表:

ソフトバンクモバイル(旧ボーダーフォン)とアップル社はiPod携帯電話を開発中と噂されているが(ソフトバンクは噂を否定)、こちらは既に製品を発売中だ。auは最近、特に音楽サービスに力を入れており、それまで携帯電話でしか曲を聴けなかった「着うたフル」のサービスから、携帯電話とWindowsパソコンのどちらでも曲が聴ける、よりオープンなサービス、「LISMO」を始めていて評判がいい。
 サービス、ソフトの順で充実を図ってきたauの音楽サービスに対し、W42Sがハードの面からサポートを行なう、といった感じだろうか。

 一方、これとはまったく離れたところで、mixiがiTunesのプレイリストを公開/共有できる「mixiミュージック」というサービスを始めた、というニュースも入ってきた。

 
mixiは、このサービスの提供で「新しい発見や、思わぬ共通点でさらに交流が深まることもあるでしょう」と語っている。
 これまで音楽系コミュニティーサイトといえば、英Last.fmや、レコミュニPLAYLOGをはじめいくつかあったが、Last.fm以外はどれもパっとしない状況だった。そこにSNS最大手のmixiが、突如、こうしたサービスに乗り出したのは興味深いところだ。

 iTunesといえば、実は先週も同様の動きを見せている。

ロサンジェルスとニューヨークのラジオ局のWebページが、iTunes Music Storeとの連携を強めた、というニュースだ。
iTunes/iPod陣営は、まずiTunesというソフトから始まり、つづいてiPodというハード、そして今やサービスの拡充に力を入れている、といった感じだろうか[*1]。

(1)ラジオで局を聴く→(2)気に入った曲を調べる→(3)そのままオンラインで購入
というのは、非常にシームレスかつ自然な流れだが、これは何も先のラジオ局が発明したものではない。

auが発売しているEZ FM対応の携帯電話では、とうの昔からできていたことだ。
interFMの番組出演時に、auの携帯電話を見ていると楽しい。
DJが状況を見て、適当な曲を選び放送する。
すると担当の女性が、今、流した曲が何かを確認し、パソコン端末にその曲名を打ち込む。
その直後、au携帯電話のEZ FMで『曲名表示」のボタンを押すと、今、まさに入力したばかりの曲名がちゃんと表示されるのだ。

最近、お気に入り携帯電話のW41CAがあまりに軽いので、iPodすら持たず、この携帯電話でFM放送を聴いていることが増えてきた。気に入った曲があると、「曲名表示」で曲名を調べる。
EZ FMには「曲名履歴」という機能があるが、これはいわば気になった曲の一覧、欲しい曲のwishリストというわけだ。
ここで適当な曲を選んで、ボタンを押すとEZ Musicというサイトにつながって、曲を「着うたフル/LISMO」の曲として購入したり、CD購入したりできる。

ただ、「携帯電話で音楽」にはちょっとしたトラウマがある。どうせ、ほんの数曲しか買っていないが、
機種変更をしたときに、古い携帯電話に置き去りになったままの曲があるのだ。
これらの曲の再生にはネットワークに接続して認証を受けつ必要があるのか、古い携帯電話で再生しようと思っても再生できない。
またメディアなどを通して、新しい携帯電話に移そうと思っても、それもできない。
iTunes/iPodと違って融通の利かないところだ。

ちなみに、ラジオから新曲購入の流れはEZ FMが生み出したものかというと、それも怪しい。

実は最近、愛用しているソニーのNetJukeにも同様の機能がある(ただし、今のところ曲名表示ができるのは東京FMだけ)。
anymusicのサービスには、anymusicならではの魅力がある。
例えば話題の新曲を連続試聴する機能がある(モダシンさんのソフトを使えばiTunesでも!?)。

anymusicには、「まるでリビングルームにCDショップがやってきた」かのようなお店を覗く楽しさがある。
iTunes Music Storeは、よくできたデーター集という体裁が強いが、anymusicはもう少し日本のCDショップ的雰囲気のつくりこみが行なわれているような気がして、そこいらへんが楽しい雰囲気をうまくつくりだしている(iTunes Music Store-USは同Japanとちょっと違って、独自セレクションなどが充実している=お店の雰囲気が少しだけある)。

世の中の目は、どうしてもiTunes/iPodばかりを見ているけれど、
気がつくと、auやソニーといった非iTunes/iPod陣営も、真っ向勝負を辞め、独自の強さを活かした、おもしろいサービスを生み出し始めている。

今、それらを使う側のコンシューマーにとって、一番の不幸は、これらのサービスが、個々の